トヨタ車&レクサス車解説
2021年上半期の売れ筋は?コンパクトカー販売台数ランキング
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
コンパクトカーのメリット
日本の狭い道で運転がしやすい
日本の道は欧米に比べて狭く、特に住宅街などに入ると大きな車ではすれ違うこと自体が大変ですが、コンパクトカーの多くは5ナンバーサイズに収められているので、狭い道でもさほど気を使う必要はありません。
燃費が良く経済的
車体が小さいと、車を軽量に仕上げることが可能です。車体が軽ければ排気量の小さなエンジンでも十分な動力性能を発揮できるため、燃費も良くなります。ハイブリッド車であれば、WLTCモードで30km/Lを超える低燃費車もあるほどです。
ファミリーカーにも適している
最近のコンパクトカーでは、車高を比較的高くして室内空間を広げ、5人が余裕を持って乗れるモデルも出てきています。リヤにはハッチバックを採用しており、大きな荷物がある場合は後席を倒すことで積むことができるなど、ファミリーカーとしても役立つ機能が装備されています。
このように、日本で使うのにちょうどいいサイズで経済性も高いうえに、必要な機能がしっかりと盛り込まれていることが、コンパクトカー人気の理由と考えられます。
2021年上半期のコンパクトカー新車販売台数ランキング
それでは、コンパクトカー2021年上半期の販売台数トップ10を見ていきましょう。一般社団法人日本自動車販売協会連合会(自販連)が統計をとっている登録車を調査対象として、2021年1月~6月の販売データから、コンパクトカーをピックアップしました。
コンパクトカーの自動車販売台数ランキング(2021年1月〜6月実績)
順位 | メーカー | 車名 | 販売台数 | 価格(税込) |
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1位 | トヨタ | ヤリス | 11万9,112台 | 139万5,000円〜 |
2位 | トヨタ | ルーミー | 7万7,492台 | 155万6,500円~ |
3位 | 日産 | ノート | 4万6,879台 | 202万9,500円~ |
4位 | ホンダ | フィット | 2万9,686台 | 155万7,600円~ |
5位 | スズキ | ソリオ | 2万7,251台 | 151万5,800円~ |
6位 | トヨタ | アクア | 2万0,119台 | 181万8,300円~ |
7位 | トヨタ | パッソ | 1万8,778台 | 126万5,000円~ |
8位 | マツダ | MAZDA2 | 1万2,750台 | 145万9,150円~ |
9位 | スズキ | スイフト | 1万2,253台 | 137万7,200円~ |
10位 | ダイハツ | トール | 8,289台 | 155万6,500円~ |
※出典:乗用車ブランド通称名別順位 一般社団法人日本自動車販売協会連合会
トヨタが強さを見せ、TOP10のうち4車種がランクインしています。他メーカーではスズキが2車種、ホンダ、日産、マツダ、ダイハツが1車種ずつとなっており、コンパクトカー分野でのトヨタ車の人気の高さがわかります。
トヨタ ヤリス
2020年2月に登場し、これまでの「ヴィッツ」から海外市場共通ネーミングとなったトヨタ「ヤリス」が1位(※)に輝きました。
※コンパクトSUV「ヤリスクロス」なども含んだ販売台数となっています。
ヤリスは、トヨタの新しいプラットフォーム「TNGA」を採用し、軽量・高剛性で低重心なボディを開発。優れた操縦安定性と上質な乗り心地を両立するとともに、ハイブリッド車として世界最高レベルの燃費を誇るなど、低燃費を実現しています。
さらに、最新の先進安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を、一部グレードを除き標準装備するなど最新のコンパクトカーとして充実した内容となっています。
価格(税込) | 139万5,000円〜 |
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トヨタ ルーミー
トヨタ「ルーミー」は全長3,700mm~3,705mmとコンパクトなボディながら室内長は2,180mmと居心地抜群の室内空間を実現しています。室内高も1,355mmと高く、お子様の身長によっては立ったまま着替えをすることも可能です。
幅広いバックドア開口部と低い荷室フロア高により重い荷物も楽に積み降ろしでき、さらにシートアレンジすることで、目的に合わせて柔軟に間取りを変更することができます。
コンパクトでありながら、大きな荷物や自転車まで積み込めるので、日々の送り迎えやお買い物、週末のレジャーまで大活躍するでしょう。
価格(税込) | 155万6,500円~ |
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日産 ノート
日産「ノート」は、2020年12月にフルモデルチェンジを行ったので、ランキング入りしたのは先代モデルまでの販売台数となります。
先代ノートでは、2016年に追加された「e-POWER」が牽引役となり、2017年から2019年のまでの3年連続で暦年国内コンパクトカー販売台数No.1を獲得。「e-POWER」は、発電用のエンジンが搭載されているものの、モーターだけで走行する点が特徴です。
フルモデルチェンジで第2世代へと進化した「e-POWER」。モーターはよりパワフルな発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現しています。また、インバーターは、小型化と軽量化、さらにエンジンの効率も高めたことで、燃費向上につながっています。
価格(税込) | 202万9,500円~ |
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※2020年12月発売モデルの価格
ホンダ フィット
2001年に誕生し、2020年2月には4代目となる新型が登場したホンダ「フィット」は、歴代のフィットが築き上げた広い室内空間・使い勝手の良さなどは継承しつつ、数値では表せない「心地よさ」を提供すべく開発されています。
また、新型フィットは従来のように装備などの違いではなく、ライフスタイルやライフステージに合わせて選択できるタイプを設定。標準の「BASIC」をはじめ、SUV風の「CROSSTAR」や洗練と上質を兼ね備えた「LUXE」などを選ぶことができます。
価格(税込) | 155万7,600円~ |
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スズキ ソリオ
スズキ「ソリオ」は、コンパクトで取り回しの良いボディと広い室内空間、後席両側スライドドアなどが特徴のコンパクトワゴンです。
2020年12月のフルモデルチェンジでは、取り回しの良さは維持しつつ車体サイズを拡大。居住空間に加えて荷室も広くなりました。
「ソリオバンディット」というカスタム系モデルもラインアップされており、同じくカスタムグレードをラインアップするトヨタ「ルーミー」のライバル車といえる存在です。
価格(税込) | 151万5,800円~ |
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トヨタ アクア
トヨタ「アクア」は、2021年7月にフルモデルチェンジを行ったので、ランキング入りしたのは先代モデルまでの販売台数となります。
プリウスに続く、トヨタのハイブリッド専用車の第二弾として「アクア」がデビューしたのは2011年。今もなおランキングに入り続けるほどのロングセラーモデルとなりました。
WLTCモードで29.8km/Lというハイブリッドならではの低燃費もさることながら、2014年12月、2017年6月の二度にわたるマイナーチェンジなどにより、最新車種に決してひけをとらない魅力をキープしていることも人気の理由でしょう。
内外装をよりスポーティにした「GR SPORT」仕様もラインアップされています。
価格(税込) | 181万8,300円~ |
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※先代モデルの価格
トヨタ パッソ
トヨタ「パッソ」は、ダイハツ工業が開発から生産まで一貫して担当したトヨタ「最小」のコンパクトカーです。
エクステリアデザインにもこだわり、シンプルな「X」と洗練された「MODA」の2つのスタイルに加え、カラーはなんと全13色も用意されています。2020年4月には、おしゃれでかわいい特別仕様車 MODA“Charm(チャーム)”も登場しました。
コンパクトなボディで最小回転半径も4.6mと狭い道でも小回りが効くので、都市で乗るにはぴったりでしょう。910kgと軽量なボディも活かし、燃費はWLTCモードで21.0km/Lと優秀です。
価格(税込) | 126万5,000円~ |
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マツダ MAZDA2
従来は「デミオ」の名前で親しまれてきましたが、マツダが車名の統一化を図ったことにより世界共通の「MAZDA2(マツダ・ツー)」として生まれ変わりました。ディーゼルターボエンジン車をラインアップしているのが特徴です。
MAZDA2は「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに開発され、触れて感じる「質感」だけでなく、操縦安定性、乗り心地、静粛性といった、運転して感じる「質感」にもこだわって造り込まれています。
価格(税込) | 145万9,150円~ |
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スズキ スイフト
2004年に発売されたスズキ「スイフト」は、スポーティなデザインや高い走行性能、取り回しのしやすいコンパクトなサイズ、使い勝手の良さなどが特徴です。日本、欧州、インドなど世界158の国・地域で販売されており、世界累計600万台を販売しています(2018年スズキ調べ)。
4代目となる現行のスイフトは、標準車では1.2Lエンジン、1.2Lエンジン+マイルドハイブリッド、1.2L+フルハイブリッドと様々なエンジンが用意されています。1.4Lターボエンジンを搭載し、動力性能とハンドリング性能による走行性能が追求されたスポーツモデル「スイフト・スポーツ」もラインアップされています。
価格(税込) | 137万7,200円~ |
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ダイハツ トール
ダイハツ「トール」は、ダイハツがトヨタにOEM供給している「ルーミー」の兄弟車です。トールとルーミーは、オプション設定などの装備面やコネクティッドサービスの内容などに細かい違いこそありますが、基本的な部分は同一です。
ルーミーと同様に、トールもコンパクトなボディサイズながら、広々とした室内空間、家族の様々な使用シーンにちょうどよいシートアレンジや使い勝手の良さで、様々なシーンでの活躍が期待できます。
ルーミーとトールの販売台数を足しても1位のヤリスにはおよびませんが、ヤリスの販売台数の半数近くがSUVのヤリスクロスであることを考えると、実質的にはコンパクトカーで一番人気の車といってもいいのかもしれません。それほどの魅力が、コンパクトトールワゴンであるルーミーとトールに詰まっているのでしょう。
価格(税込) | 155万6,500円~ |
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コンパクトカー新車販売台数ランキング まとめ
小さなボディに魅力がぎゅっと凝縮されたコンパクトカー、購入を検討されている方も多いと思います。
ただ最近は、コンパクトカーといえども本体価格に諸費用を加えると200万円以上となる場合も少なくありません。
そこで、コンパクトカーを購入検討する方向けに、購入以外にもトヨタのコンパクトカーに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
コンパクトカーとは?
コンパクトカーとは、どんな車なのか。その定義は、それほど厳密ではありません。軽自動車ではない普通車の中で、比較的小さなモデルがコンパクトカーと呼ばれています。エンジン排気量は1Lから1.5L程度で、全長は4m程度が多くを占めます。
普通車は排気量とサイズによって、大きめの「3ナンバー」と小さめの「5ナンバー」に分かれます。軽自動車以外で排気量2,000cc以下、全長4,700mm以下、全幅1,700mm以下、全高2,000mm以下のすべてを満たす車が「5ナンバー」で、コンパクトカーはこれに含まれます。
最小回転半径とは?
コンパクトカーは、車体が小さく小回りが利くため、狭い駐車場や道路でも運転しやすく、初めて車を持つ人や運転に自信の持てない方にもおすすめです。
車の小回り性能を測る指標は「最小回転半径」とよばれ、車のハンドルを最大に切って旋回した時に前輪外側のタイヤの中心が描く軌跡の半径を指します。最小回転半径は、車のカタログに記載されています。
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