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トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ ランクル200をレビュー!走破性や乗り心地をチェック

トヨタの本格派SUVの「ランドクルーザー(200シリーズ=ランクル200)」。トヨタの大型フラッグシップSUVとして半世紀以上の歴史があります。世界的にも高い人気を誇り、日本国内では「ランクル」の愛称で親しまれています。
ランクルはどんな悪路も楽々と突き進む高い悪路走破性を持ちながら、乗り心地はラグジュアリーな高級セダン並みです。堂々たる風格と存在感はまさにトヨタのフラッグシップモデル。今回はランクルを徹底レビューしていきます。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
<この記事の目次>
オフロードでの強靭な走りが魅力のランクル
ランクルの一番の魅力は悪路走破性の高さです。構造面では、丈夫なラダーフレームを採用し、凹凸の激しい悪路でも頑丈なフレームが走行を安定させてくれます。
技術面では、オフロード走行においてトラクションやブレーキを最適に制御し、あらゆる路面状況に適した4WD性能を引き出す「マルチテレインセレクト」、フロント・左右サイド・リヤに搭載した4つのカメラで車両周辺の路面状況が確認できる「マルチテレインモニター(T-Connect SDナビゲーションシステム装着車にメーカーオプション)」などを装備しています。
最上位グレードの「ZX」には、通常走行ではノーマルモード、オフロード走行ではハイモード、乗降時にはローモードと車高が調整でき、走行状態で減衰力を自動制御する「4-Wheel AHC&AVS」を搭載しました。
快適な乗り心地を実現するランクル
ランクルに搭載されるエンジンは4.6L V8エンジンで、最高出力318ps、最大トルク460Nmを発揮。総重量が約3トンもあるランクルですが、パワフルなエンジンによりストレスなく加速させてくれます。
クロールコントロールは、悪路走行をステアリング操作のみで極低速走行を可能にし、ターンアシスト機能がランクルの回頭性を高め、ドライバーの負担を軽減します。
「AX”Gセレクション”」には、市街地などオンロードでの走行安定性とオフロードの走破性の2つを高次元で両立させるサスペンション制御システム「KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)」を搭載。
ランクルはオフロードはもちろん、オンロードでも快適な乗り心地を実現しています。
燃費の向上も忘れないランクル
重量級の大型SUVであるランクルの燃費性能は、WLTCモードで6.7~6.9km/Lです。エンジンをはじめトランスミッションなどに燃費向上の工夫が施されています。
エンジンブロックにはアルミが使用されエンジン自体を軽量化し、Dual VVT-i(吸・排気連続可変バルブタイミング機構)の採用により、低速から高速まで全域にわたりパワフルな走りとともにロスのない安定した燃焼効率を実現しました。
トランスミッションではロックアップ領域を低速域にまで拡大しています。その拡大で燃費向上を期待できるフレックスロックアップ制御が付いたスーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッションを採用し、高次元の低燃費を実現しています。
ランクルの安全機能
ランクルにはトヨタの先進予防安全装備「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準装備されています。
昼間には歩行者も感知する衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」、車線のはみ出しをブザーとディスプレイ表示による警報で知らせる「レーンディパーチャーアラート」、ヘッドランプのハイ/ローを自動で切替える「オートマチックハイビーム」、先行車との追従走行が可能なブレーキ制御付の「レーダークルーズコントロール」の最新安全装備をパッケージング。
さらに充実したSRSエアバッグ(運転席・助手席正面とサイド、運転席の足元、全シートのカーテンシールド)も標準装備(サイドとカーテンシールドはGX除く)することで、高次元の衝突安全性を確保しています。
機能も兼ね備えた上質空間のランクル
ランクルの内装はフラッグシップモデルらしく、高級感あふれる見た目と質感でセダンのような上質な空間を演出。さらにオフロード・オンロードともに快適に走行するため徹底した機能性も追及しています。

ドライバーが主に操作するスイッチ類はステアリングにも配置し、ステアリングから手を離すことなく操作が可能。また走行に関するスイッチ類はシフトノブ周りに集中させ、マルチテレインセレクトなどはダイヤル式を採用し、操作性と視認性が考慮されています。
圧倒的存在感を放つランクルの外装
ランクルの魅力である大きなボディ。そのサイズは全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,880mm(ZXのみ1,870mm)と圧巻です。ボディサイズだけでも存在感がありますが、外装デザインがさらにランクルの圧倒的な存在感を演出しています。
クロムメッキで加飾された大型のフロントグリルと、シャープなデザインのLEDヘッドランプおよびLEDクリアランスランプを組合せたフロントマスクは、トヨタのフラッグシップSUVらしい力強いデザインです。

リヤのデザインはシンプルかつスタイリッシュに仕上げられていますが、大型のリヤコンビーネーションランプと約2mある全幅、そして2m近くある車高により後ろからランクルを見た人は、その大きさに圧倒されるでしょう。
ランクルのグレードと価格
ランクルのグレードは全部で4種類。4.6L V8エンジンや6速オートマチックトランスミッション、そして4WDの駆動方式は共通です。
1番安いエントリーモデルの「GX」は482万6,800円(税込)。シート生地はトリコット、ステアリングはウレタンなど安価な素材となります。またランクルで唯一の5人乗りです。
2番目のグレードの「AX」は、本革ステアリングや18インチアルミホイール、サイドステップなどを標準装備しており、インテリア・エクステリアともにグレードが上がります。
「AX”Gセレクション”」は、シートが本革となり、オンロードでの走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させる「KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)」を搭載する唯一のグレードです。
最上位グレードの「ZX」は、サードシートがセミパワーとなり、走行状態で減衰力を自動制御する「4-Wheel AHC&AVS」と、5つの走行モードが選択できる「ドライブモードセレクト」を搭載しています。
詳しくは、ランドクルーザーの公式ページでご確認ください。
ランクルのレビューまとめ
本格派のSUVが欲しい人にはランクルがおすすめです。購入を検討する上で予算などが気になるという方に、負担なくランクルに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてご紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れる(※)サブスクリプションサービス。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”除く
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOが気になる方は、ぜひ取り扱い車種ラインアップページ(トヨタ車・レクサス車)をチェックしてみてください。納車時期の目途や月額料金を確認することができます。
なお、車を購入する場合の費用とKINTOの初期費用フリープランの場合の費用で比較検討したい方は、支払いプラン別比較ツールで月々の支払額をイメージしてみることをおすすめします。お好みの車種と運転される方の年齢、利用期間を選択するだけで、KINTOの利用と購入(現金一括・銀行自動車ローン)での月々の支払額をシミュレーションすることができます。
KINTOを利用してランクルに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?