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トヨタ GRヤリスの価格は?走行性能やグレード展開を紹介!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
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GRヤリスとは?
トヨタは1973年~1999年までWRC(世界ラリー選手権)に参戦。そして2017年、18年ぶりのWRC復帰をヤリス(日本名:ヴィッツ)で果たしました。
WRCに参戦できるベース車両は市販車とする規定があり、その市販車が最初から高い戦闘力を持っていれば、WRCで活躍できる可能性が高まります。
市販車を改造するのではなく「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたのが「GRヤリス」です。
GRヤリスとヤリスの違いは?
GRヤリス
ヤリス
同じ「ヤリス」というネーミングではありますが、GRヤリスとヤリスにはいくつか違う点があります。
GRヤリス
ヤリス
まず見た目でわかるボディ形状の違いはドアの枚数です。ヤリスは5ドアですが、GRヤリスは3ドアのボディを採用しています。GRヤリスはWRCで戦うことを前提にしているためボディ剛性がより高い3ドア、ヤリスは実用性を重視しているので5ドアとなっています。
他にも、ボディライン、フロントグリル周り、エンジン(RS以外)、安全装備、乗車定員などが異なっており、GRヤリスとヤリスは「似て非なるもの」といえるでしょう。
GRヤリスのグレードと価格
GRヤリスは「RZ」「RC」「RS」という3つのグレードを用意(※RCは競技ベース用)。そしてRZには、「“High performance”」という特別グレードが存在します。
グレード | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
RS | M15A-FKS(1.5L直列3気筒) | Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機) | FF(前輪駆動方式) | 265万円 |
RC | G16E-GTS(1.6L直列3気筒インタークーラーターボ) | iMT(6速マニュアル) | 4WD(スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”) | 330万円 |
RZ | 396万円 | |||
RZ “High performance” | 456万円 |
「RZ“High performance”」「RZ」「RC」
「RZ“High performance”」「RZ」「RC」は、GRヤリス専用の1.6Lの直列3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」、6速マニュアルトランスミッション、そして駆動方式は四輪駆動(4WD)というパッケージが共通。RCは競技ベース用モデルとなり、エアコンなどはメーカーオプションになります。
「RS」はGRヤリス唯一のFFモデル
「RS」は、ヤリスにも搭載されている1.5L直列3気筒エンジン「M15A-FKS」を搭載、10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフト、そして駆動方式は前輪駆動(FF)というパッケージです。
GRヤリスの走行性能
GRヤリスの中でも、圧倒的な走行性能を発揮するのはRZとRCです。RCは競技ベース用モデルなので、ここでは一般的に購入されるであろうRZにフォーカスして紹介します。
搭載されている新1.6Lターボエンジンは、最高出力272psで最大トルク370Nmという圧倒的パワーにより、力強い走りを実現しています。
6速マニュアルトランスミッションの「iMT」は、シフトアップ・ダウン時に自動でエンジン回転数を合わせ、スムーズなシフトチェンジにより安定した走行を可能にしています。
新開発のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」は、シフトレバー前方の「4WDモードスイッチ」で、ドライブスタイル、路面状況に応じて前後のトルク配分をコントロールすることが可能です。
「NORMALモード」はフロント60:リヤ40で、加速時のトルク配分を前輪寄りに制御。 普段使いの走りを軽快に楽しめます。
「SPORTモード」はフロント30:リヤ70。後輪駆動(FR)車のようにリヤのトルク配分を多くすることで、FRのようなきびきびしたハンドリングが楽しめます。
「TRACKモード」はフロント50:リヤ50で、4輪のトラクションを最大限に発揮します。サーキットなどのタイムトライアルに適しています。
GRヤリスの内装
GRヤリスの内装は、ヤリスと基本的な部分は共通ですが、随所にGRらしい演出が施されています。
インパネにはスポーツ走行に必要な情報を集約した専用のスポーツメーター、スポーツ走行時の操作性にこだわったステアリングホイール・アルミペダル、スポーツシートなどを採用しました。
これらの装備は視覚的にドライバーをその気にさせるだけでなく、スポーツ走行に最適化した機能性あふれる装備でもあるのです。
GRヤリスの軽量化ボディ
世界最高峰のWRCに勝つため、GRヤリスは極限まで空力を突き詰めたフォルムを持っています。「軽さ」にこだわり抜くため、エンジンフードや左右ドア、バックドアにはアルミ素材を使用し、ルーフにはカーボン素材パネルを採用することでさらなる軽量化を実現しています。
GRヤリスの安全性能
GRヤリスの安全性能ですが、ヤリスでは標準装備の「Toyota Safety Sense」などの安全装備がGRヤリスでは全グレードにメーカーパッケージオプション(予防安全パッケージ)となります。後付けができないオプションなので気を付けたいところです。コネクティッド機能を提供するDCM(車載通信機)は標準装備されています。
GRヤリスの燃費
GRヤリスの燃費の良さはどのくらいなのでしょうか。RSモデルの燃費性能を知るために、ヤリスと比較してみました。
ヤリスの1.5L直列3気筒エンジン搭載車(CVT)の燃費性能は、WLTCモードで21.4〜21.6km/L。ヤリスに採用されているものと同じ1.5L直列3気筒エンジン「M15A-FKS」を搭載したGRヤリス「RS」は、WLTCモードで18.2km/L。
このようにGRヤリスのRSモデルは、スポーツ走行を十分に楽しめるとともに、優れた燃費性能を実現しています。
GRヤリスまとめ
待望のGRヤリスは2020年9月4日に発売。専用の工場で一台一台が手作りされる特別な車です。
また、2021年6月7日に、KINTO専用車「GRヤリス“モリゾウセレクション”」もデビューしました。
GRヤリス“モリゾウセレクション”では、技術革新にあわせて最新のソフトウェアをその都度アップデートしていくことで、「走る」「曲がる」「止まる」といったクルマの基本性能を最適化。
またドライバーの運転データの分析結果をもとに、ソフトウェアをパーソナライズし、よりよい運転方法の提案・運転スキル向上をサポートすることで「進化」をタイムリーに反映します。
KINTOについて
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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