トヨタ車&レクサス車解説
衝撃のデビューから約6年…GRヤリス「進化の歩み」をおさらい
2020年1月にGRヤリスが衝撃の登場を果たしてからまもなく6年が経とうとしています。この間、モータースポーツの現場から寄せられたフィードバックをもとに、毎年のように多岐にわたる改良が加えられ、また多くの特別仕様車も登場しています。
これまでGRヤリスがどのような進化を遂げてきたかを改めて振り返ってみましょう!
<この記事の目次>
- 2020年1月 東京オートサロンで衝撃のデビュー!
- 2020年6月 3つのラインアップを発表
- 2020年9月 待望のデリバリー開始、翌月にはKINTOでも利用可能に
- 2021年6月 “モリゾウセレクション”がKINTOで取扱い開始
- 2022年1月 フルチューンモデル「GRMNヤリス」登場!
- 2024年1月 全域パフォーマンスアップを果たした “進化型”GRヤリス登場! DATもラインアップに加わる
- 2024年3月 WRCドライバーが監修した2台の特別仕様車が登場
- 2025年4月 駆動系のファインチューンと空力パーツ追加
- 2025年8月 GRモデルのサブスク&レンタルができる新サービス登場
- まとめ これからもどんな進化を遂げていくのか、GRヤリスに目が離せない!
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
2020年1月 東京オートサロンで衝撃のデビュー!

2020年初頭に開催された東京オートサロンで、世界初公開されたGRヤリス。トヨタが単独で開発した久しぶりの本格スポーツモデルということもあり、大きな注目を集めました。
その中身はというと、標準のヤリスとは大きく異なる軽量かつ高剛性な専用設計の3ドアボディに、最高出力272PSを絞り出す1.6L 3気筒ターボエンジン「G16E-GTS」と新開発スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせるという、世界ラリー選手権(WRC)由来の高性能スポーツモデルとして登場しました。
当初発表されたのは、「RZ」と、駆動系・足回りやタイヤなど限界性能をさらに強化した「RZ “High performance”」。発売に際し、先行予約限定モデルとして特別仕様車「RZ “First Edition”」「RZ “High performance・First Edition”」が6ヶ月間限定でWEB予約の受付を開始しています。
2020年6月 3つのラインアップを発表
発表から約5ヶ月が経過した2020年6月を迎えた時点で、日本と欧州ですでに6,000台の先行予約を得ていましたが、1月の発表時に予約を開始した特別仕様車(“First Edition”)以外のランアップも発表されました。

発表済みのトップモデル「RZ」「RZ “High performance”」グレードに加えて、1.5Lの直列3気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載する前輪駆動モデルの「RS」、さらに「RZ」と同様のパワートレーンを搭載しながら、ディスプレイオーディオ等の走りに必要なモノ以外を極力排除した競技ベース用の「RC」という3モデルの設定となりました。
2020年9月 待望のデリバリー開始、翌月にはKINTOでも利用可能に
オートサロンでのお披露目から待つこと約8ヶ月、ついにGRヤリスが発売されました。オンラインでのファンイベントも開催されたほか、発売の発表と同時に、限界性能を高めた「RZ “High performance”」のKINTOでの取扱いも決定し、10月より受付を開始しています。
2021年6月 “モリゾウセレクション”がKINTOで取扱い開始

GRヤリスの登場から1年半が経過した2021年6月、「人に寄り添って進化するクルマ」をコンセプトとして、お客様一人ひとりに合わせて最新のソフトウエアを反映させていく新商品「GRヤリス“モリゾウセレクション”」を発表しました。
「RZ “High performance”」をベースとして、ウィンドシールドガラスにモリゾウサインが配され、シートステッチやコイルスプリング、ショックアブソーバーへROOKIE Racing(※)にちなんだ配色を採用するとともに、ホイールオーナメント、ドアスイッチベースにROOKIE Racingロゴを挿入するなど、専用デザインが盛り込まれました。
※マスタードライバー、レーサー、ラリースト、評価ドライバー、ジェントルマンなど、多種多様なドライバーが乗り、様々な目線の“技”と“心”で「もっといいクルマづくり」と「人材育成」を行うプライベーターチーム。トヨタとは「ROOKIE Racingからフィードバックを受け、車両開発に生かす」業務委託の関係
また、特に話題になったのはKINTOだけで乗れる専用モデルだったこと。お客様にクルマをお届けした後も「進化」を提供していくサービスである、その後のKINTO Unlimitedにつながる思想が盛り込まれた先駆的な挑戦でした。
翌2022年4月には、車を進化させる新サービス「KINTO FACTORY」の「GRアップグレードセレクション」として、この“モリゾウセレクション”を対象にPERFORMANCE SOFTWARE 1.0/PERSONALIZE SOFTWARE 1.0がそれぞれリリースされました。

2022年1月 フルチューンモデル「GRMNヤリス」登場!
GRヤリスの登場から丸2年が経過した2022年のオートサロンでは、500台限定の「GRMNヤリス」が発表されました。

「GRMN」とは、GAZOO Racing tuned by Meister of the Nürburgringの意味で、スポーツカーシリーズ「GR」の頂点に立つ数量限定モデルの総称。
GRMNヤリスはプロドライバーと共に鍛え上げたGRヤリスのフルチューンモデルとして、クロスミッションへの換装や機械式LSD・強化メタルクラッチの搭載、リアシート撤去による約20kgの軽量化、スポット溶接打点数や構造用接着材塗布量の追加そしてボディ補強ブレース採用など、チューニング箇所は多岐にわたります。
標準のGRMNヤリスのほか、“Circuit package”と“Rally package”など用途に合わせたパッケージを提供し、それぞれのステージで最高のパフォーマンスを発揮できるよう最適化されていました。
2024年1月 全域パフォーマンスアップを果たした “進化型”GRヤリス登場! DATもラインアップに加わる

デビューからちょうど4年を経過した2024年1月の東京オートサロンの場で、GRヤリスのいわば“第2章”の幕が開きました。
まず注目されるのは、動力性能のさらなる向上。1.6L 3気筒ターボエンジン「G16E-GTS」は、最高出力が200kW(272PS)から224kW(304PS)へ、最大トルクは370N・m(37.7kgf/m)から400N・m(40.8kgf/m)へと引き上げられました。
改良箇所はエンジンだけにとどまりません。従来の6MTに加えて、新たにクロスレシオの8速AT「GR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)」が選択可能に。AT内部の変速用クラッチに高耐熱摩擦材を採用するとともに、AT制御ソフトウエアの改良により、世界トップレベルの変速スピードを実現。AT制御ソフトウエアをスポーツ走行用に最適化することで、より多くのドライバーに極限の走りを提供しました。

さらに、ボディのスポット溶接打点約13%増加や構造用接着剤の塗布範囲拡大で、骨格を強化。インテリア面では、ドライバーの着座位置を25mm下げ、インパネをドライバーに向けた新形状を採用するとともに、全面液晶のメーターパネルとするなど一新し、ドライバビリティを向上しています。
エクステリアもまた機能性を追求。破損時の交換が容易になるよう3分割化され冷却性を改善する形状に改められたフロントバンパー、GRヤリスであることがひと目で分かる横一文字のテールランプを採用しており、従来モデルと比較しての大きな識別ポイントです。モータースポーツの現場から得たフィードバックによって、まったく新しいGRヤリスが誕生しました。
≪YouTubeにて関連動画を公開中≫
KINTOの公式YouTubeチャンネルでは、後期型GRヤリスの試乗レビュー動画を公開中です。合わせてご覧ください。
2024年3月 WRCドライバーが監修した2台の特別仕様車が登場
2021年から2024年まで、TOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamはFIA世界ラリー選手権(以下WRC)のマニュファクチャラー部門で4連覇を果たしました※。「ラリーの現場でクルマを鍛え、成長させてくれるドライバー、その機会を与えてくださるすべてのチーム、主催者を含む関係者の皆様、そして、ファンの皆様へ敬意と感謝を伝えたい」というモリゾウこと豊田章男会長の想いのもと、2人のWRCドライバーが監修した2台のGRヤリス特別仕様車(各100台限定)が2024年3月に発売されました。
※2021年はヤリスWRCとして、2022年以降はGRヤリス・ラリー1としてタイトル獲得
その2台とは、2021年にWRCドライバーズタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ選手監修の「GRヤリス RZ “High performance・Sébastien Ogier Edition”」、2022年-2023年に同じくドライバーズタイトルを獲得したカッレ・ロバンペラ選手監修の「GRヤリス RZ “High performance・Kalle Rovanperä Edition”」です。


標準車との大きな変更点のひとつが、それぞれに専用の四駆制御モードが搭載されていること。Sébastien Ogier EditionはMORIZOモード/SEB.モードが、Kalle Rovanperä EditionにはDONUTモード/ KALLEモードという、各ドライバーからフィードバックを得た専用モードをそれぞれ搭載。このほか、内外装の専用デザインや空力パーツなども採用されており、ラリーファン以外からも大きな注目を集めました。
2025年4月 駆動系のファインチューンと空力パーツ追加
丸5年を経過しても、GRヤリスは進化の歩みを止めません。2025年4月に発表されたモデルでは、シャシーを締結するボルトの一本に至るまで見直しをかけ、ステアリングの応答性をさらに研ぎ澄ませたショックアブソーバー及びEPSのファインチューニングを実施。また、GR-DATの制御ロジックを最適化し、特にスポーツ走行時により鋭いシフトダウンを可能にするなど、性能のレベルアップを図りました。
また、モータースポーツやサーキット評価の現場からのフィードバックを元に、新規のエアロパーツを開発。冷却性能と高速走行時の空力性能をさらに向上させるパーツとして、ダクト付きアルミフードやフロントリップスポイラー、可変式リアウイングなどをセットにしたメーカーオプションとして、2025年9月に「Aero performance package」の提供が開始されました。

2025年8月 GRモデルのサブスク&レンタルができる新サービス登場
GRヤリスに代表されるスポーツカーの購入には至らないものの、一定期間チューニング車両を所有してみたい、あるいはサーキットで試し乗りをしてみたい、という要望に対応した新たなサービスが2025年8月にスタートしました。その名も、「MOTORSPORT by KINTO」(略して「MOSKIN」)。
MOSKINでは、手軽にモータースポーツを楽しめるよう「サブスク」「レンタル」「サーキットレンタル」「走行・体験イベント」の4つのサービスを用意しており、サブスクやレンタル車両にGRヤリスをラインアップしています。
このうち、サブスクおよびレンタルで提供される車両はTOM’Sのチューニングカーで、サーキットレンタルに供されるのは2022年式のGRヤリスです。
まとめ これからもどんな進化を遂げていくのか、GRヤリスに目が離せない!
トヨタが掲げる「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」。その理念を体現した一台がGRヤリスです。
KINTOでも、「モリゾウセレクション」の提供や、「MOTORSPORT by KINTO」の開始など、GRヤリスを通じてモータースポーツの魅力を広げる活動に取り組んでいます。GRヤリスがこれから先、どのような進化を見せてくれるのか。その歩みから目が離せません。
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