トヨタ車&レクサス車解説
トヨタのスポーツカー【5車種】GRヤリスやスープラを紹介
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<この記事の目次>
トヨタとスポーツカー
トヨタは「TOYOTA GAZOO Racing」の運営をはじめモータースポーツにも力を入れており、豊田章男社長が自ら「モリゾウ」という名前でレースに参加していることも有名です。
そんなトヨタのスポーツカーの歴史は古く、第二次世界大戦後の日本での本格的なレースの始まりとされる「1963年第1回日本グランプリ」以来モータースポーツの人気が高まるなか、1965年の東京モーターショーに出品し大きな反響を呼んだ「トヨタ2000GT」まで遡ります。トヨタ2000GTは1967年に市販化、1970年までに337台が生産され、当時日本を舞台に撮影された映画007シリーズ「007は二度死ぬ」のボンドカーにも採用されるなど、トヨタが世界に誇るスポーツカーでした。
現在もトヨタからは5車種のスポーツカーをラインアップ。そのうちの一台「GRヤリス」が「英国カー・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞するなど、トヨタのスポーツカーは現在も国内外で高い人気を博しています。
トヨタのスポーツカー 一覧
2023年5月時点でトヨタから販売されているスポーツカーを価格の低い順に並べました。
車名 | 最新モデル発売時期 | 価格(税込) |
---|---|---|
コペン GR SPORT | 2019年10月15日 | 238万2,200円~ |
GRヤリス | 2020年9月4日 | 265万円~ |
GR86 | 2021年10月28日 | 279万9,000円~ |
スープラ | 2019年5月17日 | 499万5,000円~ |
GRカローラ | 2022年12月抽選申し込み終了 | 525万円~ |
※2023年5月時点でのトヨタのスポーツカー一覧(価格が低い順)
※最新モデル=フルモデルチェンジまたはマイナーチェンジを行ったモデル
トヨタのスポーツカー各車の特徴
それではトヨタのスポーツカーについて車種ごとに特徴を見ていきましょう。
コペンGR SPORTは2ドアオープンの軽自動車、GRヤリスは3ドアハッチバック、GRカローラは5ドアハッチバック、86およびスープラは2ドアクーペというボディタイプです。
ボディタイプは違えども、高い走行性能へのこだわりやトヨタのスポーツカーに懸ける想いはどのモデルにも共通しています。
コペン GR SPORT - 軽自動車の2シーター・オープンスポーツカー
「コペン GR SPORT」は軽自動車の2シーター・オープンスポーツカーでダイハツによるOEM供給車。電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を標準装備し、オープンエアの爽快感を味わえます。
気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR」のエントリーモデルとして、ボディ剛性や足回りのチューニングを中心に開発。しなやかな動きと接地感のあるフラットな乗り味を追求しました。
また「心を熱く昂(たか)ぶらせる場所」をコンセプトにした運転席は、MOMO製の本革ステアリングや専用のレカロシートなど、ドライバーのスピリットに情熱という火を灯す、スポーツマインドを刺激したつくりとなっています。
価格(税込) | 238万2,200円~ |
GRヤリス - WRCで勝つという目標のもとに開発されたスポーツカー
「GRヤリス」はWRC(FIA世界ラリー選手権)で勝つという目標のもとに開発されたスポーツカー。トヨタのベーシックなコンパクトカーであるヤリスと同じ名前をもち、似たボディスタイルではありますが、コンセプトやプラットフォームなど、内容は大きく異なります。
モリゾウという名前でレースにも参戦している豊田章男社長の「トヨタのスポーツカーを取り戻したい」という熱い想いが込められているGRヤリスは、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されました。
GRヤリスの魅力を存分に味わうのであれば「6速MT+4WD車」が該当しますが、より気軽にGRヤリスの走りを楽しめる「CVT+2WD車」もラインアップしています。
2021年3月8日には、GRヤリスが「英国カー・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞。英国の主要な自動車ジャーナリスト29名を審査員として、英国で前年(2020年)に発売された新型車をテストし、12のカテゴリーで最高の1台を選出。この12台の中からGRヤリスが見事、カーオブザイヤーに選ばれました。
出典:TOYOTA GR YARIS POWERS TO UK CAR OF THE YEAR 2021 GLORY | UK Car Of The Year Awards
価格(税込) | 265万円~ |
GR86(ハチロク) - 2ドアクーペタイプのスポーツカー
「86」は2012年に登場した2ドアクーペタイプのスポーツカー。ドライバーの感覚ひとつで思いのままに取り回せる“手の内感”や操る楽しさを体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトに開発されました。
水平対向エンジン・超低重心FRパッケージの採用によって、従来のスポーツカーとは別次元の走りの楽しさを追求してきた86。2021年10月には、2代目となる86が「GR」の冠をつけて登場しました。
新型GR86は、よりワイドで低重心なスタイルに進化。ボディ剛性が向上し、高速コーナーにおける軽快なハンドリングなど、優れた操縦安定性能を実現しています。さらに、2Lから2.4Lへ排気量がアップした新採用のD-4S搭載 水平対向4気筒エンジンにより、動力性能が向上しています
価格(税込) | 279万9,000円~ |
スープラ - 17年ぶりに復活した2ドアクーペのスポーツカー
「スープラ」は、2ドアクーペのスポーツカーです。初代スープラは1978年に誕生(スープラは海外名で当時の日本ではセリカXXとして発売)、1986年には国内における初代スープラ(グローバルでは3代目)が登場しました。その後、4代目スープラは2002年に生産終了しましたが、2019年に5代目となる新型スープラが登場。17年ぶりにスープラが復活し話題となりました。
初代スープラ以来、受け継がれてきた伝統「直列6気筒エンジンを積んだFR車」を新型スープラでも継承(RZのみ6気筒、他グレードは4気筒)。「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、前出の86に比べて短いホイールベースや低い重心高、約2.5倍ものボディ剛性などにより、ピュアスポーツカーとしての理想を追求しました。
価格(税込) | 499万5,000円~ |
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GRカローラ - カローラ スポーツが基本骨格のスポーツカー
モリゾウこと豊田章男社長の強い想いにより開発されたTOYOTA GAZOO Racingの新型車「GRカローラ RZ」および「GRカローラ モリゾウエディション」。マスタードライバーの豊田章男社長を中心に、プロドライバー、エンジニア、メカニックらが一丸となり、サーキットだけでなく、ダートやスノーなどあらゆる環境で走り込みを行い「野性味」のある車に仕上げられたといいます。
「GRカローラ RZ」は、GRヤリスに搭載された小型軽量ハイパワーユニット(272ps)を進化させた最高出力304psの1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載。
カローラ スポーツのロングホイールベースを受け継ぐとともに、トレッドをフロント60mm、リヤ85mm拡張することにより、高速安定性と高い旋回性能を実現しました。
「GRカローラ モリゾウエディション」は、走行性能を磨き上げた2シーターモデル。リヤシートを撤去し軽量化を徹底。さらに、RZグレードから304psはそのままに、過給圧を10%向上することで最大トルクを370Nmから400Nmに強化したエンジンを搭載します。
エンジンのトルクアップ・トランスミッションのギア比最適化による加速性能の向上、モノチューブアブソーバーと10mm拡幅したハイグリップタイヤの採用によるコーナリング性能の向上など、「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる走りの味」が追求されています。
価格(税込) | GRカローラ RZ:525万円 |
トヨタのスポーツカー まとめ
ここまでトヨタのスポーツカーを5車種取り上げ、それぞれの特徴を簡単に紹介しました。どの車種もモータースポーツ活動を通じて培った知見やノウハウが注がれており、公道でも高い満足感を味わうことができるでしょう。今後もTOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズから目が離せません。
最後に、購入以外にも新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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