トヨタ車&レクサス車解説
4代目プリウス(50系)の燃費は?低燃費の理由も解説!
プリウスといえば「低燃費」のイメージが強い車種ではないでしょうか?1997年にデビューした世界初の量産ハイブリッド車「プリウス」は2022年7月時点で4代目です。
プリウスが採用している「THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)」と呼ばれるハイブリッドシステムは、世代とともに燃費性能が向上しています。
プリウスの購入を検討している人なら、燃費性能は一番気になるところ。本記事では、トヨタの燃費のいい車ランキングで上位にランクインする4代目プリウス(50系)の燃費性能はどれほどの実力なのか、低燃費の理由もふまえてお伝えしていきます。
※本記事は4代目プリウス(50系、2015年12月~)に関する内容を含みます。最新モデルの5代目プリウスについては下記の関連記事をご参照ください。
4代目プリウス(50系)の特徴
プリウスの一番の特徴ともいえるハイブリッドシステムとは、ガソリンエンジンと電気モーターの2つを動力源として走行する仕組みのことです。プリウスのハイブリッドシステム「THS」は、1997年の初代から基本構造に大きな変化はありませんが、進化し続けることで熟成され、高い信頼性を得てきました。
4代目プリウス(50系)のボディフォルムは空力特性を意識した作りで、ハイブリッドシステムとの組合せにより低燃費を実現しています。
振動や騒音を抑える高剛性ボディは、負荷の少ない時には積極的にモーターのみで走行する「EV走行」との組み合わせで、走行時でも優れた静粛性をもたらします。
ハイブリッドシステム「THS II」による燃費向上
4代目プリウス(50系)が搭載するハイブリッドシステムは、初代プリウスが搭載した「THS」から進化した「THS II」。「THS II」は2代目プリウスから採用され、4代目プリウス(50系)にはリダクション機構(※)付「THS II」を搭載、モーターの小型化・軽量化を実現しています。
※リダクション機構 : モーターのトルクを増幅させる効果をもった動力伝達機構
停車状態~発進時~加速時
停車状態ではエンジン、モーターともに全て停止状態になり無駄なエネルギー消費がありません。発進時は小型軽量の高効率モーターのみで静かにかつ軽快に発進。加速時には、モーターの駆動に1.8Lダイナミックフォースエンジンの駆動を加えることで、パワフルでありながらストレスのない加速性能を発揮します。
通常走行時
通常走行時は動力分割機構を使い、エンジン出力を走行とジェネレーターの発電に分割しています。「THS II」では、EV走行が可能な速度域を拡大することで、積極的にエンジンを停止して走行。さらなる燃費向上と静粛性向上を実現しました。
減速時
減速時はタイヤの回転でモーターを回し、発電した電力をバッテリーに戻し再利用します。
4代目プリウス(50系)の「THS II」は、モーター駆動と効率の良い回転域を使ったエンジン駆動を組み合わせて走行。状況により積極的にエンジンを停止し、電気によるEV走行を積極的に行うことで圧倒的な低燃費を実現しています。
4代目プリウス(50系)の燃費
4代目プリウス(50系)の燃費は、グレードと駆動方式で違いがあります。2WDでは「E」グレードがもっとも低燃費のWLTCモード32.1km/L、「E」グレード以外の2WDではWLTCモード27.2km/L~30.8km/L、4WDではWLTCモード25.4km/L~28.3km/Lです。
最新のグレードや燃費・価格については、プリウス公式サイトでご確認ください。
4代目プリウス(50系)の乗り心地や走行性能
プリウスはハイブリッド車の代名詞であるがゆえに「低燃費の車」というイメージが強いですが、4代目プリウス(50系)は乗り心地や走行性能にも強いこだわりをもって開発されました。
TNGAプラットフォーム
4代目プリウス(50系)は、トヨタの最新技術「TNGA:Toyota New Global Architecture」プラットフォームを採用した第一号車。低重心を実現させたことにより、高速走行時のふらつきも少なく、コーナーでのハンドリングは滑らかでよく曲がります。
乗り心地
足回りはサスペンションが熟成され、荒れた路面でも突き上げ感が少なく快適な乗り心地。コーナーでは適度なロールで安定した走行を実現し、安心感を与えてくれます。高剛性ボディは走行中の安定感だけでなく、室内の振動や騒音を抑えてくれるため、長時間ドライブしても疲れにくいのが特徴のひとつです。
3つの走行モード
4代目プリウス(50系)には「ノーマル」「エコ」「パワー」と3つのモードが存在します。市街地などの一般的な走行では「ノーマル」、連続する上り坂などで力強さが欲しい時には「パワー」、燃費を重視したい時には「エコ」と使い分けが可能です。
ハイブリッド車であるプリウスは燃費性能に注目されがちですが、3つの走行モードを使い分けることで様々なドライブフィールを楽しめます。
購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法
最後に、2019年から全国展開がはじまった「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
4代目プリウス(50系)の特徴は?
4代目プリウス(50系)のボディフォルムは空力特性を意識した作りで、ハイブリッドシステムとの組合せにより低燃費を実現しています。振動や騒音を抑える高剛性ボディは、負荷の少ない時には積極的にモーターのみで走行する「EV走行」との組み合わせで、走行時でも優れた静粛性をもたらします。
4代目プリウス(50系)の走行性能は?
4代目プリウス(50系)は、トヨタの最新技術「TNGA:Toyota New Global Architecture」プラットフォームを採用した第一号車。低重心を実現させたことにより、高速走行時のふらつきも少なく、コーナーでのハンドリングは滑らかでよく曲がります。
足回りはサスペンションが熟成され、荒れた路面でも突き上げ感が少なく快適な乗り心地。コーナーでは適度なロールで安定した走行を実現し、安心感を与えてくれます。高剛性ボディは走行中の安定感だけでなく、室内の振動や騒音を抑えてくれるため、長時間ドライブしても疲れにくいのが特徴のひとつです。
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