試乗記・レポート
新型クラウン(セダン)試乗レビュー!豪華な内装や走りの良さに感動
2023年11月2日に発売した新型クラウン(セダン)を公道試乗会にて試乗することができたので、試乗インプレッションをお届けします。
16代目クラウンシリーズ(クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステート)の中で、唯一の後輪駆動車(FR)であるクラウン(セダン)。先代クラウンと比較してもかなり大型化しているのでどんな乗り味かと思ったら、驚くほど「よく曲がる!」という感想に。
ショーファーニーズにも応えられるとアピールされている新型クラウン(セダン)ですが、運転しても楽しかった!ということで、クラウン(セダン)のハイブリッド車の試乗記のほか、実車の内装と外装のインプレッションもご紹介します。
※試乗した人※
KINTOコラム記事編集部:マツナガ
IT系書籍編集、大手自動車雑誌の編集を経たのち、KINTOに入社。家族と一緒に楽しめて走りのいい車が大好き
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
クラウン(セダン)の内装と外装インプレッション【写真12枚】
まずは、クラウン(セダン)の内装と外装のインプレッションをしていきましょう。
クラウン(セダン)外装インプレッション
※写真のクラウン(セダン)には、メーカーオプションのBLACK PACKAGEが装着されています
クラウン(クロスオーバー)と似た、1文字のデイライトと、縦基調のパターンの入ったグリルは、どちらかといえばアクティブな印象だったクロスオーバーやスポーツと比べて、落ち着いた印象を受けます。
クーペライクなリヤデザインも歴代のクラウンとは一味違った印象を与えてくれます。
エンジンルームにはカバーがしっかりとかけられており、遮音にも気を遣われていることがわかります。走行中の車内はどのくらい静かなのか、期待が膨らみます。
クラウン(セダン)内装インプレッション
16代目クラウンシリーズ共通の「アイランドアーキテクチャー」デザインを採用したインパネ回りですが、杢目調のパネルが各所にあしらわれています。
座り心地の良いシート。プレミアムナッパ本革が使用されており、高級車であることを感じさせてくれます。着座位置もSUVであるクロスオーバーやスポーツと比べて一段階低く、個人的にはセダンの方がスポーティな感じがして好きです。
後席はミニバン以外では珍しいリクライニング機能付き。リラックスできる姿勢に調整できるので長時間のドライブでも快適です。さらに、リフレッシュシート機能がついており、太もも裏から背中を優しくマッサージしてくれます。
シートヒーターとシートベンチレーションは、前席左右のほか、なんと後席左右にもついています。
リヤのアームレストにはマルチオペレーションパネルがついており、オーディオ、エアコン、シートのリクライニング、リラクゼーション(マッサージ機能)、リヤシェードの操作などが指先ひとつで可能。後席から操作ができるのもうれしいポイント。
後席の左右窓には手動で上げ下げできるサンシェードがついており、日差しをガード。標準装備されているため内装のデザインにもマッチしています。
荷室容量は最大450L。幅広いため、容量以上に使いやすそうな印象です。
クラウン(セダン)試乗レビュー!軽快なハンドリングに好印象
クラウン(セダン)に試乗してみて、まず驚いたのはハンドリング。軽快なハンドリングで、クルっと曲がってくれるので、運転がとても楽しい車でした。クラウン(セダン)のホイールベースは3,000mmと長く、直進安定性が高い代わりに曲がりにくい車なんだろうなと勝手に思っていたので、うれしい驚き!後輪駆動ならではの後ろから押されている感と、このクルっと回るハンドリング。まずこのハンドリングの良さに感動しました。
※パドルシフトも搭載されている
そして、もうひとつの特徴である「マルチステージハイブリッド※」も、通常のトヨタのハイブリッドシステムとは一味違う乗り味を演出してくれます。
※2.5Lエンジンと2基のモーターで構成されるハイブリッドシステムに、変速機構(10段変速制御)を直列に配置したシステムで、エンジンの回転数を広範囲で使用できる。クラウン(クロスオーバー)やクラウン(スポーツ)などに採用される一般的なトヨタのハイブリッドシステム(シリーズパラレルハイブリッド)は段付きのない滑らかな加速だが、マルチステージハイブリッドは変速機特有のダイレクトな加速感を味わうことが可能
このマルチステージハイブリッドには10速変速制御が入っており、エンジンサウンドとマッチした心地よい加速感を楽しめます。また、アクセルを大きく踏み込むとシフトダウンして加速してくれます。AT車のキックダウン※のような現象がトヨタのハイブリッド車でも味わえることに感動です。こういう個性的なハイブリッド車があってもいいと、個人的には思います。楽しいです。
※現在のシフトでアクセルの踏み込み量に適した加速力を得られない場合、最適な加速力を得られるまで自動的にシフトダウンする現象のこと。マルチステージハイブリッドに試乗した際もこのキックダウンのような現象を確認できた
着座位置が、SUVであるクラウン(クロスオーバー)やクラウン(スポーツ)よりも低いので、運転視界が狭くならないか(メーターやナビが視界に被らないか)も確認しましたが、運転視界は良好で、車幅感覚がつかみやすかったです。このあたりは体感に個人差があるので、ぜひ実車で確認していただきたいところ。
エンジン音はしっかり遮音されており車内は静か。フロアの振動等も少なく、高級車に乗っているなぁと感じさせてくれます。後席に乗っていた同僚も、非常に乗り心地が良かったと感動していました。
まとめ|クラウン(セダン)は快適性はもちろん走りも最高の1台
乗り心地、快適性が高いのはもちろん、走らせても楽しかったクラウン(セダン)。運転しても良し、後ろに乗るのも良しという車に仕上がっています。クラウンのセダンボディを心待ちにしていた方は、ぜひ試乗車を探して試乗をしてみてください。
クロスオーバー、スポーツ、セダンと、どれも素晴らしい仕上がりだったので、エステートの登場も楽しみです。エステートは2023年度中に登場予定なので、続報をお待ちください。
最後に、車のサブスクKINTOについてもお伝えします。KINTOでは、クラウン(セダン)のハイブリッド車を取り扱っているので、クラウン(セダン)を検討中の方はKINTOもあわせてご検討ください。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
メニュー