トヨタ車&レクサス車解説

新型プリウスPHEVフルモデルチェンジでどう変わった?先代プリウスPHVとの比較も

新型プリウスPHEVフルモデルチェンジでどう変わった?先代プリウスPHVとの比較も

2023年3月に発表・販売を開始したプリウスのプラグインハイブリッドモデル「新型プリウスPHEV」。一見すると新型プリウス(HEV)とほぼ同じであるものの、中身は大きな違いがあります。今回は、新型プリウスPHEVがどのような車なのか細かく紹介します。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

KINTO PHEV取り扱い開始

新型プリウスPHEV、先代プリウスPHVからの進化点

プリウス Z(PHEV・2WD)(マスタード)<オプション装着車>新型プリウスPHEVは、デザインや走りなど、あらゆる面で大幅に進化しました。デザインは、新型プリウス(HEV)と同じスタイリッシュなエクステリアと上質なインテリアの組み合わせとなっています。
 
プラグインハイブリッドシステムは、2.0Lダイナミックフォースエンジンと高出力の駆動用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたパワートレーンをトヨタとして初採用。従来型より加速性能や静粛性を大幅に向上させました。
 
プラグインハイブリッドカーの特徴のひとつであるEVモードの走行距離は、従来型より50%以上向上させています。バッテリー性能の引き上げにより、日常ドライブの大部分をEVモードだけでカバーできるようになりました。
 
また、従来荷室にあった電池パックをリヤシート下部に搭載することで、低重心化を図るだけでなく、荷室容量拡大を実現。新型プリウス(HEV)のスポーティな走りや利便性を受け継ぎながら、プラグインハイブリッドならではの機能や性能をプラスしています。

新型プリウスPHEVの外観

新型プリウスPHEV(Z・エモーショナルレッドⅡ)新型プリウスPHEVの外観は、新型プリウス(HEV)と同じボディデザインを採用しながら、細部の造形や配色を変えることで個性を表現しています。
 
新型プリウスPHEVでは、新型プリウス(HEV)のデザイン「モノフォルムシルエット」を受け継ぎつつ、ハイパフォーマンスな走りを予感させるスポーティかつダイナミックな造形の19インチアルミホイール、先進性を強調する金属調シルバー塗装のフロントロアグリルとグレースモークカラーのテールランプなどをPHEV専用に採用。新型プリウス(HEV)より、さらにスポーティなスタイリングとなっています。
写真を見比べると、19インチホイールのデザインが違うほか、ナンバープレート下のフロントロアグリルの色に違いがあることがわかります。

新型プリウスPHEVのボディカラー

プリウスカラーラインアップ新型プリウスPHEVのカラーバリエーションは全6色で、新型プリウス(HEV)と同じバリエーションとなっています。ボディカラー一覧は次のとおりです。
 
・プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション33,000円)
・アティチュードブラックマイカ
・アッシュ
・エモーショナルレッドII(メーカーオプション55,000円)
・マスタード
・ダークブルー

※メーカーオプション価格はすべて税込み

新型プリウスPHEVの内装

新型プリウスPHEVインテリア(マチュアレッド)新型プリウスPHEVの内装は、新型プリウス(HEV)と同じく「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立しています。直感的に操作ができ、ドライビングを楽しめる室内空間になっています。室内は、ブラックを基調したインテリアに、インストルメントパネルとシートステッチの加飾をコーディネートし、スポーティさと上質さを両立しています。

新型プリウスPHEVの内装色バリエーション 

新型プリウスPHEVの内装色バリエーションは、グラディエントブラック(基調色:ブラック/ダークグレー)とマチュアレッド(基調色:ブラック)の2種類で、新型プリウス(HEV)のZグレードと同じ設定となっています。標準設定となるのは「グラディエントブラック」で、「マチュアレッド」も追加料金なしで選択可能です。
 

内装色「マチュアレッド」選択時のみ、新型プリウスPHEVとプリウスで配色が若干異なります。ステアリングホイールのステッチが赤になるほか、シフトノブの根本が赤になるなど、もともと赤色が印象的なマチュアレッドに、さらに赤の要素が増えることになります。

新型プリウスPHEV

新型プリウス(HEV)

シフトノブ加飾

アナダイズドレッド

サテンメッキ

ステアリングホイールステッチ

レッド

ブラック

シートアレンジや荷室容量

リヤシートは、6:4分割可倒式となっているため、長さがある荷物を載せることが可能です。荷室容量は、5名乗車時で345Lと十分な容量を確保しています。また、新型プリウス(HEV)と同様に開口部が大きいバックドアを採用しているため、荷物の出し入れも容易です。

新型プリウスPHEVのサイズ

新型プリウス(HEV)(プラチナホワイトパールマイカ)新型プリウスPHEVのサイズは、全長4,600mm×全幅1,780mm×全高1,430mmと新型プリウス(HEV)のZ、Gグレードと同じです。ここで、先代プリウスPHVとのサイズを比較してみましょう。
 
【新型プリウスPHEVと先代プリウスPHVのサイズ比較】

新型プリウスPHEV

先代プリウスPHV

全長(mm)

4,600

4,645

全幅(mm)

1,780

1,760

全高(mm)

1,430

1,470

ホイールベース(mm)

2,750

2,700

フロントトレッド(mm)

1,560

1,530

リヤトレッド(mm)

1,570

1,540

最低地上高(mm)

150

130

最小回転半径(m)

5.4

5.1

新型プリウスPHEVは先代と比べて全長が-45mm、全幅が+20mm、全高が-40mm、ホイールベースが+50mmとワイド&ローで伸びやかなスタイリングになっていることがわかります。

新型プリウスPHEVの走行性能

新型プリウスPHEV(2.0Lプラグインハイブリッドシステム)新型プリウスPHEVは、先代のプリウスPHVよりもエンジン排気量を200cc増やした2.0Lダイナミクフォースエンジンと、高出力の駆動用リチウムイオンバッテリー、従来モデルよりパワフルになったフロントモーターを組み合わせており、223psものシステム最高出力を獲得しました。
 
さらに、第2世代目となったTNGAプラットフォーム(Toyota New Global Architecture)を採用することで、狙ったラインをそのまま走れる操縦安定性や静粛性を実現しています。
 
エンジンやモーターのスペックは次のとおりです。

新型プリウスPHEV

先代プリウスPHV

エンジン(型式)

直列4気筒 (M20A-FXS)

直列4気筒 (2ZR-FXE)

排気量(cc)

1,986

1,797

エンジン最高出力

151ps/6,000rpm

98ps/5,200rpm

エンジン最大トルク

19.2kgm/4,400~5,200rpm

14.5kgm/3,600rpm

モーター型式

1VM

1NM/1SM

モーターの最高出力(ps)

163

1NM:72/1SM:31

モーターの最大トルク(kgm)

21.2

1NM:16.6/1SM:4.1

駆動方式

FF(前輪駆動)

スペックを比較してみると、先代プリウスPHVより新型プリウスPHEVの方がエンジン出力とモーター出力が高くなっています。

新型プリウスPHEVは、新しいプラットフォームや新しいエンジンなどの採用により、プラグインハイブリッドでありながら優れた加速性能や走行性能を実現しているといえるでしょう。

新型プリウスPHEVの燃費性能

新型プリウスPHEV(Z・2WD)マスタード新型プリウスPHEVの燃費は、WLTCモードで26.0km/Lとなっています。また、バッテリー満充電時のEV走行距離は87kmです。各モードの燃費は次のとおりとなっています。
 
【新型プリウスPHEVと先代プリウスPHVの燃費】

新型プリウスPHEV

先代プリウスPHV

WLTCモード(km/L)

26

30.3

市街地モード(km/L)

23.7

27.3

郊外モード(km/L)

28.7

33.2

高速道路モード(km/L)

25.5

30.0

EV走行距離(km)

87

60

WLTCモード燃費や各モードの燃費は、新型プリウスPHEVより先代プリウスPHVの方が良い数値となっていますが、新型プリウスPHEVではEV走行距離が従来モデルよりも長くなっています。そのため、充電設備が整っていれば、日常の買い物や送迎などでエンジンがかかることなく走行できるでしょう。

新型プリウスPHEVの安全装備 

新型プリウスPHEVの安全装備には、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備しています。主な機能は、衝突被害軽減ブレーキシステム、緊急時操舵支援、車線逸脱警報・警告システム、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどです。先進の安全装備が標準装備されているため、安心してドライブを楽しめるでしょう

充電と給電機能

プリウスPHEV(外部給電アタッチメント)新型プリウスPHEVは、バッテリーに充電した電力を停電・災害などの非常時やレジャーやアウトドアの際に利用することが可能です。ここからは、新型プリウスPHEVの充電機能や外部給電機能について紹介します。

新型プリウスPHEVの充電方法

新型プリウスPHEVの充電は、コンセントに付属の充電ケーブルを繋ぎ、車側のコネクターに充電ケーブルを差し込むと開始されます。
 
充電は普通充電に対応しています。充電ケーブルは、標準装備されているケーブルの長さが7.5mメーカーオプションとして、15mケーブルも設定されているため、自宅のコンセントから車までの距離に応じてケーブルを選択できます。
 
また、メーカーオプションのソーラー充電システムを選べば、駐車中にルーフに搭載されたソーラーパネルで、EV走行用エネルギーをチャージすることが可能です。充電スタンドがない駐車場や災害等で停電した場合でも、太陽光さえあれば充電ができるため、万が一のときに役立ちます。
 
さらに、「バッテリーチャージモード」でも充電が可能です。EV/HVモード切替スイッチを長押しすると切り替わるバッテリーチャージモードは、EV走行に必要な駆動用電池残量が低下したときに、エンジンで発電した電気をバッテリーに充電するモードです。ただし、車両状態によりモードが切り替わらない場合があります。

新型プリウスPHEVの外部給電機能 

新型プリウスPHEVの外部給電システムは、「EV給電モード」と「HV給電モード」の2つの方法となっています。
 
EV給電モードとは、エンジンをかけずにバッテリーに充電された電力を外部に給電するシステムです。ただし、バッテリー残量が所定値を下回ると給電が終了します。EV給電モードでは、満充電の状態から消費電力400Wで給電した場合、約11時間の電力を供給可能です。
 
HV給電モードとは、まずバッテリーに充電されている電力を給電し、バッテリー残量が所定値を下回るとエンジンがかかり給電を継続するシステムです。HV給電モードでは、満充電・ガソリン満タンの状態から消費電力400Wで給電した場合、約5.5日の電力を供給可能です。
 
また、給電用アイテムとして、室内へ虫や水などの侵入を防ぐ外部給電アタッチメントを標準装備し、ドアガラスを閉じたままでの外部給電を可能となっています。加えて、付属のヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに挿し込めば、100Vの外部給電用コンセントとして利用が可能です。ヴィークルパワーコネクターは、合計1,500Wまで対応し、消費電力の大きな電気製品も利用できます。
 
さらに、普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を搭載。エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことができ、テレワークや休憩など車内をもうひとつの部屋として活用できます。

新型プリウスPHEVのグレードおよび価格

プリウスPHEV(充電イメージ)新型プリウスPHEVのグレードは「Z」のみとなっています。価格は、460万円(税込)です。ただし、寒冷地仕様が含まれる北海道地区の価格は462万900円(税込)となっています。

新型プリウスPHEVのまとめ

プリウスPHEV(プラチナホワイトパールマイカ)新型プリウスPHEVは、2世代目となったTNGAプラットフォーム、排気量がアップしたエンジンや出力が高くなったモーターなどにより、優れた加速性能や走行性能を実現しているモデルです。また、非常時にも役立つ機能が充実しているため、災害時にも役立つ車といえるでしょう。ただし、KINTOでは新型プリウスPHEVの取り扱いがありません(2024年8月上旬取り扱い開始予定)。
 プリウス(HEV)Uグレードもし燃費や月額利用料も重視するなら、新型プリウス(HEV)のUグレードはいかがでしょうか。プリウスUグレードは、1.8Lハイブリッドを搭載し、非常に優れた燃費性能(WLTCモード燃費32.6km/L)を持っているのでおすすめです。
 
新型プリウスは、トヨタのサブスクサービス「KINTO」でもお求めいただけます。

KINTO PHEV取り扱い開始

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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