クルマとお金
サポカー補助金は2023年現在どうなっている?補助金がなくてもサポカーに乗ろう(トヨタサポカー紹介)
サポカー(セーフティ・サポートカー)の購入を補助する「サポカー補助金」は、2021年11月29日に受付を終了しました。しかし、2023年現在でも、サポカー補助金が受けられるかを調べる方が多いようです。75歳以上の高齢運転者は、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる死亡事故の割合が高くなるので、サポカーに含まれる衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置が役に立ちます。補助金はなくなりましたが、運転に不安を覚える方、周りに高齢運転者がいる方はサポカー対象車をご検討ください。
本記事では、サポカー補助金の概要や受付が終了した時期について解説するとともに、トヨタのサポカー車一覧、サポートカー限定免許で乗れるトヨタ車のほか、車を乗り換える際におすすめな車のサブスクサービス「KINTO」、安全装備の後付けが可能な「KINTO FACTORY」についても紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
【2023年最新情報】サポカー補助金は2021年で終了。2023年もサポカー補助金はなし
サポカー補助金とはどのような制度だったのでしょうか。サポカー補助金とは、次の条件を満たす場合に購入等を補助する制度です。
【サポカー補助金を受けるための条件一覧】
- 対象:令和3年度(2021年度)中に満65歳以上となる方(※令和3年度中に満65以上となる高齢運転者を雇用する事業者を含む)
- サポカーの条件
(1)対歩行者衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載する車(サポカー)
(2)後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置を装備する車
上記の条件のいずれかを満たした場合に2万円〜10万円の補助金を受けられる制度でした。
サポカー補助金の最新情報については一般社団法人次世代自動車振興センター「サポカー補助金とは」をご覧ください。
また、サポカー補助金の制度の詳細は下記記事をご覧ください。
サポカーとは?万が一に備えてサポカー対応車に乗りたい
サポカーの正式名称は「セーフティ・サポートカー」です。サポカーには区分があり、「サポカー」と「サポカーS」があります。「サポカーS」はさらに「サポカーSワイド」「サポカーSベーシック+」「サポカーSベーシック」の3つに区分されています。
衝突被害軽減ブレーキをはじめ、高齢者の方には特に心強い装備が搭載されているので、サポカー補助金はありませんが、運転に不安を覚える方にはぜひ「サポカー」対象車を選ぶことを推奨します。
「サポカー」と「サポカーS」の違い
サポカー | 衝突被害軽減ブレーキを搭載した車のことです。 |
---|---|
サポカーS | 衝突被害軽減ブレーキに加え、ペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載した車です。特に、高齢運転者に推奨する車となります。 |
※経済産業省の資料をもとに作成
「サポカー」と「サポカーS」の違いは、上記の表のとおりです。「サポカー」は衝突被害軽減ブレーキのみが搭載される車です。一方、「サポカーS」は、衝突被害軽減ブレーキに加え、ペダル踏み間違い急発進抑制装置が装備された車となります。また、サポカーSは「サポートカー限定免許」の条件も満たします。
「サポカーS」3つの区分
「サポカーS」は、さらに3つに区分されています。それぞれの違いは次のとおりです。
【サポカーSの区分と装備される機能一覧】
サポカーSワイド | ・衝突被害軽減ブレーキ(対車両/対歩行者) |
---|---|
サポカーSベーシック+ | ・衝突被害軽減ブレーキ(対車両) |
サポカーSベーシック | ・低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両/作動速度域が30km/h以下のもの) |
※経済産業省の資料をもとに作成
サポカーSワイドの機能が一番豊富で、次にサポカーSベーシック+、サポカーSベーシックと続きます。
- サポカーSベーシックとサポカーSベーシック+の違い
衝突被害軽減ブレーキの動作条件に違いがあります。サポカーSベーシックは作動対象が車両のみ、作動速度域が30km/h以下でしたが、サポカーSベーシック+は作動速度域の制限がなくなります。
- サポカーSベーシック+とサポカーSワイドの違い
サポカーSワイドになると、衝突被害軽減ブレーキの作動対象に歩行者が追加されるほか、車線逸脱警報(または車線維持支援装置)、先進ライト機能が追加され、さらに安心になります。
安全性を第一に考えて車を選ぶときは、「サポカーSワイド」の車を選ぶとよいでしょう。
サポートカー限定免許とは? 車選びの際はサポカーS対象車を選ぼう
「サポートカー限定免許」とは、運転できる自動車の範囲をサポカーSに限定した運転免許のことです。2022年5月に施行された改正道路交通法にて追加された新たな運転免許です。
運転免許を受けている方の申請により、サポートカー限定の条件を付与することができます。サポートカー限定条件の申請は、運転免許証の更新申請と併せて行うことが可能です。また、サポートカー限定免許の申請に年齢の制限はありません。
ただし、サポートカー限定条件を付与できる免許は「普通免許」のみとなります。中型(8トン限定)免許や第二種免許など、普通免許の上位免許を保有している方は、上位免許を取消して普通免許のみとした上でサポートカー限定条件を付与することとなります。
なお、トヨタをはじめ各自動車メーカーや自動車用品メーカーが発売している「後付けの踏み間違い加速抑制システム」といった装置を後付けしたクルマはサポートカー限定免許では運転できません。サポートカー限定免許の方が車を購入するときは、警察庁が公開している「サポートカー限定免許の対象車両」のリストに記載されているモデルを選びましょう。
トヨタのサポカー対応車は?
トヨタは、セダン、SUV、ミニバン、コンパクトカーなど、数多くの車種がサポカーの対象です。サポカー対応車種の最新情報はこちらをご覧ください。
KINTOで取り扱っているサポカー
コンパクト | ハッチバック・セダン | SUV | スポーツ | ミニバン |
---|---|---|---|---|
ヤリス | カローラ スポーツ | bZ4X | GRヤリス | アルファード |
※2023年3月執筆時現在(WEBでの取り扱いを停止している車種を含む)
サポカー補助金 まとめ
サポカー補助金は、2021年11月29日に受付を終了した補助金制度です。2023年もサポカー補助金は再開されず、今後再開されるかどうかについても不明です。
サポカー対象車を含め、安全装備が充実している車は運転に不安を覚える方、特に高齢の方には有効です。車のサブスク「KINTO」であれば、安全装備が充実した最新の車に月々定額で乗ることが可能です。充実した保険やメンテナンス費用も月額コミコミなので万が一の際にも安心。サポカー対象車への乗り換えを検討している人は、KINTOもぜひ検討してください。
また、サポカーに乗り換えたいものの、補助金を受けられないために安全な車への乗り換えを躊躇っているのであれば、KINTO FACTORYで衝突被害軽減ブレーキを含む安全装備の後付けを検討してみてください。
安全装備の一部を後付けできるKINTO FACTORY
KINTO FACTORYは、クルマのオーナーに向けた愛車のカスタム・機能向上サービスを提供しています。欲しかったオプションの後付け、安全装備の追加、ステアリング交換やシート張替などのカスタマイズやリフォームなどが可能です。
お客様が過去に購入したトヨタ車、レクサス車が対象(※)となります(KINTO契約車も対象)。
※一部車種が対象。対象は随時拡大中
KINTO FACTORYのサービスは、車の基本性能の向上や安全機能の後付けをする「アップグレード」、古くなったアイテムを新品に交換する「リフォーム」、運転データをもとに一人ひとりに合わせて車の設定を最適化する「パーソナライズ」の主に3つです。
【KINTO FACTORYのサービス一覧】
アップグレード | 車の基本性能の向上、安全機能の後付けなど |
---|---|
リフォーム | 経年劣化で傷んだ内装や外装のリフレッシュ、アイテムの交換など |
パーソナライズ | ユーザーの運転データをもとに、一人ひとりの個性や好みに合わせて車の設定を最適化 |
例えば、4代目プリウス(初度登録2018年12月~2020年6月)の場合、アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し被害の軽減に寄与するシステム「踏み間違えをサポート後付けパーキングサポートブレーキ(静止物/インテリジェントクリアランスソナー)」をKINTO FACTORYで後付けすることができます。対象となるグレードは「Sグレード」で、踏み間違い加速抑制システム装着済車は対象外です。料金は、9万3,500円(税込)です。
このように、KINTO FACTORYを有効に活用すれば、車を買い替えずとも現在所有している車をサポカー相当にすることができます。
ほかにも、車種によってはブラインドスポットモニターやプリクラッシュセーフティといった安全装備の後付けのほか、ステアリングホイールを本革巻きに交換できるメニューや、シート張替えメニューなどがあります。KINTO FACTORYは、トヨタ車とレクサス車のアップグレード車種を随時拡大中なので、自分の車が対象車種か気になった方はKINTO FACTORY アップグレードセレクションページをチェックしてみてください。
KINTO FACTORYの利用手順
KINTO FACTORYの利用の順序は次のとおりです。
- 車種で商品絞り込み
- 申し込み手続き
- 申し込み受付完了連絡受診
- 車の持ち込み
- 施工完了・車の受け取り
※詳しくはKINTO FACTORY「ご利用について」をご確認ください
この5ステップでKINTO FACTORYを利用することができます。なお、KINTO FACTORYの申し込み手続きの際は、車検証の写真のアップロードが必要なので、車検証を用意しておきましょう。
サポカー補助金は2021年11月29日に受付を終了し、2023年現在も再開されていませんが、運転に不安を覚える方には特にサポカー対象車はおすすめです。引き続き、サポカー対象車への乗り換えをご検討ください。
最後に、任意保険や税金、メンテナンス費用などがコミコミでトヨタやレクサスの新車に乗れるトヨタのサブスク「KINTO」について紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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