車のサブスク解説
サポカー補助金とは?対象車種など気になる疑問を一挙解説【2021年11月申請受付終了】
高齢者の急発進やアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いが原因の痛ましい交通事故が大きく取り上げられる状況を受け、高齢者の誤操作による事故を防止する先進装備がある車の購入に補助金を支給し、安全な車の普及をめざす制度が、サポカー補助金です。
2019年12月に閣議決定されたサポカー補助金の制度の目的や内容、対象車種について詳しく説明します。
※サポカー補助金は申請受付を終了しました(2021年11月29日 次世代自動車振興センター発表)
サポカー補助金とは?
サポカー補助金とは、65歳以上の高齢運転者が安全運転サポート車などの購入をする際に、新車購入で最大10万円、後付け装置導入で最大4万円の補助を行う制度のことです。
参考:https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha07_hh_000329.html
サポカー補助金が導入された背景には、近年ニュースにも取り上げられている高齢者による自動車事故があり、誤操作による事故対策として取り入れられました。
補助対象者は以下のとおりです。
- 制度適用年度中に満65歳以上となるドライバー
- 制度適用年度中に満65歳以上となるドライバーを雇用する事業者(対象は事業用自動車のみ)
サポカー補助金はいつから有効?
サポカー補助金は、2019年12月13日に補正予算案として盛り込まれました。2019年12月23日以降に新車新規登録や新車新規検査届出された自動車がサポカー補助金の対象となります。
サポカー補助金の金額は?
サポカー補助金で支払われる金額は、安全装置の種類により異なるので申請前に確認しておきましょう。
自動ブレーキと急発進抑制装置が備わっている場合
まずは衝突被害軽減ブレーキ (自動ブレーキ)とペダル踏み間違い急発進等抑制装置 (急発進等抑制装置)の両方を搭載されている場合のサポカー補助金の金額です。
金額は次の通りで、車の種類によって異なります。
- 登録車:10万円
- 軽自動車:7万円
- 中古車:4万円
衝突被害軽減ブレーキのみが備わっている場合
衝突被害軽減ブレーキ (自動ブレーキ)のみ搭載されている場合のサポカー補助金の金額は以下の通りです。
- 登録車:6万円
- 軽自動車:3万円
- 中古車:2万
補助装置を後付けする場合
ペダル踏み間違い急発進等抑制装置 (補助装置)を後付けする場合のサポカー補助金の金額は以下の通りです。
- 障害物検知機能付:4万円
- 障害物検知機能なし:2万円
なお補助装置を後付けする場合の補助金対象は、制度適用年度中に満65歳以上となる高齢運転者に装置を販売した場合に限ります。
気になるサポカー補助金の対象車種やグレードは?
サポカー補助金は国産車や、外国産車が対象となっています。各車の対応グレードなどは国土交通省が発表しているので、以下を参照してください。
サポカー補助金の申請方法
新車・中古車の購入は自分で申請
サポカー補助金対象の新車・中古車を購入する場合、購入者は車両代金を一旦全額支払います。その後所定の申請をすることで、サポカー補助金が給付されます。
購入時に補助金分が差し引かれるわけではなく、購入後に申請しなければならないので、必要な書類や申請方法をチェックしておきましょう。
申請に必要な書類
新車・中古車購入時のサポカー補助金申請に伴って必要な書類は以下です。なお、自家用車と事業用で異なるので注意が必要です。
<自家用車>
- 申請書
- 申請者本人の運転免許証の写し
- 自動車検査証の写し
- 車両を購入したことが分かる書類(領収書の写しなど)
- 補助金振込先金融機関の通帳の写し
- その他、次世代自動車振興センターが定めるもの
出典:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/dl_data/R1ho_sc_jikaato_youryou2.pdf
<事業用車>
- 事業者登録申請書
- 登記簿謄本または現在事項全部証明書(3ケ月以内)
- 補助金振込先金融機関の通帳等の写し
- 運転従事高齢者名簿
- 交付申請書兼実績報告書(事業用自動車 新車)
- 雇用している高齢運転者の確認書類
- 申請車両の確認書類
- 購入を確認する書類
- その他、次世代自動車振興センターが定めるもの
出典:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/dl_data/R1ho_sc_jikasin_youryou2.pdf
上記を準備した後、購入者自らが申請手続きを行います。
申請の手続き
申請は郵送で完了します。持ち込みでの申請は受け付けていません。上記の書類を揃えたら郵送または信書便で次世代自動車振興センターまで送付しましょう。
なお郵送先は自家用、事業用で異なっていますので以下を参考に確認してください。
<宛先>
自家用:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/jika-sinsya.html
事業用:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/jigyo-sinsya.html
補助装置を後付けする場合は事業者が申請
補助装置の後付けで補助金を受ける場合、購入者は申請の必要がありません。装備をとりつけてくれる事業者が申請するので、装備購入額からサポカー補助金の金額分が差し引かれるようになっています。 購入時と違い自分で申請する必要がないので手間がかかりません。しかし注意すべきポイントもあります。
補助装置を後付けするときの注意点
補助装置の後付けでサポカー補助金を受けるには、「後付け装置取り扱い認定事業者」からの購入でなければなりません。
認定を受けている店舗の一覧は一般社団法人次世代自動車振興センターのホームページで確認できますので、装備の後付けを検討している方で近所に認定事業者があるかチェックしたい方は参照してください。
次世代自動車振興センター:http://www.cev-pc.or.jp/support-car/atoduke-souchi.html
申請に必要な書類
後付け装置購入の場合、申請は事業者が行いますが、購入者が事業者に提出しなければならない書類があります。求められる書類としては以下などです。
- 申込書
- 後付け装置を設置しようとする高齢運転者本人の運転免許証の写し
- 自動車検査証の写し
- 代金の支払い手続きが完了したことを証する書類(領収書の写し等、補助金の控除が確認できるもの)
- その他、次世代自動車振興センターが定めるもの
その他にも事業者から求められた際は、速やかに提出しましょう。
サポカー補助金の注意点
サポカー補助金に関していくつか注意点があります。
- 補助の交付は1人につき1台限り
- 自家用自動車の法人名義での購入は補助の対象外
- 事業用自動車の法人名義での購入は補助の対象
- 1事業者につき65歳以上の高齢運転者の人数を超える数の車両、または後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置の補助の交付は受けられない
このあたりは事前に頭に入れておきましょう。
サポカー補助金のまとめ
サポカー補助金は令和元年に閣議決定されたばかりの新しい制度です。まだまだ情報が少なく申請にあたってわからないことも多いかもしれません。サポカー補助金の交付を検討している方は公式サイトを確認したり、自動車販売店で聞いてみましょう。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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