トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ ルーミーの内装/車内は?至る所に収納スペース(画像28枚)
2016年に登場したトヨタのコンパクトカー「ルーミー」。2020年9月にマイナーチェンジされ、以前から定評ある広い室内と多彩なシートアレンジは継承しつつ安全装備や操作性が向上。2020年には8万台以上を販売し、トヨタのコンパクトカーの中ではヤリスに次ぐ人気を誇っています。
今回はルーミーの室内に焦点を当て、使い勝手をはじめとした内装の特徴を紹介します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
居心地バツグンなルーミーの室内空間
ルーミーの特徴として、運転しやすいボディサイズと広い車内スペースを両立させている点があります。「使える!動ける広い部屋!」というキャッチコピーをもつルーミーは、全長3,700mm(カスタム系は3,705mm)×全幅1,670mm×全高1,735mmというコンパクトな5ナンバーサイズです。
コンパクトな全長と全幅の割に全高が高いことから「新しいタイプのトール2BOX」ともよばれ、室内高1,355mmというスペースを確保しつつ乗降性を高める低床フロアやスライドドアなど、ミニバンの魅力をコンパクトカーに凝縮しています。
またグレードによる違いはありますが、オートエアコンやリヤヒーターダクト、運転席・助手席のシートヒーターなどが装備されるモデルは、車内で過ごす満足度を高めてくれます。
トヨタ ルーミーのフレキシブルなシートアレンジ
ルーミーはシートアレンジの機能も豊富です。
リヤシートは6:4の分割可倒式で、前後240mmのスライド機能も有しています。荷物の容量やリヤシート乗員の体格にあわせた調整が可能で、シートバックのレバーで荷室側からでもスライド操作ができるのは嬉しいポイントです。
さらにリヤシートには、ダイブイン機能がついています。リヤシートを格納することで荷室がさらに広がり、自転車のような大きなものやカーペットをはじめとした長尺物も積めるようになります。フルフラットモードであれば、休憩や車中泊にも対応できる「くつろぎ空間」を実現可能です。
シートアレンジを上手に使いこなせば、ルーミーを活躍させる場は一層広がります。日常的な買い物だけでなく、長距離ドライブやレジャーなど、用途に応じて車内スペースを簡単に模様替えできるのが、ルーミーの特徴のひとつです。
またフロントシートにはウォークスルーがつき、前後シートの移動や運転席・助手席間の移動などが楽に行えます。
トヨタ ルーミーの荷室や収納スペース
大開口&低床で積み込みやすい荷室
※バックドア開口幅&荷室フロア高
ボディサイズに似合わぬ車内スペースの広さを誇るルーミーですが、そのメリットは荷室にも現れています。バックドア開口幅や荷室フロア高が低く設定されているため、重い荷物の積み下ろしも楽に行えます。
※多機能デッキボード(防汚シート付)
またルーミーの荷室は、荷物の高さや状態に合わせてアレンジも可能。デッキボードを跳ね上げることで高さのある荷物を載せられたり(写真:中)、リヤシートをダイブインさせてボード裏面にある防汚シートを展開することで(写真:右)、室内を汚すことなく積み込めて便利です。
室内のいたるところにある「使える収納スペース」
ルーミーの収納スペースは、グローブボックスをはじめとしたドライバーの手が届く範囲に加え、多彩な収納機能が絶妙に配置されており、室内はいつでもスッキリ快適。室内のいたるところにあるルーミーの「使える収納スペース」を画像で紹介していきます。
大型助手席オープントレイ
助手席前方のオープントレイは、財布やスマホなどのほか、ティッシュケースなどを置ける大型スペースです。
回転式カップホルダー(運転席・助手席)
運転席・助手席前方には、回転式のカップホルダーが備わっています。
助手席グローブボックス
助手席の前に備わるグローブボックスは、車検証やルーミーの取扱説明書などをしまっておくのに便利です。
買い物フック(助手席側・デッキサイド左右)
助手席の右足元とデッキサイド左右のフックには、買い物袋などを吊り下げられます。
センタークラスターポケット(左右)
センタークラスターポケットは、スマホなどを置くのに便利なスペースです。
脱着式大型センターダストボックス
大型のセンターダストボックスには、ペットボトル数本入るスペースがあります。
フロントドアプルハンドルポケット(運転席・助手席)
運転席と助手席のドアには、小型の財布などを収納できるスペースがあります。
フロントドアポケット&ボトルホルダー(運転席・助手席)
運転席・助手席のドアポケットには、書類やペットボトルが収納可能です。
センターフロアトレイ
運転席・助手席の間にあるセンターフロアトレイには、かさばる荷物をさっとおける便利さがあります。
シートバックテーブル[買い物フック・ドリンクホルダー2個付](運転席・助手席)[全車にメーカーパッケージオプション]
全車にメーカーパッケージオプションのシートバックテーブルは、買い物フック・ドリンクホルダー2個付。車内で過ごすひと時を快適にしてくれるでしょう。
助手席シートバックポケット[カスタム G-T、カスタム G に標準装備]
カスタム G-T、カスタム Gの助手席には、書類などをしまえるシートバックポケットが標準装備されます。
助手席シートアンダートレイ[X にメーカーオプションまたはメーカーパッケージ オプション。 その他のグレードに標準装備]
助手席シートアンダートレイは、運転時に靴を履き替えたい場合などに活用できます。
トレイ式デッキサイドトリムポケット(ボトルホルダー付)+デッキサイドランプ [デッキサイドランプはカスタム G-T、カスタム G は左右に、その他のグレードは左側に標準装備]
リヤシートの両側奥には、ボトルホルダー付きのトレイ式デッキサイドトリムポケットがあります。
デッキボックス
デッキボード下には、清掃用具などを収納できるデッキボックスが装備されています。
トヨタ ルーミーのグレード別内装
ルーミーの内装は大きく、「X」「G」「カスタムG」という3系統のグレードに分かれますが、グレードごとに味付けは微妙に異なり、内装の違いは主に採用する素材の違いになります。
なおシート表皮はファブリック素材を採用している点が共通しており、グレード間の違いはシートカラーに現れています。
Xグレードの内装は?
Xはルーミーのエントリーモデルに相当し、内装も質素でシンプルな構成になっています。
センタークラスターパネルに加飾は施されておらず、ステアリングもベーシックなウレタン製。上級グレードに装備される運転席シート上下アジャスターやフロントセンターアームレストは、メーカーオプションです。
G / G-Tグレードの内装は?
G / G-Tのシートカラーは、Xと同様ブラック×アッシュブラウンです。センタークラスターパネルはピアノブラック調に仕上がっており、Xよりもやや上質な空間を演出します。
ステアリングはシルバー加飾付のウレタンで、エアコンの操作パネルのブラック仕上げやエアコンサイドレジスターのシルバー加飾が、Xとの違いをさりげなく表現しています。
カスタムG / カスタムG-Tグレードの内装は?
カスタムG / カスタムG-Tになると、シート表皮は撥水機能付のブラックになります。またステアリングが本革巻きになり、上質感とスポーティーな雰囲気を醸し出しています。
センタークラスターパネルはシルバー加飾付のピアノブラック塗装で、フロントインサイドドアハンドル・レジスターノブにはメッキ装飾が加わります。
中でもドアアームレストやレジスターノブのシルバー加飾はカスタムG/カスタムG-T専用の装備で、特別感の高さと他グレードとの差を感じられます。
トヨタ ルーミーのグレードと価格
ルーミーのグレード構成は2WDが5種類、4WDが3種類の合計8種類。価格(税込)はエントリーモデル「X(2WD)」の155万6,500円からハイエンドモデルの「カスタムG(4WD)」の209万円までとなっています。
その他グレードの詳細や価格は、公式サイトでご確認ください。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
スタンダードな位置付けであるXやGと、スポーティな雰囲気をもつカスタムGやカスタムG-Tの違いは、フロントフェイスに現れています。スタンダード系からはカジュアルな雰囲気が感じられ、カスタム系はクールで映える目元が特徴です。
トヨタ ルーミーの内装 まとめ
コンパクトカーとして扱いやすいボディとサイズに似合わぬ広い車内スペースを特徴にもつのがルーミーです。ミニバンよりも小さめのファミリーカーや日常使いのために車の購入を考えている人にとって、おすすめの一台といえます。
最後に、購入以外にもルーミーに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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