トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ ヤリスクロスとライズを比較!荷室や使い勝手の違いは?
2020年8月31日に発売された新型「ヤリスクロス」。ボディサイズが小さく街中・アウトドアの両方こなせるSUVは扱いやすいうえに、ヤリスクロスには「使い勝手」の良いポイントが多数ありおすすめの1台です。
ヤリスクロスを候補としたときに気になるのが、同じトヨタから発売されている「ライズ」です。こちらも同じコンパクトSUVとして人気があります。
そこで今回は、ヤリスクロスとライズを使い勝手の良さや運転のしやすさについて比較しながらご紹介します。
※本記事は2019年11月から2021年10月まで販売された初代ライズに関する内容を含みます。2021年11月の一部改良後のライズに関しては以下の関連記事をご参照ください。
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C-HRよりも小さくライズよりも大きいヤリスクロス
ヤリスクロスは、先にデビューしているトヨタのコンパクトSUVである「C-HR」よりも小さく「ライズ」よりも大きいボディサイズのコンパクトSUVとして2020年8月31日にデビューしました。
ヤリスクロスはコンパクトなボディサイズで街中でも乗りやすく、SUVスタイルのボディはオフロード走行もこなし、大人5人と荷物がしっかり積める実用性の高い車です。室内には使い勝手の良い豊富な収納スペースが用意されています。
ヤリスクロスのグレードは、エントリーモデルの「X“Bパッケージ”」、シンプル装備の「X」、中間グレードの「G」、最上位グレード「Z」の4つ。駆動方式は2WDと4WDが全グレードに設定され、パワーユニットはガソリン仕様が全グレードに、ハイブリッド仕様が「X”Bパッケージ”」以外のグレードに設定されており、合計14種類となります。
2020年上半期の新車販売台数1位、販売好調のライズ!
2019年11月に発売されたライズは、トヨタの子会社であるダイハツからのOEM車(他社ブランドで製造された車)でダイハツのロッキーと兄弟車になります。
日本自動車販売協会連合会が発表した2020年上半期(1~6月)の乗用車系通称名別新車販売台数において、ライズは5万8492台で堂々の1位を獲得。大変人気の車種です。
トヨタの中では1番コンパクトなSUVとなりますが、全高1,620mmと車高はヤリスクロスよりも高く、さらに、ヒップポイントを地上高665mmと高い位置に設定することで、見晴らしの良さを実現。前方視界も広く確保しているので、安心して運転できます。
グレードはエントリーモデルの「X」、シンプル装備の「X“S”」、中間グレードの「G」、最上位グレード「Z」の4つ。パワーユニットはガソリン仕様のみですが、全グレードに2WDと4WDが設定されており、合計8種類となります。
ヤリスクロスとライズは運転のしやすいボディサイズ
ヤリスクロスは、トヨタのTNGAプラットフォームを採用。低重心化が図られ、軽量でありながら高い剛性を備えたボディは、車高の高さを感じさせない軽快で安定感に優れた走りを実現します。
ヤリスクロスのガソリン車に搭載される1.5Lダイナミックフォースエンジンは、コンパクト化と軽量化で軽快な走りと優れた燃費性能を発揮。ハイブリッド車の1.5Lハイブリッドシステムは、ハイブリッド世界トップレベルの低燃費を実現するとともにシステム出力向上とアクセル操作に対するレスポンスも良く、ヤリスクロスはガソリン車とハイブリッド車のどちらを選んでも乗りやすいコンパクトSUVです。
また、ヤリスクロスは車の運転に慣れていない若い方や女性ドライバーなどにとっても使い勝手に優れています。ボディサイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mmで、車幅こそ3ナンバーサイズですが、最小回転半径は2WD、4WDともに5.3mと小回りで、細い路地に入る時やUターン時、車庫入れや縦列駐車時の取り回しがスムーズに行えます。
一方、ライズに搭載される1.0Lターボエンジンは、1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮する、走りの楽しさと低燃費を両立。高速道路でもストレスを感じない加速性能を実現しています。
さらに、押し出しの強いデザインで大きく見えるライズですが、全長3,995mm、全幅1,695mmとコンパクトな5ナンバーサイズを実現。ワンクラス上の大きなタイヤでSUVらしい力強いスタイルを叶えながらも、最小回転半径は4.9m~5.0mと非常に小回りがきく、優れた取り回しを実現しています。
ヤリスクロスとライズの荷室を比較
どちらもコンパクトSUVのヤリスクロスとライズですが、ボディサイズではヤリスクロスの方が大きいです。では、荷室の大きさはどうなのでしょうか。
ヤリスクロスの荷室は、クラストップレベルの大きさで容量はなんと390L(2WD車かつデッキボード非装着状態でデッキアンダートレイを含む容量)。リヤシートを倒すことなくゴルフバッグを2つ積むことができます。
さらに、4:2:4の3分割可倒式のリヤシート(HYBRID Z、Z、HYBRID G、Gに標準装備)は、リヤシート中央のみを倒せばスキー板などの長尺物を積みながら後席に2名乗車でき、6:4の2分割可倒式のリヤシート(HYBRID X、X、X“Bパッケージ”に標準装備)は、長尺物を積みながら後席に1名乗車も可能です。リヤシートを倒すことで自転車2台(27インチサイズでフロントタイヤ取り外し状態の自転車)を積むことも可能です。
一方でライズの荷室は、デッキボード下段時で369Lと発表当時ではクラストップレベルの容量でした。ライズのボディサイズからすれば大きく、実用性は高いといえるでしょう。さらに、ライズにはデッキボード下収納(サブトランク)があります。2WD車でデッキボード下段時は80L、4WD車でもデッキボード下段時に38Lのサブトランクが備わります。
リヤシートは全車標準装備で6:4分割可倒式リヤシートを採用、後席、左右いずれかに乗員を乗せたまま、長尺物などの荷物を積むことができます。
ヤリスクロスの使い勝手の良さをピックアップ!
ヤリスクロスは、スマートキーを携帯していれば、リアバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアの自動開閉が可能な「ハンズフリーパワーバックドア」を、トヨタのコンパクトSUVで初めて搭載(HYBRID Z、Z、HYBRID G、Gにメーカーオプション)。両手が荷物でふさがっている時などにとても便利です。
室内にはセンタートレイや大型のフロント・リヤドアポケットをはじめ、使い勝手の良い豊富な収納スペースが充実。前席にはUSB端子も装備(充電用USB端子は、HYBRID Z、Z、HYBRID G、Gに標準装備)されているのでスマホを充電しながら置いておくこともできます。そして、女性に嬉しい収納スペースが「助手席シートアンダートレイ(HYBRID Z、Zに標準装備。HYBRID G、Gにメーカーオプション)」ではないでしょうか。このトレイに運転用の靴を用意しておけば、ヒールを履いて車で出かけることになっても安心です。
また、座席の位置や角度を電動で調整できる「運転席6ウェイパワーシート(HYBRID Z、Zに標準装備)」、乗降時の足腰の負担軽減に寄与する「運転席ターンチルトシート(HYBRID G、G、HYBRID X、X、X“Bパッケージ”にメーカーオプション)」、寒い日のドライブをサポートする「ステアリングヒーター(HYBRID Z、Z、HYBRID G、Gにメーカーオプション)」および「シートヒーター(運転席・助手席)(HYBRID Z、Zに標準装備。HYBRID G、Gにメーカーオプション)」などの快適装備も充実しています。
さらに、ハイブリッド車ならオプションで荷室に「アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)」が設置可能です。車内のコンセントを通じて、電気製品を使用できるほか、アウトドアの時や非常時にとても役立ちます。
7~8インチのディスプレイオーディオも全グレードに標準装備。オーディオ機能とスマホ連携機能が搭載されています。販売店装着オプションのT-Connectナビキットまたはエントリーナビキットを装着することで、車載ナビとしても利用可能です。
ライズならではの使い勝手の良さをピックアップ!
ライズも使い勝手の良さでは負けていません。ライズは、5ナンバーサイズでしかも全長4m未満のコンパクトサイズからは想像できないほどの室内の広さです。カップルディスタンス(前後席間距離)は900mmと広く、後席に座る人の膝まわりにゆとりがあり、体にも心にも余裕が生まれる空間を楽しむことができます。
前席でも後席でもスマホの充電が可能なことも、ライズならではの使い勝手の良さのひとつ。スマホを充電できるUSB端子をセンターコンソール下部に1個、コンソールボックス後端部に2個設定。前席と後席で、3名同時に充電可能です。家族や友人などと複数名で出かける際に、スマホの電池残量を気にする必要がないのは、小さいようで非常に大きいメリットではないでしょうか。
収納面でも、ライズはヤリスクロスと同様に多彩な収納スペースを装備。さらに運転席と助手席の座面と背もたれを温めてくれる「運転席・助手席シートヒーター(Z、4WD車に標準装備。G、X“S”、Xの2WD車にメーカーオプション)」は、寒い季節にも嬉しい装備となっています。アームレスト付のセンターコンソールボックスが全車標準装備になっていることも、注目すべき使い勝手の良さといえます。
なお、9インチのディスプレイオーディオは全車にメーカーパッケージオプションとなっていますが、フルセグTVにも対応しているので停車中は車内でテレビを楽しむこともできます。もちろん、スマホと連携することで、音楽やナビなどのスマホアプリをディスプレイ上で利用することもできます。
ヤリスクロスとライズの使い勝手に関するまとめ
トヨタの人気コンパクトSUV、ヤリスクロスとライズ。どちらもコンパクトなボディなので運転しやすい車といえるでしょう。またどちらにも使い勝手の良いポイントがいくつもありました。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
ヤリスクロスとは?
ヤリスクロスは、先にデビューしているトヨタのコンパクトSUVである「C-HR」よりも小さく「ライズ」よりも大きいボディサイズのコンパクトSUVとして2020年8月31日にデビュー。
ヤリスクロスはコンパクトなボディサイズで街中でも乗りやすく、SUVスタイルのボディはオフロード走行もこなし、大人5人と荷物がしっかり積める実用性の高い車です。室内には使い勝手の良い豊富な収納スペースが用意されています。
ライズとは?
2019年11月に発売されたライズは、トヨタの子会社であるダイハツからのOEM車(他社ブランドで製造された車)でダイハツのロッキーと兄弟車。
トヨタの中では1番コンパクトなSUVですが、全高1,620mmと車高はヤリスクロスよりも高く、さらに、ヒップポイントを地上高665mmと高い位置に設定することで、見晴らしの良さを実現。前方視界も広く確保しているので、安心して運転できます。
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