トヨタ車&レクサス車解説
実用性の高さと広々空間が女性にも人気のトヨタ「シエンタ」
コンパクトミニバンは近年非常に人気の高いモデルで、「シエンタ」はトヨタの小型普通車の中でもトップクラスの販売台数を誇る人気車両です。
2015年7月の現行モデル登場から4年以上が経過した今でも、2020年1~6月における普通乗用車の車名別新車販売台数ランキングで6位(日本自動車販売協会連合会データ)と高い人気を維持しています。
今回は2018年9月にはマイナーチェンジも行われ、女性にも人気のコンパクトミニバン・シエンタについてレビューしていきます。
※本記事は2代目シエンタ(2015年7月~2022年8月)に関する内容を含みます。記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新モデルの3代目シエンタについては以下の関連記事をご参照ください。
コンパクトでも高い実用性!家族も満足するシエンタ
2015年7月に初登場し2018年9月にはマイナーチェンジも行われた2代目シエンタですが、約5年が経過した今でもトヨタトップクラスの販売台数を誇るコンパクトミニバンです。
シエンタの人気を語る上で欠かせないのが、5ナンバーに収まる大きすぎないボディーサイズに3列シートモデルも備えた高い実用性で、家族でアウトドアに出かける際にも重宝する広い室内が魅力です。
「Active&Fun」をキーワードに、トレッキングシューズをイメージしたスタイリッシュでカジュアルなエクステリアと豊富なカラーバリエーションで、個性をアピールできるコンパクトミニバンに仕上がっています。
さらに、家族に嬉しい6人または7人乗りの3列シート車だけでなく、フラットラゲージモード時にはアウトドアや車中泊にも使える5人乗りの2列シート車もあります。大容量のラゲッジルームを活かして、趣味を楽しむ車としても活躍してくれること間違いなしです。
遊び心と機能性に優れた内装を持つシエンタ
「ふだんをアゲる」をキャッチフレーズに展開するシエンタには、家族のふだん(普段)をアップグレードしてくれる遊び心満載の見た目と便利な内装がたくさんあります。
運転席のダッシュボードには、オレンジ色のラインが走り、カジュアルさを演出。助手席側のダッシュボードを開けばティッシュ箱を収納できるオレンジ色の収納ボックスも出現。さらにその下には小物を置いておくことができるトレーが用意されるなど、運転席や助手席まわりだけを見ても至れり尽くせりです。
乗り込み高さは地上330mm(4WD車は350mm)の低床&フラットフロアは小さなお子様でも乗り降りしやすく、スマートキーを使用してワンタッチでドアを開けられるパワースライドドアも採用されるなど、家族に嬉しい機能が満載です。
事前操作によって自動でパワースライドドアのアンロックとドアオープンを行うウェルカムパワースライドドアも搭載(G Cuero、G、FUNBASE G Cuero、FUNBASE G、G車いす仕様車に標準装備)しています。
駐車場など隣に余裕のないスペースで、子どもを抱っこしたまま、買い物バッグを両手に抱えながら…。女性や子育て家族にとって、クルマの乗り降りはひと苦労。シエンタは、スライドドアをはじめスムーズな乗降性にこだわっているのが伝わってきます。
3列シート車では、ワンタッチのレバー操作で2列目シートを折り畳めるタンブル機構を採用することで、3列シートへのアクセスもしやすく、さらに3列目シートを使用しない場合には2列目の床下に収納ができるなど、見栄えと使い勝手を両立させています。
3列シートを床下に収納するとフラットになるラゲッジルームは広々。ベビーカーや自転車の積載もこなす、ゆったりとした空間を実現しています。
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個性際立つシエンタの外装
シエンタのエクステリアは、スタイリッシュで先進的なデザインと多彩なカラーバリエーションで、見る人をワクワクさせます。
ミニバンの四角いイメージを払拭するような流れるシルエットに、ヘッドランプからフォグランプグリルまで繋がるガーニッシュを採用し、先進的で特徴のあるデザインです。
豊富なカラーバリエーションは、モノトーン11色、ツートーン6色の全17種類がラインアップされています。若い女性から高齢者まで、幅広い層に合ったカラーを選べるのも、シエンタの大きな魅力といえるでしょう。
また「スーパーUVカット&シートヒーターパッケージ(G Cuero、G、FUNBASE G Cuero、FUNBASE G、G車いす仕様車にメーカーパッケージオプション)」も女性想いの装備のひとつ。日焼けの原因となる紫外線(UV)を約99%カットするフロントのウインドシールドとドアガラスのおかげで、紫外線の強い季節や時間帯でも、気軽にドライブを楽しめます。日射しによる暑さのもとである赤外線(IR)カット機能も付いています。さらに、運転席と助手席の肩、腰、下肢の部分にシートヒーターを装備。女性に多いとされる冷え性の方に優しいオプションとなっています。
扱いやすく心地よい走りのシエンタ
シエンタには、ガソリン車とハイブリッド車が用意され、ガソリン車は2WDと4WDを選ぶことができます。
ハイブリッド車はミニバントップレベルの低燃費を実現し、ガソリン車はコストを抑えながら普段使いのミニバンに必要な燃費やパワーの両立を図っています。
ミニバンながら5ナンバーに抑えられたボディーサイズによって、最小回転半径が5.2mと取り回しが良いのもシエンタの魅力です。
さらにシエンタは、後席にいくほどヒップポイントを高くする「シアターレイアウト」を採用(3列シート車)することで、後席からの見晴らしの良い視界を確保しています。女性や子供など、背が低めの人にとって嬉しいポイントです。
シエンタの気になる燃費は?
シエンタのエンジンラインアップはガソリン車とハイブリッド車の2種類から選択できます。
ハイブリッド車はミニバントップクラスの低燃費を実現し、ガソリン車に関しては価格とのバランスが魅力的です。
下記は、WLTCモードでのエンジン仕様別シエンタの燃費です。
ハイブリッド車
G Cuero/G/X/FUNBASE G Cuero/FUNBASE G/FUNBASE X:22.8km/L
ガソリン車(2WD)
G Cuero/G/X/FUNBASE G Cuero/FUNBASE G/FUNBASE X:17.0km/L
ガソリン車(4WD)
G Cuero/G/X:14.0km/L
22.8km/Lとミニバントップクラスの低燃費を誇るハイブリッド仕様と、抑えられた価格設定が魅力のガソリン仕様の2つのエンジンから、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことができます。
安全機能も充実のシエンタ
シエンタには、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が装備(G Cuero、G、FUNBASE G Cuero、FUNBASE G、G車いす仕様車に標準装備。X、FUNBASE X、X車いす仕様車にメーカーオプション)されており、レーザーレーダーと単眼カメラ方式を併用した検知センサーと、それに基づく統合的な制御により、事故の回避や衝突被害の軽減を支援します。
車両や歩行者(昼)を検知し、“ぶつからない”をサポートする「プリクラッシュセーフティ」、道路上の白線(黄線)をセンサーで認識し、車線を逸脱する可能性がある場合、警報ブザーとディスプレイ表示により注意喚起する「レーンディパーチャーアラート」、先行車の有無や対向車のライトを認識し、ヘッドランプの上下の向きを自動で切り替えてくれる「オートマチックハイビーム」の安全装備をパッケージング。
ほかにも、アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(G Cuero、FUNBASE G Cuero に標準装備。G、FUNBASE G、X、FUNBASE X にメーカーオプション)」や、真上から見下ろす感覚でナビの映像を確認できる「パノラミックビューモニター(全車にメーカーオプション)」などの安全性能を備えています。
車の運転に不慣れな若い方や女性などにとって、こういった安全性能は心強い味方となるのではないでしょうか。
シエンタのグレードと価格
コンパクトミニバンとしてシエンタの人気が高い理由の1つに、実用的で手の届きやすい価格設定が挙げられます。シエンタの主なグレードと価格(税込)は以下の通りです。
ハイブリッド車
- X(乗車定員7名):226万8,200円
- FUNBASE X(乗車定員5名):222万7,500円
ガソリン車
- X(2WD)(乗車定員7名):185万200円
- X(4WD)(乗車定員6名):199万4,300円
- FUNBASE X(2WD)(乗車定員5名):180万9,500円
※価格はいずれも税込
近年、軽自動車でも200万円近い車両本体価格が出てきていることから、180万円ほどで購入を検討できるミニバンは非常に貴重な存在といえます。取り回しのよさや経済性から、軽自動車を選ぶ女性ドライバーが多いイメージがありますが、シエンタは軽自動車と並んでその選択肢に入ることでしょう。
※本記事は2代目シエンタ(2015年7月~2022年8月)に関する内容を含みます。2代目シエンタのグレードや当時の価格についてはトヨタ公式サイト内の2代目シエンタのカタログを、最新モデルの3代目シエンタのグレードや価格に関してはシエンタ公式サイトでご確認ください。
シエンタのレビューまとめ
個性的でありながら実用性に優れたシエンタの魅力についてご紹介しましたが、新車での購入は簡単に決断できるものではありません。
もし、今回ご紹介したシエンタをより気軽に検討したいとお考えの場合は「KINTO」がオススメです。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
シエンタの後席からの見晴らしは?
シエンタは、後席にいくほどヒップポイントを高くする「シアターレイアウト」を採用(3列シート車)することで、後席からの見晴らしの良い視界を確保しています。女性や子供など、背が低めの人にとって嬉しいポイントです。
シエンタの乗降性は?
乗り込み高さは地上330mm(4WD車は350mm)の低床&フラットフロアは小さなお子様でも乗り降りしやすく、スマートキーを使用してワンタッチでドアを開けられるパワースライドドアも採用されるなど、家族に嬉しい機能が満載です。
事前操作によって自動でパワースライドドアのアンロックとドアオープンを行うウェルカムパワースライドドアも搭載(G Cuero、G、FUNBASE G Cuero、FUNBASE G、G車いす仕様車に標準装備)しています。
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