試乗記・レポート
【車初心者・運転講座第3回】駐車は「頭から入れる」方が難しい!?やって感じた駐車の難易度 BEST4
みなさん、こんにちは。KINTOでヤリスクロスを契約し、「ペーパードライバー」から「運転初心者」へとレベルアップしつつある間坂です。納車から2カ月が経ちました。しかし、車でお出かけすることが決まるたび、スマホとにらめっこしながら「自分でも停められそうな駐車場が近くにあるか」を必死で検索する毎日です。
そう、私の最大の悩みは……「駐車」です。初めて行く場所で、どう車を操作して駐車すればいいのかがとっさに分からない。経験不足からくるこの恐怖に、日々頭を抱えています。
そこで今回も、私の運転の師匠である齊藤先生に、駐車のコツについて講習をしていただきました。最初に「駐車って、入れる方法によって難易度がありますか?」と質問してみたところ、「駐車場の広さや通路幅にもよりますが、初心者にとっては前から入れる方が難しく感じる場面が多いですよ」という驚きの回答が!
※駐車の練習をするときは、周囲に人や車が少なく、十分なスペースがある場所で行うのが前提です。少しでも不安を感じたら、無理に操作を続けず、必ず一度止まって周囲を確認しましょう
あわせて読みたい(理論・解説編)
齊藤先生がプロの視点から解説するクルマを駐車するときのポイントと、教習所でできたのに実際の駐車場でできない理由を解説します。
駐車駐車できない原因は?教習所との違いとバック駐車のコツ
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
衝撃!「頭から入れる」方が圧倒的に難しい!?
駐車場の枠を目の前にすると、ついそのまま頭から突っ込みたくなりますよね。以前、ショッピングモールの駐車場で、後ろに車がいることに焦って前から入れたことがありました。その後、出庫時に自分の力だけでは出せなくなってしまい、大騒ぎになった苦い思い出があります。

駐車って頭から入れるのと後ろから入れるの、どちらが大変だと思いますか?

前からの方が視界も広くて楽ですよね?でも以前やってみたら、出庫時に本当に苦労しました……。

駐車場の広さや通路幅にもよりますが、初心者にとっては前から入れる方が難しく感じる場面が多いですよ!


車を低速で曲げるときは、前輪の向きで進む方向を調整しながら、後輪の通る位置を意識することが大切です。前から突っ込むと、前輪は向きを変えやすい一方で、後ろ側の位置をあとから修正しづらくなります。結果的に車体が枠からはみ出したり、切り返しが増えたりして、初心者にはかなり面倒に感じやすいんです。

なるほど……。初心者ほど後ろから(バックで)入れるのが鉄則なんですね。
……とはいえ、なんかしっくりこない。理屈として説明されても、どうも頭にパッと入ってこない。そこで、実際に車を動かして体感してみることになりました。
プロが教える「駐車のアプローチ」3つのポイント
車に乗り込んで、齊藤先生からバック駐車を始める前に「意識すべき基本のアプローチ」について教えていただきました。

先生、バックを始める前に、まず何を意識すればいいでしょうか?

いきなりバックしようとせず、前進しているアプローチの段階で勝負が決まります。気をつけるべきポイントをいくつかお伝えします。
先生が指導してくれた内容をまとめるとおおまかに以下の3つになりました。
① 駐車枠と周囲の状況を「前進しながら」把握する
「停める位置(目標の枠)」だけでなく、「自分が今走っている場所」や「死角になる障害物(カラーコーンや他のお客さんの車など)」を前進中にあらかじめ複数箇所(3点ほど)同時に把握しておくことが大切です。
② 駐車枠と車体の「距離(空間)」を十分に取る
教習所で教わる『駐車枠に対して車の角度をつける』ということを無理にしなくて大丈夫です。大切なのは、駐車枠と自分の車との間に、幅と長さの両方の余裕をしっかり取って前に出すこと。十分な空間があれば、後ろのタイヤを駐車枠の手前の角に寄せていきやすくなります。
③ 車の「四隅(よすみ)」を常に気にする
バックする際は後ろだけに気を取られがちですが、車は後ろに下がりながら前側も大きく振れます。一番外側に膨らみやすい反対側の前角(フロント角)を含め、車の四隅すべてに注意を払いましょう。

なるほど……!『前進している間に周りを見て、距離をしっかり取る』。これを頭に入れて、実際に挑戦してみます!
初心者・間坂がガチで体感!駐車の難易度ランキング BEST4
早速、実践です。今回は、運転席からの見えやすさ、死角の多さ、切り返しやすさ、車体の四隅の把握しやすさを基準に、私が実際に体感した「駐車の難易度順」をレポートします!
【第4位】右折バック/体感難易度:★★☆☆☆(低)


あれ?運転席側の窓から直接見ながらコントロールできる。これ、私には一番やりやすく感じます!

そうですね。バックするときは、ぶつけたくない右のミラーや、右後ろのタイヤが通る位置をしっかり見ることがポイントです。後ろのタイヤを意識しながら、枠の手前の角(端)に寄せていきます。

右の後ろタイヤ(軸)が、枠の角に見える位置ですね!

そうです。そこをしっかり見ながら誘導してあげます。あらかじめ停めたい駐車スペースから車までの距離をしっかり取っていたので、何度も切り返しする必要もなくなります。
【第3位】左折バック/体感難易度:★★★☆☆(中)


今度は、左バックです。

左側は運転席から遠くて死角が多いですね……。どこを基準にすればいいんでしょうか?あっ、運転席からサイドミラーを見ても左後ろの駐車場の白線が見えないです!

カラーコーンを目印に、車が駐車枠の中に入っているか確認してください。実際の駐車場では両隣に車が停まっていることも多いので、隣の車と自分の車が平行になっているかをミラーなどで見ると、枠に入っているか確認しやすくなります。駐車枠の線と線の間に入っているか確かめたいときは、前方の障害物(壁や駐車している車など)にぶつからない範囲で少し前進し、両サイドのミラーを見ると線の先が見えるようになりますよ。場所によっては、目の前に停まっている車を目印に確認できる場合もあります。

【第2位】右折・前から(前進駐車)/体感難易度:★★★★☆(高)


頭はなんとか入ったのですが……運転席側なら見えるかと思いきや、いつも悩む内輪差と外輪差が一瞬わからなくなります。後ろ、大丈夫ですかね?

前進駐車は前の動かせる部分(前輪)から動かしちゃうと、車体の後ろ側がスペースからはみ出ちゃいますからね。無理に進もうとすると余計にハマってしまいますよ。

本当だ、前輪を動かすほど車体が外側にはみ出ていっちゃいます……!どうすればいいですか?

前進で入らなくなったら、無理に前から押し込もうとしないこと。素直にバックで下がって態勢をやり直すのが一番です。

前進でハマったら、無理せず素直に下がってやり直す!納得です。
【第1位】左折・前から(前進駐車)/体感難易度:★★★★★(かなり高い)

まずは左折での前進駐車ですが……先生、私、左前のコーンがまったく見えていません!

僕も見えてないですね。これ、多分ぶつかります。

ええっ!?奥行きの感覚が全くつかめず、大パニックです。

そういう(見えなくて危険な)場合は、やっぱり一度下がった方がいいですね。ハンドルを左に切った状態のまま、周囲を確認しながらゆっくり下がりましょう。
見えない、わからないと思ったら、何よりも実際に外に出て状況を見てみるのが一番。焦らずに車外に出たら、ギリギリの位置にあるコーンを見つけてヒヤリとしました。「ダメなら素直に下がってやり直す」という大切さを学びました。
テクニック解説:バック駐車のハンドルタイミングとサイドミラー
講習で教わった「最も重要なテクニック」は、ハンドルを切るタイミングというよりも「周りの空間の使い方」と「ミラーの設定」でした。
① サイドミラーの正しい見方と設定


バック駐車の時、白線を踏まないか不安で、下がる前にいつもミラーの位置をかなり下向きにしているんですが……。

一番下まで向けてしまうと、地面と線しか見えなくなってしまいますよ。ミラーの上の方に後ろの車などが少し映るくらいのバランスが良いですね。

なるほど!下の白線だけでなく、上の景色も少し入れる比率なんですね。でも、それだと死角が怖いです!

だからこそ、ミラーだけに頼らず、直接目で見るんです。車の四隅を気にして、上体の向きや視線を変えながら後方や左右を確認してください。必要に応じて安全な場所で一度停止し、周囲の状況を落ち着いて確認することも大切です。

(実際に上体を後ろに向けながら)じゃあ、かなりキョロキョロする感じなんですね。

実際に先生に言われるくらい上体を後ろに向けて確認してみたところ、車の外の様子がとてもよく見えました。「見ているつもり」になっていましたが、見る本気度が足りていなかったことに気づかされました。

② ハンドルを切るタイミングと車体の動かし方

駐車のときは、車の速度は超ゆっくり。でも、必要なタイヤの向きに合わせてハンドルはしっかり回す。これがポイントです。車の速度がゆっくりだとハンドル操作もゆっくりでよいと思ってしまうかもしれませんが、ハンドルを回した分だけタイヤの向きが変わります。大きく向きを変えたいときは、車はゆっくり動かしながら、ハンドル操作は遅れないようにしましょう

距離感や角度はどうすればいいですか?

駐車スペースと自車の間に、幅と長さの両方の余裕をしっかり取れていれば、通路の真ん中をまっすぐ行って、そのままお尻から入るだけで綺麗に入ります。右折バックなら右の後ろタイヤ、左折バックなら左の後ろタイヤを『駐車枠の手前の角』に寄せていくイメージで動かしてください。
③ 後ろの距離について
さて、バック駐車をしたときに「後ろはどこまで停めればいいか?」という話ですが、バックモニターで映っている表示と、実際の距離感はどれくらい違うものなのでしょうか?

距離感は車種やカメラの設定によって異なります。バックモニターはあくまで補助として使い、ミラーと目視でも周囲を確認したうえで、停車後に一度外から見てみると、「自分の感覚」と「実際の距離感」のギャップが分かります。

プロに教わった最大の教訓
講習を通して、初心者にこそ「バック駐車(後ろから)」がおすすめであることを身をもって学びました。

最後に、先生がかけてくれた心強い言葉を紹介します。

運転の試験では、課題によって切り返しの回数が減点や中止の判断につながることがあります。でも、免許取得後の実際の駐車では、無理に一回で入れようとする必要はありません。安全を確認しながら、何度切り返しても大丈夫ですよ。
「前から入れた方が簡単」という思い込みを捨てるだけで、駐車のハードルが一気に下がりました。皆さんもぜひ、サイドミラーと目視を活用した「お尻からのバック駐車」を試してみてくださいね!
最後に、齊藤先生に駐車のお手本を見せてもらいました
プロと初心者の駐車を見比べると、確認する場所、車を動かす速度、ハンドルを切るタイミングの違いが一目瞭然です。
あわせて読みたい(理論・解説編)
齊藤先生がプロの視点から解説するクルマを駐車するときのポイントと、教習所でできたのに実際の駐車場でできない理由を解説します。
駐車できない原因は?教習所との違いとバック駐車のコツ
次回は最終回!第4回。初心者が高速道路を運転するときのコツと気をつけたいポイントをお伝えします。お楽しみに!
≪関連動画≫大きな車でスムーズに駐車するコツ | トヨタ アルファードで挑戦🚙苦手意識を克服しよう!
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