試乗記・レポート
【車初心者・運転講座第2回】「300m先を右……って今どこ!?」ナビに振り回されない運転の基本
こんにちは! KINTOで契約したヤリス クロスを運転中の元ペーパードライバー間坂です。全4回でお届けしている車初心者・運転講座、第2回目のテーマは「カーナビ攻略」です!
ドライブの心強い味方であるはずのナビですが、初心者にとってはパニックを引き起こすトラップになりがち。「およそ300m先、左方向です」と言われても、「えっ、300mってどの交差点!?今の信号のこと!?」と頭の中がパニックになり、ナビ画面をチラチラ凝視するあまり目の前の標識や横断歩道を見落としそうになるのが私の悩みでした。
今回も元自動車教習所指導員の齊藤優太先生に、ナビに頼りすぎず安全に目的地へ辿り着く「プロのナビ活用術」を教えてもらいました! 
「運転苦手を克服するぞ」「しっかり教えるぞ」の記念でポーズ!
【近日公開予定】あわせて読みたい(理論・解説編)
ナビの音声案内で焦らないための「時間のゆとりの持ち方」や、ナビに頼りすぎない考え方を齊藤先生がプロの視点で徹底解説!
「ナビのルートで行かなきゃ!」と思わなくても大丈夫!ナビ設定して目的地に行くときに焦らない方法
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
【悩みの現場】ナビ画面に一点集中…視野がどんどん狭くなる!
目的地を設定していざ出発したものの、走行中、次の交差点で曲がる指示が出るとついついナビ画面を見つめてしまう私。

ナビ画面に集中しすぎると、どんどん首の動きが止まって視界が狭くなっちゃうんですよね。画面ばかり見ていると、前方の信号の変化や歩行者、さらには標識まで目に入らなくなってとても危険です。ナビの画面だけを見るのではなく、道路の上に出ている『青看板(案内標識)』や『路面標示』を見る方が、ずっと早く正確に次の動きが判断できますよ。

えっ、看板を見るんですか!?
ナビの指示通りに走らなきゃと焦っていた私は、根本的な考え方から間違っていたことに気づかされました。
【先生の教え】ナビ依存から脱却する3つの心得!
ナビパニックを克服するために、齊藤先生が伝授してくれたのが以下の3つの心得です。
1. ナビの画面は「超ざっくり(俯瞰)」で全体像を見る!


拡大画面ばかり見ていると、目の前の交差点のことしか考えられなくなります。あえてナビの表示を少し広い縮尺(400mスケールなど)にして、『要するに〇〇街道をまっすぐ進んで、高速道路の下を潜ったら右だな』という大まかなルートイメージを持っておくのがコツです。これだけで心の余裕が段違いになりますよ。
(ちなみに齊藤先生ご自身も、普段は400mの縮尺にしてナビを見ているそうです!)
2. 「青看板(案内標識)」と「道路の矢印」を主役にする!


日本の道路標識や路面の矢印案内は、とても見やすくできています。『この先右折レーンが2車線あるな』『一番左のレーンは左折専用になるな』といった情報は、ナビ画面を探すよりも、実際の道路上の看板を見る方がスムーズに理解しやすいですよ。ナビは音声で『そろそろですよ』と教えてもらう合図程度にとどめておき、実際の動きは道路の看板を参考に判断してみてくださいね。
3. 「道を間違えてもリルートしてくれるから大丈夫」と割り切る!

指示された曲がり角を過ぎちゃったらどうしようって焦っちゃうんです……

大丈夫です! 今の通信型ナビ(コネクテッドナビなど)は優秀なので、行き過ぎても一瞬でルートを引き直してくれます。『絶対にここで曲がらなきゃ!』と慌てて急ブレーキを踏んだり強引に車線変更をする方がよっぽど危険です。間違えたら『まあ、いっか!』とそのまま安全にまっすぐ進み、ナビの再検索に任せましょう。
【実践】青看板(案内標識)を頼りに走ってみたら、焦りが一気に消えた!
齊藤先生のアドバイスを受けて、ナビ画面だけを見るのをやめ、意識して「空(上側)」にある青看板(案内標識)や道路標示に目を向けて走行してみました。

すると不思議なことに、「あ、300m先っていうのはあの大きな標識がある交差点のことか!」「地面に右折矢印が出てきたから、あらかじめ右レーンに入っておこう」と、自分の頭で先の展開を予測して車線選びができるようになりました。なによりも事前に交差点の名前が読めるようになったのが自分の中での大発見でした!

先生! 道路の看板を見るようにしたら、ナビの『300m先』という音声と実際の景色がパッと頭の中で繋がりました! 前もって余裕を持って右折レーンに入れるので、全然焦りません!

素晴らしいですね! 目線がしっかり上がって、遠くの情報(看板や先の信号)まで見えるようになりました。ナビの表示はあくまで進行方向の目安や補助的なものに過ぎません。画面を見つめすぎず、実際の道路の看板や標示から情報を集めて早めに対処できるようになれば、初めて走る道でも落ち着いて運転できますよ。
【プロ直伝コラム】ナビの「ヘディングアップ」と「ノースアップ」どっちが良い?
ナビの設定でよく話題になる「画面の向き」について、齊藤先生に聞いてみました!
ノースアップ表示(上が常に「北」で固定)

- メリット:自分が今どちらの方角に向かっているのか全体の位置関係が掴みやすい
- おすすめの人:地図を見るのが得意な人 / 大まかなルート(俯瞰)を把握したい人
ヘディングアップ表示(自分の進行方向が常に上)

- メリット:直感的に「次右だな」と曲がる方向がわかりやすい
- おすすめの人:運転初心者 / 進行方向ベースで感覚的に運転したい人
3D表示(進行方向が上で、建物や景色が立体表示)

- メリット: 目の前の実際の景色や建物の目印と照らし合わせやすい
- おすすめの人: 初めて行く場所で目印を頼りにしたい人 / 平面地図を読むのが苦手な人

どちらが正解ということはありません。自分が画面をパッと見たときにストレスを感じない設定を選べばOKです。ただし、迷いやすい人は『少し引いた画面(ロケ当日は400mスケールに設定していました)』にして全体像を捉える工夫をしてみてくださいね。

【まとめ】ナビに頼りすぎない!景色と看板も大切な道しるべ

「ナビの言う通りに完璧に走らなきゃ」という焦りからナビ画面ばかり見ていた私ですが、「青看板(案内標識)や道路標識こそが大切な道しるべ」と意識して周りをしっかり確認するようにしたことで、かえって運転中にゆとりが生まれるようになりました。
ナビ攻略 3つのポイント
- ナビ画面を直前に凝視せず、道路の青看板(案内標識)や路面標示を優先する
- 大まかなルート(〇〇街道・〇〇方面)を俯瞰で把握しておく
- 曲がり損ねても焦らずそのまま進み、自動再検索に任せる
この基本さえ押さえておけば、知らない場所へのドライブも怖くありません!
また、今回の講習でしっかり顔を上げて青看板(案内標識)や路面標示をチェックするようになってから、自然と車窓の風景が目に飛び込んでくるようになりました。「あれ? ドライブって楽しいかも!」と思えたのは、私にとって大きな発見です。

顔を上げると新しい世界が広がっている――そんな運転本来の楽しさが、少しだけ見えてきた気がします。
【近日公開予定】あわせて読みたい(理論・解説編)
ナビの指示に焦ってしまう原因や、「所要時間+1時間の余裕」を持つ重要性など、齊藤先生がプロの視点からさらに詳しく解説した記事は近日公開予定!
「ナビのルートで行かなきゃ!」と思わなくても大丈夫!ナビ設定して目的地に行くときに焦らない方法
次回・第3回は、お出かけ先の最大の試練……「『後ろの車、待たせてゴメン・・・』焦るバック駐車を一発で決めるコツ」をお届けします!お楽しみに!
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