試乗記・レポート
86(ハチロク)はファミリーカーとして使える?クルマ好きパパオーナーのリアル報告
こんにちは、自動車業界の特命ライター、ゴリ奥野です。みなさん、スポーツカーで子育てって可能だと思いますか?実を言うと私は断念したのですが……、成功している人はたしかにいます。少なくない不便を乗り越え、継続できている秘訣は何なのでしょうか?
自分の経験をふまえて、子育てグルマに必要な条件を考えてみたいと思います。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
筆者は2人目が生まれたタイミングで86での子育てを断念しましたが……
筆者は2013年に「86(ハチロク)」を新車で購入。その当時、すでに1人目の子どもは生まれていました。86を買って会社員生活にピリオドを打ち、独立して特命ライターになると決めていたのです。
毎朝、共働きの妻と子どもを乗せ、駅近くの保育園に送る生活。一方、仕事では全国の86オーナーのオフ会に出かけていき、全国のクルマ好きとコミュニケーションを図ることができました。

しかしながら、2015年に2人目の子どもが誕生すると、86で子育てを続けることが重荷に感じるように……。
86にチャイルドシートを2つ付けることも考えましたが、子育てに使える時間は限られているので、道具(クルマ)もそれに合ったものにしたいと悩んだ結果、ミニバンを増車。
仕事と子育てをきっちり分けることには成功しましたが、今度は2台持ちがだんだんと厳しくなり、1台に統合。それからはオン/オフ両方に使える5ドアハッチバックを乗り継いでいます。
14年間86に乗り続けているパパに話を聞いてみた
筆者は86での子育てに挫折しましたが、中には現役で86をファミリーカーとして使っている人もいます。今回、お話をうかがった小林諭さんもそのひとり。
2012年に86を購入し、カスタマイズやサーキット走行、遠方ドライブを楽しむ一方で、2020年にお子さんが誕生。来年には小学校に上がる年齢になりますが、手放す予定はまったくないとのこと。86の走行距離は、15万kmを超えています。
「86がすごく好きという理由もありますが、運転している時の感覚を大事にしています。86は前期と後期でステアリングまわりのフィーリングが違うのですが、前期の重いフィーリングが好きです。あと86のヒラヒラ感。他のクルマにはないと思いますね」という小林さん。
「GRヤリス」や「GRカローラ」も登場した今、「乗り換えを考えたことは?」と聞いてみると、「考えたこともありますが、シートポジションが高く、なんか違うなって。86はタイヤを4本積めて、チャイルドシートも載せられるので、手放そうという気持ちになりません。愛着ですかね」との答えが返ってきました。
ガマンしてもらっているのでやさしく運転しています
86をすごく気に入っている小林さん。でも、奥様から乗り換えを促されることもあり、全面的に支持してもらえているわけではないようです。
「妻には狭くてガマンしてもらっている分、少しでも快適に過ごしてもらえるようにしています。サーキット走行用にTOYOTA GAZOO Racingのデータレコーダーを付け、カーナビで表示させていて、Gメーターを見ながら注意深く運転しています」。
家族のために自分の運転をGメーターでチェックするって斬新。開発者が一番びっくりしていることでしょう。
また、クルマへのダメージを減らす努力も怠りません。チャイルドシートとリアシートの間にはフロアマットを挟み、リアシートに跡が残らないように工夫しています。
「忘れてはいけないのが、チャイルドシートの着脱時です。クルマに傷がつかないように慎重に出し入れをする必要があるのですが、傾斜のある駐車場では、前に倒したシートが戻ってくることがあるので、足でシートを押さえながら作業しています。ドアをガバッと開けられる、広い場所を選んで止めるのも重要です」。
子どもが「この86に乗りたい」って言ったら譲るつもり
大好きな86を維持するために、父親としてもクルマ好きとしてもいろいろと気を遣っている小林さん。一時期は乗り換えやファミリーカーとの2台持ちを検討しましたが、駐車場の問題もあり、見送りました。
「今では子どもから『パパ、運転上手』とほめられることもあります。子どもが大きくなったら、この86を譲る予定です。運転の練習機として最高の存在じゃないですか。だから、できるだけ良い状態で乗り続けたいと思います」。
クルマ好きパパの子育てグルマに必要な条件って、やっぱりそのクルマがとことん好きなこと。小林さんと話しているとよくわかりますが、それにより、日々の苦労を苦労と感じなくなります。
もうひとつは、86(スポーツカー)を愛するパパを、なんだかんだと言って家族が応援すること。家族が応援することでパパに継続する力が生まれ、何にも代えがたい愛着につながります。
もう一度86を買って子どもや友人とドライブしたい!
筆者はそこまで突き抜けることができなかったと、しみじみ思います。独立直後ということもあり、86が好きでも楽しむ余裕はなかったとも言えるでしょう。
そのため、マイナス面ばかりを見るようになってしまったのかもしれません。ご家族の生活の一部になっている小林さんの86ライフがとってもまぶしく見えます。

もう一度、今度は「GR86」を買って、中断していた86ライフを復活させるのもありかもしれません。子どもも大きくなったので、もうチャイルドシートは要りませんし、仕事もだいぶ落ち着いたので、純粋な遊びとして86に集中できそうです。
子どもや86のオフ会で知り合った友人たちと、また遊びに行ければ最高ですね。いつになるかわかりませんが、忘れ物を取りに行くつもりでチャレンジしたいと思います!
(取材・文・写真:ゴリ奥野 企画・編集:木谷宗義/type-e)
≪関連動画≫トヨタGR86 RZ試乗&レビュー!
KINTOとは?
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスです。一部車種は中古車のお取り扱いもあります。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
KINTOは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「中古車」では契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO」もあります(※)。
※法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プラン(2024年7月31日新規申し込み受付終了)は対象外
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(※)。
※販売店でのご相談も可能です
メニュー