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運転が怖い!ペーパードライバーや運転初心者が一般道路を走るときに気をつけるべきことや運転のコツ
ペーパードライバーや運転初心者がクルマを運転するとき、「運転が怖い!」と感じたり、「どうしたらいいのかわからない」と悩んだりすることがあるのではないでしょうか。今回は、ペーパードライバーや運転初心者が感じる“運転の怖さ”の原因を解説するとともに、安心してクルマを運転するためのポイント(対処法)を元教習指導員がアドバイスします。
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「運転が怖い!」と感じる原因は何なのか?怖さの正体とは?
ペーパードライバーや運転初心者が「運転が怖い」と感じる原因はさまざまです。
例えば、これまで経験したことのない速度を出すことが怖いと感じる人もいれば、安全に運転をするために何をしたらいいのかわからないという人もいます。
その他にも、進路変更のタイミングが掴めない、右左折するときに事故を起こしてしまうのではないかと不安になる、煽られたらどうしようなど、ドライバーによって怖いと感じるポイントは異なります。

しかし、こうした速度に対する恐怖、交通事故に対する怖さ、クルマという速度の高い乗り物を運転するときにどういった操作をしたらいいのかわからないなど、不安なことや恐怖が重なって“怖い”という一言になるのはごく自然なことです。
なぜなら、クルマで出せる速度は、遅くても徒歩(平均的な徒歩の速度は4km/h)の5倍(20km/h程度)、幹線道路や道幅が広い道路では10倍以上(40km/h以上)、高速道路にいたっては20倍以上(80km/h以上)の速度になるためです。
この速度の高い乗り物を操作するということは、徒歩で道路を通行するときよりも、交通状況の変化が速く、処理(判断や操作)しなければならない情報量も多くなるということになります。そのため、最初は膨大かつ速く流れる情報の認識や処理が追いつかないのは当たり前です。
この交通状況という情報の認識や処理が追いつかないために、「今、何をするべきなのか」、「事故を起こさないために何をすればいいのかわからない」となり、交通の流れに乗れなかったり、何かしらの事象が目の前に現れたときに後手に回った対処になってしまい、判断および操作が遅くなる(組み立てができていない運転になる)ことがあります。
このような運転(対症療法のような運転)は、ペーパードライバーや運転初心者によくあることであるため、この時点で「自分には運転のセンスがない」などと落胆する必要はありません。
では、どのようにしたら、スムーズで安全な運転(運転の組み立てができているドライブ)ができるようになるのでしょうか。
ペーパードライバーや運転初心者あるある?!運転が怖いと感じるポイントとは?対処法も解説
ペーパードライバーや運転初心者が“運転が怖い”と感じるポイントとしてよく挙げられるのが、進路変更(車線変更のほか障害物を避けるケースも含む)、交差点の右折・左折、同一方向に走行している車両の接近(特にバスやトラック)、二輪車(バイク・自転車など)のすり抜け、対向車の圧迫感などです。
これらは、早めの情報収集と情報の取捨選択をするとともに、変わりゆく交通状況の中で想定されるシーンに応じた運転操作の選択肢を複数用意しておくことで改善できる可能性が高いです。

例えば、進路変更が苦手なドライバーが、「後続車が迫ってきたらどうしよう」や「二輪車がすり抜けてこないか不安」という怖さを感じている場合、恐怖のポイントとなっている対象の有無を確認することで、不安や恐怖を減らすことができます。
では、このような場合に認識(収集)しておく情報(交通状況)と、選択すべき情報(取捨選択)には、どのようなものがあるのでしょうか。
【認識しておく(収集しておく)情報(交通状況)】
- 走行中の状況(交通が流れている、信号待ちで止まっているなど)
- 対向車の有無(片側1車線道路の場合は特に注意)
- 後続車の有無(クルマやバイクなどの車両全般)
- 進路変更後の道路状況(自車の先に自転車が通行している、交通が混雑している、道が空いているなど)
- 左側の後方に自転車が走行している
- 歩道に人がいる
など
これらの情報を進路変更する前に収集しておくことで、運転の組み立てがしやすくなります。ただし、上記の中で、自車の進路変更に必要のない情報もあります。取捨選択する情報は次のとおりです。
【取捨選択する(必要のない)情報】
- 左側の後方に自転車が走行している
- 歩道に人がいる
この2つの情報(交通状況)は、進路変更しようとしている自車に直接的な関係がないものです。こうした情報の収集と取捨選択ができるようになれば、どのような順序で進路変更すればいいのかという運転の組み立てができるようになります。
また、運転の組み立てをするときに大切なのが、1つの方法に限定しないということです。では、進路変更するときの運転操作の選択肢を考えてみましょう。
- 交通が流れており、対向車や後続車までの距離が十分にあるため、速度を落とすことなく進路変更する
- 対向車や後続車までの距離が十分にあるものの、進路変更した先の交通が流れていない(信号待ちなどで停止している)ため、足をブレーキペダルに構えたり、エンジンブレーキなどを活用して少し速度を落としたりしながら進路変更する
- 対向車や後続車の距離が近く、現在の速度で通行することが難しいため、速度を落としてタイミングを見計らって進路変更する
- このままの速度で進路変更することができない状況(対向車や後続車がいる、進路変更した先の道路に自車が入れるスペースがないなど)であるため、進路変更する手前で一時停止して待つ
など
このように、進路変更1つでも複数の選択肢が考えられます。実際の交通社会では、より複雑な交通状況であるため、運転操作の選択肢はもっと増えるでしょう。
進路変更など何らかの“操作”は危険が伴う可能性が高い!
ここまでペーパードライバーや運転初心者が“運転が怖い”と感じる理由や対処法を解説してきましたが、ここからは運転に慣れている人やベテランドライバーにも改めて認識しておいてもらいたいこととなります。

それは、先ほど例に挙げた進路変更をはじめ、交差点の右折・左折、渋滞の最後尾に着くときなど、ステアリングやペダルを“操作”するとき(特に急な操作)は危険が伴うということです。
具体的には、ブレーキペダルの操作によって追突されたり、ステアリング操作をして避けた方向の車両などに衝突してしまったりするなどです。
そのため、「進路変更したい」、「そろそろ右折・左折の準備をしなければならない」など、何かしらの行動をしたいと思い始めたときに周囲の安全確認をすることが重要となります。
なお、周囲の安全を確認するときは、ミラーを有効に使いながら“チラ見”で後続車や側方を通過する車両などの動きを観察することがポイントです。
安全確認は数回にわけて行うのがポイント!
クルマの運転において“安全確認”と聞くと、教習所で教わる「ミラー+目視確認」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。確かに、ミラーだけでなく、目視でミラーの死角を確認することは非常に重要なことであるため「ミラー+目視確認」は間違っていません。
しかし、ペーパードライバーや運転初心者によくあるのが、この「ミラー+目視確認」という安全確認の行為を1度で済ませようと考えているパターンです。

ここまで繰り返し述べてきたように、交通状況は刻一刻(わずか1秒でも)変化します。そのため、先ほど安全確認したときは何もなくても、今は後続車や側方通過車両などがいるというケースはよくあります。
こうした変化に対応するためにも安全確認をする際は、何度かミラーをチラ見して、後続車の有無や速度(迫ってきていないかなど)を確認するのがポイントです。
具体的には、1度目のミラー確認で車両の有無を見て、2度目のミラー確認でミラーに映る後続車の大きさを把握し、3度目のミラー確認で2度目のミラー確認のときよりもミラーに映る後続車の大きさが変わったかどうかを見ます。
もし、ミラーに映る後続車の大きさがミラーをチラ見するたびに大きくなっているときは、自車より後続車の速度が高いということです。この場合に進路変更をすると後続車に追突される可能性が高いため、迫りくる後続車の後に入るなど、別の方法で進路を変えましょう。
一方、ミラーに映る後続車の大きさが小さくなっているときは、自車の速度の方が高いということになります。この場合は、その速度を維持したまま進路変更できる可能性が高いです。
また、ミラーに映る後続車の大きさがほとんど変わらない場合もあります。このときは、自車と後続車の速度がほぼ同じとなるため、自車が入れるスペースがあれば進路変更が可能です。
このようにミラーを有効に使い複数回に分けて後続車の動きをチェックできるようになると、進路変更のタイミングが掴めるようになってきます。

加えて、この“チラ見”で何かをチェックするというのは、安全確認だけでなく、ナビのルートを見るときや、道路に設置されている標識・標示を見るときにも役立ちます。
さらに、ミラーをチラ見するクセがついていれば、ミラーに映る自車の側面と道路に引かれている線の間隔を見ることができるようになり、自車が車線内のどのあたりを走行しているのか(右寄りまたは左寄りになっているか)を確認することもできるようになります。
このように、ミラーをチラ見するという行動は、安全確認の他にも役立つことがあるため、ペーパードライバーや運転初心者をはじめ、運転が怖い・不安だと感じている人は、ミラーや周囲の交通状況をチラ見するという練習をしてみるとよいでしょう。
チラ見でさまざまなことを認識できるようになると、直近にある注意すべきことだけでなく、先の注意ポイントまで見えるようになってきます。こうして少しずつチラ見するポイントを増やしていくと、視野が広がり、運転の組み立てができるようになるため、スムーズで安全な運転ができるようになるでしょう。
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