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車に貼るマーク「若葉・四つ葉のクローバー・蝶々」等の意味
車を運転していると、様々なマークをつけた車を見かけることがあります。いわゆる「初心者マーク(若葉マーク)」や「高齢者マーク」はよく知られていますが、そのほかにも、「蝶々」や「車いす」、「四つ葉のクローバー」の形をしたマークも。それぞれのマークにはどんな意味があるのでしょうか?
今回は、車についている「4+1種類のマーク」について、装着義務および反則金の有無、表示対象者などについて詳しく解説します。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
「4+1種類のマーク」の違いとは?

まずは、車についている「4+1種類のマーク」について、その概要をまとめました。なぜ「4+1」なのかは、のちほど説明します。
初心運転者標識(初心者マーク・若葉マーク)

「若葉マーク」ともいわれる「初心者マーク」は、正式名称を「初心運転者標識」といいます。普通自動車(または準中型自動車)の運転免許を取得してから1年未満の人が運転する車に表示することが義務付けられています。
装着することで周囲に「運転にまだ慣れていないドライバーが運転している」と知らせるものです。
高齢運転者標識(高齢者マーク)

4色の葉を持つクローバー型をした「高齢者マーク」も、近年は街中で頻繁に見かけるようになりました。正式名称は「高齢運転者標識」で、周囲に「70歳以上の高齢者が運転している」と知らせてくれます。
警察庁のホームページによると、表示は義務でないものの「加齢に伴って生ずる身体機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるとき」には、車にマークを表示して運転するように努めなければならないと明示されています。
なお、2025年現在のデザインは2011年に登場した新しいもので、それ以前は「もみじマーク」と呼ばれる2色のしずく型でした。

変更前のマークも、高齢運転者標識として引き続き使用することができます。
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身体障害者標識(身体障害者マーク・四つ葉マーク)

「身体障害者マーク」は、正式名称を「身体障害者標識」といい、「四つ葉マーク・クローバーマーク」とも呼ばれます。肢体不自由(手足の不自由)であることを理由に特定の条件付き運転免許を取得している方が対象のマークです。
「高齢者マーク」と同様に、マークを表示していないからといって罰則が科せられるわけではなく、努力義務とされています。
聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク・蝶々マーク)

蝶々のようなデザインの「聴覚障害者マーク」は「蝶々マーク」とも呼ばれ、正式名称を「聴覚障害者標識」といい、聴覚に障害のある方が運転していることを示しています。
2008年に聴覚に障害のある方が免許を取得できるようになったことをきっかけに誕生したマークです。なお、聴覚障害者標識をつけることに加えて「特定後写鏡(ワイドミラー)」の装着も義務づけられています。
マークは周囲のドライバーに配慮を促すためのもの

ここまでに紹介してきた4種類のマークは、すべて道路交通法で定められた公式な標識であり、それぞれのドライバーの特性を周囲に知らせることで周囲の配慮(安全な車間距離の確保や、無理な追い越しの防止など)を促す役割を持っています。
表示場所はどこでも良いわけでなく、いずれも車体前面と後面の両方の見やすい位置(地上0.4メートル以上1.2メートル以下、前面ガラスは不可)に取り付ける必要があります。マークは、カー用品店やホームセンター、自動車教習所などで購入できるほか、自治体によっては70歳以上の高齢者に「高齢者マーク」を無料配布しているところもあります。
心無いドライバーや表示義務違反者には反則金も!

これら4種類のマークをつけた車に対して幅寄せや無理な進路変更をした場合には、道路交通法違反となり、加害者は行政処分点数1点、反則金6,000円(中型車・準中型車を含む大型車は7,000円等)が科せられます。
なお、先に書いたように「初心運転者標識」と「聴覚障害者標識」には表示義務があるのでご注意を。表示義務を怠った場合は、以下の反則金が課せられます。
マーク | 対象車種 | 反則金 | 行政処分点数 |
---|---|---|---|
初心運転者標識 | 普通車 | 4,000円 | 1点 |
大型車(準中型のみ) | 6,000円 | ||
聴覚障害者標識 | 普通車 | 4,000円 | 1点 |
大型車(準中型のみ) | 6,000円 |
出典:警視庁「自動車の運転者が表示する標識(マーク)について」
「車いすマーク」を車に貼るのは間違い
最後に紹介する「車いすマーク」は、前述した4種類のマークとは少し異なる存在です。「4+1」としたのは、そのため。
障害者のための国際シンボルマーク(車いすマーク)

「車いすマーク」は正式名称を「障害者のための国際シンボルマーク」といい、障害を持っている人々が住みやすいまちづくりの推進を目的として、1969年に民間の組織である「国際リハビリテーション協会(RI)」により採択されました。
日本でこのマークの使用管理を委ねられている「日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)」によると、これは「障害のある人々が利用できる建築物や公共輸送機関であることを示す世界共通のマーク」であり、自家用車に表示することは「マーク本来の主旨とは異なっている」のだそう(※)。
※出典:日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)「国際シンボルマーク(車いすマーク)の普及・使用の管理」
法的なマークではないため、当然ながら駐車禁止などの道路交通法上の規制を免れられる、障害者専用駐車場を優先的に利用できる、といった法的効力はありません。身体の障害を持っている、もしくは高齢の方で駐車できない場所に車を停められるようにしたい場合は、各都道府県の公安委員会が交付する駐車禁止等除外標章(身体障害者等用)を取得する必要があります。
まとめ
車につけるマークはそれぞれが異なる意味を持っているものの、すべてのドライバーがより安全に運転できるようにするという共通の目的があります。マークを見た周囲の人たちの思いやりの気持ちを喚起してくれるものであり、不本意なトラブルを避けることにも役立ってくれるでしょう。
道路上では様々な運転者が共存しています。マークの意味を正しく理解し、お互いに配慮し合い、安全かつ優しい運転ができるようにしたいですね。
(取材・文:増田美栄子 編集:西村友香理 監修:木谷宗義/type-e)
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