トヨタ車&レクサス車解説

トヨタ新型クラウン(スポーツ)のタイヤ・ホイールサイズは?

トヨタ新型クラウン(スポーツ)のタイヤ・ホイールサイズは?

新型クラウン(スポーツ)は、2022年に登場した新型クラウン(クロスオーバー)を起点に順次展開されている「クラウンシリーズ」のひとつです。
 
車種名にある「スポーツ」が示すとおり、新型クラウン(スポーツ)は運転しやすいパッケージとスポーティな走りを楽しめるモデルとなっており、2023年11月にハイブリッド車(HEV)が発売され、2023年12月にプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売が開始されました。
 
新しい形のSUVとして感性に響く「美しいデザイン」と「楽しい走り」が特徴の新型クラウン(スポーツ)の走りを支えているタイヤやホイールは、どのようなサイズとなっているのでしょうか。
 
今回は、新型クラウン(スポーツ)に標準装備されているタイヤ&ホイールについて解説するとともに、オプションとして用意されているタイヤやホイールについても紹介します。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

新型クラウン(スポーツ)は21インチの大径タイヤを標準装備

新型クラウン(スポーツ)プロトタイプ

新型クラウン(スポーツ)に標準装備されているタイヤ&ホイールは、21インチの大径タイヤ&ホイールです。

迫力ある大きさでスポーティさと引き締まった足元を演出するブラックの21インチタイヤ&ホイールは、新型クラウン(スポーツ)の上質かつ楽しい走り、接地感や踏ん張り感を強調しています。

タイヤサイズやホイールサイズと走行性能の関係

新型クラウン(スポーツ)プロトタイプ

タイヤのサイズやホイールのサイズは、見た目に影響するだけでなく、乗り心地や燃費性能などにも影響します。 

一般的にタイヤの外径を変えずに、タイヤの幅を広くすると路面の接地面積が増えます。タイヤのグリップ力は上がりますが摩擦抵抗や重量も増加するため、燃費が悪くなる場合が多いです。また、路面の状態を乗員に伝えやすくなるため、乗り心地が悪化したり、ロードノイズが大きくなったりする傾向があります。

車を横から見たときに見えるタイヤのゴム部分の厚さ(サイドウォール)は、大きくなる(ホイールのインチ数を下げる)ほどタイヤのトレッド面が丸みを帯びて路面との接地面積が減るため乗り心地や燃費性能が良くなり、小さくなる(ホイールのインチ数を上げる)ほど、タイヤのトレッド面が直線に近くなり路面との接地面積が増えるため、ハンドリングが良くなります。

ただし、これらはあくまでも一般論であるため、どの車にも必ず該当する話ではありません。実際に走行する際には、車に装備されているサスペンションとタイヤ&ホイールの相性により、乗り心地の良さや燃費性能などが変わりますそのため、見た目やタイヤ&ホイールの特徴だけでタイヤやホイール選びをするのではなく、車との相性や求める走りに応じてタイヤやホイールを選ぶことが重要となります。

新型クラウン(スポーツ)の標準タイヤとタイヤサイズ

新型クラウン(スポーツ)

では、新型クラウン(スポーツ)に標準装備されているタイヤとホイールのサイズを見ていきましょう。クラウン(スポーツ)には、ハイブリッド車(HEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)がラインアップされているため、パワーユニットごとにタイヤ&ホイールを紹介します。

ハイブリッド車

クラウン(スポーツ)HEVは、「SPORT Z」のみラインアップされています。

SPORT Zは、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンに前後モーターを組み合わせたE-Four(四輪駆動)で、5Ahのニッケル水素電池を搭載。車両重量は、1,810kg(パノラマルーフを装着した場合は10kg増加)のモデルです。

SPORT Z

新型クラウン(スポーツ)HEV タイヤ&ホイール(235/45R21)

SPORT Zには、足元を引き締めるスポーティなグロスブラック塗装が施された21インチホイールが標準装備されています。

タイヤサイズ

235/45R21 97W

ホイールサイズ

21×8 1/2J アルミホイール

仕様

グロスブラック塗装&センターオーナメント

プラグインハイブリッド車

クラウン(スポーツ)PHEVは、「SPORT RS」のみラインアップされています。

SPORT RSは、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンに前後モーターを組み合わせ、四輪を駆動させるE-Fourで、大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV走行距離はWLTCモードで90kmとなっています。

SPORT RS

新型クラウン(スポーツ)PHEV専用ホイール(235/45R21)

クラウン(スポーツ)PHEVには、特徴的なスポークによってスポーティさとプレミアム感が際立つマットブラックのPHEV専用21インチホイールが標準装備されています。

HEVのSPORT Zより220kg重量が重くなるクラウン(スポーツ)PHEVのタイヤとホイールのサイズは、次のとおりです。

タイヤサイズ

235/45R21 97W

ホイールサイズ

21×8 1/2J アルミホイール

仕様

マットブラック塗装&センターオーナメント

プラグインハイブリッド車は、車両重量が重くなっているものの、タイヤサイズやホイールサイズはハイブリッド車と同じです。

新型クラウン(スポーツ)のオプションタイヤとタイヤサイズ

新型クラウン(スポーツ)には、メーカーオプションで21インチのタイヤ&ホイールが設定されています。標準装備されるタイヤ&ホイールとの違いは何なのでしょうか。

全車にメーカーオプション

新型クラウン(スポーツ)225/45R21

新型クラウン(スポーツ)全車にメーカーオプション設定されている21インチタイヤ&ホイールのサイズは次のとおりです。

タイヤサイズ

225/45R21 95W

ホイールサイズ

21×8 1/2J アルミホイール

仕様

グロスブラック塗装&センターオーナメント

価格

-6,600円(税込)

標準装備されるタイヤとの違いはタイヤの接地面の幅です。タイヤ幅を比べると、標準装着タイヤが幅235mm、メーカーオプションタイヤが幅225mm。メーカーオプションタイヤの方が標準装着タイヤより幅が10mm狭くなっています。

タイヤの幅が狭くなると、タイヤと路面の接地面積が小さくなるため、燃費性能が向上したり、ロードノイズが低減されたり、軽やかな走りになったりします。ただし、タイヤと路面の接地面積が小さくなると、グリップ性能の限界が低くなり、コーナリング時に踏ん張りにくくなる可能性があります。

また、標準装備される235/45R21タイヤは、タイヤとボディの隙間が狭くタイヤチェーンを装着することができません。一方、メーカーオプションの225/45R21タイヤはタイヤとボディの隙間が狭いものの、布製チェーンであれば装着することができます。そのため、ウインタースポーツを趣味にしていて、降雪が多い地域にクラウン(スポーツ)で出かけることが多いのであれば、メーカーオプションのタイヤ&ホイールを選んでおくとよいでしょう。

新型クラウン(スポーツ)のモデリスタ アルミホイールセット

新型クラウン(スポーツ)モデリスタ仕様

トヨタのカスタマイズパーツを販売しているモデリスタでは、新型クラウン(スポーツ)のアルミホイールセットをラインアップしています。モデリスタの21インチアルミホイールセットについて詳しく見ていきましょう。

21インチ アルミホイールセット

MODELLISTA WingDancer XXI 〈ブラックマイカ×ポリッシュ〉

モデリスタの新型クラウン(スポーツ)用21インチアルミホイールセットは、アウトラインの幅に強弱をつけたシャープな切削面が連なり、躍動的な印象を創出したデザインが特徴です。また、ブラック部分には細かいレリーフを設け、精緻で洗練されたイメージを際立たせています。

タイヤサイズ

タイヤは標準装備(235/45R21)またはメーカーオプション(225/45R21)のものを使用

ホイールサイズ

21×8.5J インセット35

仕様

MODELLISTA WingDancer XXI 〈ブラックマイカ×ポリッシュ〉

価格

1台分 286,000円(税込)

モデリスタの21インチアルミホイールセットはホイールのみの販売です。タイヤは標準装着またはメーカーオプションのタイヤ&ホイールに装着されているタイヤを使用します。

タイヤサイズ・ホイールサイズの基礎知識

新型クラウン(スポーツ)プロトタイプ

さて、ここでは、タイヤサイズやホイールサイズの基礎知識について簡単に紹介します。タイヤ&ホイールのサイズ表記には、それぞれに意味があり、数字やアルファベットが何を意味しているのか理解しておくと、タイヤ交換やホイール交換の際に役立ちます。

 タイヤサイズの確認方法

タイヤサイズは、「235/45R21 97W」と12桁の数字やアルファベットなどで表記されています。

それぞれの意味は次のとおりです。

  • 「235」:タイヤの幅(mm)
  • 「45」:偏平率(%)
  • 「R」:タイヤの構造(Rはラジアルタイヤ)
  • 「21」:ホイールリムの径(インチ)
  • 「97」:ロードインデックス(タイヤ負荷の最大質量)
  • 「W」:速度記号(走行可能な最高速度の記号)

 タイヤサイズの数字やアルファベットは、タイヤそのもののサイズだけでなく性能も示しています。

ホイールサイズの確認方法

ホイールサイズは、「21×8 1/2J」や「21×8.5J」と表記されます。

それぞれの意味は次のとおりです。

  • 「21」:リムの径(インチ)
  • 「8 1/2」「8.5J」:リムの幅(インチ)
  • 「J」:タイヤがはまる部分の形状

ホイールサイズでは、口径、幅、タイヤがはまる部分の形状を知ることができます。

タイヤ交換時の注意点

新型クラウン(スポーツ)プロトタイプ

続いて、タイヤを交換する際の注意点についても紹介します。 

タイヤは、路面と接している唯一の部分で、車体を支え、走る、曲がる、止まるといった走りの基本を司る重要なパーツです。

ゴムが主な材料となるタイヤは、路面と接触することで摩耗します。タイヤの摩耗が進むと、走行性能が低下したり停止距離が伸びたりするだけでなく、バースト(走行中に突然タイヤが破裂する現象)やハイドロプレーニング現象(タイヤと路面の間に水の膜ができることによりハンドルやブレーキがきかなくなる状態)などが起きやすくなったりします。

また、タイヤの劣化や空気圧不足は燃費にも影響するため、定期的に(月に1回以上)空気圧やタイヤの減り具合・残り溝の深さを点検しましょう。

タイヤの点検をしたときに、残り溝の深さが浅くなっていることに気づいたら、スリップサイン(残り溝の深さが1.6mm以下になると露出するタイヤ溝内の突起)が出ているか確認してください。スリップサインが露出しそうなくらいまで残り溝が少なくなっているときは、早急にタイヤ交換することをおすすめします。

タイヤがもったいないからという理由で、スリップサインが出るまでタイヤを使い続けたいという気持ちも理解できますが、タイヤ交換を我慢して雨の日に止まることができず、事故に至る可能性も考えられます。

自分の安全や周囲の交通の安全、同乗者の命を守るためにも、スリップサインが出そうになったらタイヤ交換の相談を販売店にしましょう。

タイヤ交換するときは、装着されているホイールサイズに合うタイヤを選ぶだけでなく、その車の性能に合ったタイヤを選ぶことが重要です。そのため、タイヤサイズに表記されているロードインデックスや速度記号までチェックすることが大切です。

また、タイヤ交換のタイミングで、ホイールのサイズアップ(インチアップ)やサイズダウン(インチダウン)を検討する方もいるかもしれません。ホイールのサイズを変更するときは、ホイールのサイズに合うタイヤを装着するようにしてください。ホイールサイズとタイヤサイズが合わない場合、タイヤの性能や車の性能を最大限に引き出すことができず思わぬトラブルが発生する可能性があります。

トヨタでは、指定サイズ以外のタイヤ・ホイールの取り付け検討・評価を行っていません。タイヤ・ホイールサイズについては、メーカーとして国土交通省へ届け出を行っているため、指定サイズの物を使用するようお願いしています。イールについては、PCD・インセット※を含めたサイズが同じでも、ホイール内側の形状により、車両部品と干渉する場合もあるため、ホイールを交換する際は十分に注意してください。

※PCD:ピッチサークル・ダイアメーターの略。ホイールを車に固定する際のボルトの中心線を結んだ円の直径のこと。インセット:ホイールのリム幅の中心線から取り付け面までの距離のこと

各車両の指定タイヤ・ホイールサイズやPCD・インセット等はこちらから確認してください。

新型クラウン(スポーツ)のタイヤサイズ まとめ

新型クラウン(スポーツ)PHEV

新型クラウン(スポーツ)のタイヤ&ホイールは、幅広タイヤに大径ホイールを組み合わせたスポーティなスタイリングの21インチタイヤが標準装備されています。標準装備のタイヤだと金属製チェーンや布製チェーンを装着することができないので、チェーン規制に対応したい場合はオプションの21インチタイヤを装着するとよいでしょう。

スタイリングのことも考えたタイヤ&ホイールを組み合わせ、スポーティな走りも楽しめる新型クラウン(スポーツ)は車のサブスクリプションサービス「KINTO」で取り扱っています。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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