試乗記・レポート

【クルマ購入体験レポート】試乗のプロ“ハマやん”が114台を試乗してUX250hを選ぶまで

【クルマ購入体験レポート】試乗のプロ“ハマやん”が114台を試乗してUX250hを選ぶまで

今の自分のクルマ(LEXUS UX 250h F SPORT)を選択するために、合計114台に試乗してきました。「一体どうやって114台から選定したの?」といったご質問もいただいたので、UXの選択プロセスについてレポートします。
クルマ大好き、元トヨタの企画マンで、公私合わせて1,800台以上のクルマを試乗してきた試乗のプロフェッショナル “ハマやん”が「LEXUS UX250h」を選ぶまでの、完全プライベートレポートです!

※試乗実施時期の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
LEXUS UX 250h F SPORT 試乗実施時期:21年5~8月にかけて数回試乗

「LEXUS UX250h」に至るまでの試乗概要

クルマ選び:今回の試乗の考え方について

前のクルマ“プリウスα”購入から約9年が経過した昨年5月に「そろそろ次のクルマについて検討しないといけない」考えが浮かび、「とりあえず色々と試乗してみよう」と思いつきました。
何となく、「次に選ぶとすれば、Cセグメントのクロスオーバーが主候補かなあ?」と思いつつ、以下の考え方を持って試乗・選択していくことにしました。

  1. Cセグメントのクロスオーバーならびに周辺車種・乗り味評判車に試乗する
  2. 試乗してみて「乗り味」の気に入ったクルマを選択候補とする
  3. 「乗り味〇」車種の中から色々な商品要素を考え合わせて選定する

114台に試乗:「114台」ありきではなく結果的に試乗したのが114台

試乗車種は最初に決めていた訳ではなく、試乗しながら、思いついた他車にも乗ってみる・・・といった風に増やしていきました。
また、同じ車種の複数試乗や、仕様違い・エンジン違いの乗り比べもあるため、114台とはいっても、車種数では73車種でした。(同一車種で最も多く乗ったのは6回試乗したレクサスUX・マツダCX30・アウディQ3)
 
以下、長い表で恐縮ですが、乗った車種の一覧表・コメントです。試乗回数の多いもの・試乗時期の早いものから並べてあります。そして、選定のために、自分の感覚(好意度・期待値に対してどうか?・後味の有り様)を〇~△で表現しました。(価格・寸法的要素も一部含む)

試乗車種一覧(車種・試乗回数・コメント・○~△)(試乗回数順・試乗順)

※○~△は、「自分の好意度・期待値に対してどうか?後味の有り様」を基本に、価格や寸法等の定量的要素も加えてランキングしたもの
※コメント・ランキングは個人の主観によるものです

順位

車種

回数

コメント

○-△

1

レクサスUX

6

コンセプト・クルマの出来○。感覚的にフィット

2

マツダCX-30

6

全体バランス・内外装〇。コンセプトは感覚にフィット

3

アウディQ3

6

欠点なくコンセプトはフィット。凝縮感不足で-

○-

4

トヨタカローラ(クロス)

5

乗り味等よく出来〇。コンソールリッド形状-

○-

5

ミニクロスオーバー

4

MINIらしさ○。BSM等装備面で-

○-

6

トヨタハリアー

3

内容・乗り味○。大きさでネガティブ

△++

7

スバルレヴォーグ

3

乗心地・4駆感覚◎。燃費・内装で-

○+

8

メルセデスGLA

3

コンセプト・乗り味○。感覚的にもフィット

9

VWゴルフ

3

クルマの出来・存在感○。抜きん出ていない

10

日産ノートオーラ

3

街中e-POWER乗り味○。Bセグメントで小さい

○-

11

アウディA3

3

プレミアム内外装・乗り味○。感覚フィット

○+

12

ボルボXC40

2

人に優しいクルマ。個性少々不足

○-

13

トヨタRAV4

2

内容・乗り味よいがサイズ少々大きい

△+

14

VWティグアン

2

真面目な商品だが凝縮感・乗り味質感△

15

レンジローバーイヴォーク

2

相当プレミアムだが出来・乗り味はフィットする

16

シトロエンC5エアクロス

2

特徴理解できるが、全体乗り味合わない

17

BMW118

2

パワトレ・剛性感○。エンジン・脚の選択難しい

△+

18

トヨタプリウス

2

過不足ない性能と燃費。新しさ感じ難い

△+

19

トヨタヤリスクロス

1

コンセプト・出来は○。質感に欠ける面あり

△+

20

マツダ3

1

キャラ立った個性派だが、好みには合わない

△+

21

BMW X1

1

手の内感あるが、凝縮感・乗り味質感△

22

BMW X2

1

理解できるが、コンセプト・造りとも合わない

23

VW T-Roc

1

狙い理解できるが、クルマの出来が今一歩

24

プジョー2008

1

分り易く出来もよいがニーズに合わない

△+

25

プジョー3008

1

まとまり良いが、これというポイント不足

26

ジャガーE-PACE

1

スポーツ系乗り味明確だが好みに合わない

27

アウディA4

1

控えめな乗り味で薄味。Dセグメントはちょっと

28

フィアット500X

1

分り易いクルマだが乗り味好みに合わない

29

アルファロメオステルヴィオ

1

独自価値のスポーツ車だが好みに合わない

30

DS3クロスバック

1

DSらしさあるが自分の嗜好に合わない

31

DS7クロスバック

1

DSらしさ理解できるが嗜好に合わない

32

キャデラックXT4

1

クルマの出来は良いが左ハンドル選択しにくい

33

トヨタC-HR

1

ポジション良いがスタイル・乗り味今一歩

34

スバルXV

1

ポジション・コンセプト良いが乗り味今一歩

35

マツダCX-5

1

ポジション・コンセプト良いが乗り味一世代前

△+

36

ルノー キャプチャー

1

ポジション・出来良いが乗り味好みと違う

37

ホンダヴェゼル

1

先代比質感向上だが乗り味今一歩

38

日産キックス

1

e-POWER気持ちよいが質感今一歩

39

ジープ チェロキー

1

サイズ感良いが全般に大雑把で合わない

△-

40

ジープ コンパス

1

装備充実したクルマだが乗り味が合わない

△-

41

BMW320

1

Dセグメントらしいクルマ。Mスポ脚固く合わない

△+

42

メルセデスGLB

1

GLAより更に柔らか乗心地。3列不要

△+

43

アウディQ5

1

凝縮感強く魅力的。トレッド1620・価格がネック

△+

44

シトロエンC3エアクロス

1

一世代前の印象。Cセグメントと比べられない

△-

45

BMW X3

1

乗り味・凝縮感○。幅と価格がネック

△+

46

日産ノート

1

乗り味・静かさ○。質感はBセグメントなり

△+

47

スズキクロスビー

1

性能・運転し易さ○だが軽延長線上商品

48

スズキエスクード゙

1

1.4ターボ・走り味良いがポイント不足

49

VW T-Cross

1

走り味よく使いやすいサイズで魅力的

△+

50

三菱エクリプス クロス

1

乗ると商品魅力あり。走り味よく未来的

△+

51

トヨタRAIZE

1

人気の程が理解できる出来・乗り味

△+

52

アウディA1

1

手頃サイズ・走りスムースだが乗心地硬い

△+

53

ポルシェマカン

1

オンロードSUVとして魅力的だが高価格

△+

54

ポルシェカイエン

1

「ポルシェを着る」感覚。大きく高価格

△+

55

メルセデスAセダン

1

メルセデスっぽいが剛性・乗心地感心できず

56

アウディQ2

1

キビキビ乗り味。上質さよりスポーティさ

57

マツダCX-3

1

上質BセグメントSUV。正しい姿勢で運転したくなる

△+

58

日産スカイライン

1

懐かしいFRセダン。前世代感強い

59

日産エクストレイル

1

モデル末期だがまとまり良いミドルSUV

60

ルノー ルーテシア

1

全体に出来が良い。よく走り乗心地良好

△+

61

ホンダフィット

1

視界・乗心地○。訴求ポイント不足

62

ジャガーF-PACE

1

バランス型上級SUV。出来良いがサイズ大

△+

63

ジャガーI-PACE

1

クロスオーバーの形をした4座スポーツEV

64

テスラMODEL3

1

「将来の乗り物」感強い印象

△+

65

トヨタアクア

1

上質で「まろやか」なBセグメント車。バランス型

△+

66

トヨタヤリス

1

軽量でキビキビ感あるBセグメント車。燃費良好

△+

67

トヨタクラウン

1

どっしり・しっかりした乗心地

△+

68

トヨタMIRAI

1

ドライバーズカー的雰囲気。乗り味も秀逸

△++

69

トヨタルーミー

1

街中走行が超ラク。使用価値的に値打ち

△+

70

スバルインプレッサSTI

1

巧く味付けられた脚。動力性能等今一歩

71

スバルフォレスター

1

高い視点で運転し易い。ステアリングスムース

△+

72

ポルシェ911

1

進化したThe911。他にはないクルマ

△++

73

ポルシェタイカン

1

ポルシェが提示する「将来のクルマ」

△+

12台に絞込み:73台から12台へ

上の表に示したように、全73台中“〇”以上を付けたクルマが12台あり、これらを「2次選定候補」として、販売店で見積もりも取ったうえで、また、再試乗もして理解を深め、検討を進めることにしました。

○+

○-

レクサスUX
メルセデスGLA

スバルレヴォーグ
アウディA3
マツダCX-30

VW GOLF
レンジローバーイヴォーク

アウディQ3
トヨタカローラクロス
ミニクロスオーバー
日産ノートオーラボルボXC40

更に候補を絞込み:12台からの絞り込み

「絞り込んだ」とはいえ、まだ12台もあるので、更なる「絞り込み」が必要です。再試乗した印象や、見積もり・納期等の要素から、12台をみてみました。

乗り味・好み・納期

※これらの項目を勘案して出した自分なりの判断を右端に記入
※コメント・判断は個人の主観によるものです

車種

乗り味・好み・納期など

判断

レクサスUX

コンセプト・ポジションが自分の指向に合っている。 乗り味などハイブリッドが自分に合っている。納期3ヶ月(※)

メルセデスGLA

乗心地・乗り味がとても好ましく運転もし易いクルマだが、納期見通し付かない点(※)がNG

○だがNG

スバルレヴォーグ

乗心地・4輪駆動感覚は素晴らしくADASも良いが、燃費レベル不安と「スバルに似合わない自分」がネガティブ

アウディA3

内外装・走り味等、プレミアムコンパクトらしいクルマだが、1Lエンジンの不安・ハッチバックの選択がネガティブ

マツダCX-30

全体のバランス・内外装デザイン・バリュー面は良いが、低速域の乗心地・6AT(8速でない)がネガティブ

VW GOLF

クルマ全体のバランスや存在感等は良いが、先代のような他を圧する商品性迄は感じられない

△△

レンジローバーイヴォーク

クロカンっぽい乗心地や内外装デザインは魅力的だが、納期見通し不透明でNG。トレッド1,630もネガティブ

〇だがNG

アウディQ3

どこといって欠点なく、まとまり良いが、AUDI価値の凝縮感に欠け主訴求ポイント不足

△△

トヨタカローラクロス

価格を考慮すると、とても良く出来た商品だが、趣味性・コンソールリッド(犬乗せにくい)がネガティブ

△△

ミニクロスオーバー

MINIの世界をSUVで実現した魅力的商品だが、BSMや電動PKB無し装備面と納期*がネガティブ

△△

日産ノートオーラ

街中走行の静かさやパワトレ質感はとても魅力的ながら、高速域は左程でなく、Bセグメントは次の次のクルマとして検討

次の次の検討候補

ボルボXC40

全方位型バランス商品で、人に優しいクルマと感じたが、トレッド1,625・全体にポイントに欠ける点がネガティブ

△△

※納期・価格等の情報は、ハマやんが商談時のものです。販売店や購入条件等により異なるためあくまで参考情報としてお楽しみください

表の右端に“〇”を付けたように、レクサスUXとメルセデスGLA・レンジローバーイヴォークは、乗り味が最も好ましく感じられた3台。
UX=HEVならではの乗り味とボディ剛性の高さを感じさせる乗心地が、GLA=AMGパッケージでもしなやかな乗心地と運転のし易さが、またイヴィーク=クロカンSUVぽい深みある乗心地がそれぞれ気に入りました。(この時点では、“もしかしたらメルセデスかレンジローバーイヴォーク買うかもしれないな・・・”と思ったりもしていました)

その他の9台についても、乗り味は自分の好みで良いと思ったのですが、△or△△を付けたのはそれなりに理由がありました。
例えば、GOLFは「先代のような他を圧する商品性までは感じられない」点、カローラクロスは「センターコンソールのリッドが上に犬を乗せにくい形状の点」、ミニクロスオーバーでは「BSMや電動PKBが付かない」点といった風に、マイナス点を付けざるを得ませんでした。

更に、このクルマ選びをしている最中に「半導体不足による生産遅れ・納期遅れ」の問題が急速に広がり、実際に、商談していたメルセデスGLAでは「申し訳ありませんが、納期は全く不透明です」と、レンジローバーイヴォークでも「納期をお伝えできなくなりました」となり、この時点でクルマ選びとしては“NG”となってしまいました。

絞り込んだ12台については、各販売店で車両本体価格と“コミコミ”価格(OPT・付属品・メンテナンス延長サービス・税金・保険などを含む価格)の「見積もり」も作成していただきました。

「価格」は、当然ながら重要な要素なので、各社からいただいた「見積もり」を見比べて色々と考えました。概して、欧州系の商品は、コミコミ価格(付属品+メンテナンスパッケージ+諸費用)が高くなっており(値引きがあるのかもしれませんが・・・)、クルマ本体を気に入ったとしても、かなり購買意欲を引き下げる面がありました。「GLA・A3・GOLF・イヴォーク・Q3・ミニクロスオーバー・XC40」と、全て「車両本体価格and/orコミコミ価格」が高く、商品自体の“Value for Money”を下げて考えざるを得ませんでした。

「いいクルマの内容には対価としてのお金は支払うが」、「内容に比して割高と思えるものやサービスには支払いたくない」・・・という感覚でしょうか?

12台から3台への絞り込み。そして・・・

「乗り味」だけでなく、“コミコミ価格”・“納期制約”等も勘案して、12台から最終的に3台に絞り込みました。その3台とは、レクサスUX・マツダCX-30・スバルレヴォーグでした。グレードは、それぞれ“レクサスUX 250h F SPORT”、“マツダCX-30 XDツーリングセレクション”、“スバルレヴォーグGT H EX”。マツダCX-30には計6回試乗、スバルレヴォーグには計3回試乗、そしてレクサスUXには計6回試乗していましたが、最終判断のために、再度、乗った印象を振り返ってみました。

〔マツダCX-30の試乗インプレッション〕

  • マツダCX-30 (ディーゼル)

まとまり良いクロスオーバー。乗り味や足回りなど際立っていないが悪くもなく、ノイズ等ディーゼルの印象も悪くなかった。全体にバランスよくまとめられた感覚だが少し薄味。

  • マツダCX-30 (スカイアクティブXエンジン)

スカイアクティブXは3,000rpm~の吹き上がりと音以外に良さを感じ取れず、CX-30にマッチしていない感じ。低速域の乗心地が硬め等、乗り味全体に期待値を下回った。

  • マツダCX-30 (ガソリン)

ガソリンEGはごく普通の感触で走り味も普通。乗心地は少し硬めで低速域では少々気になる。CX-30の販売主体らしく、「これがCX-30のメジャー(本来)な姿」との印象。

  • マツダ CX-30 (ディーゼル)

2度目試乗。ディーゼルの走りと音は最上とは言えないがアクセプタブル。乗り味はガソリン版より好印象で、低速域の硬さもさほど気にならい。「SUVっぽいCX-30」。

  • マツダCX-30 (ガソリン)

2度目試乗。1度目同様「普通のクルマ」感強い。乗心地は低速域凸凹で少しヒョコヒョコした動きが気になった。EG回転上がる分Dよりノイズ気になる。CX30ならD>Gか?

  • マツダCX-30 (ディーゼル)

3度目試乗。ノイズ・乗心地はGより好印象。全般に最上と言えないがバランスよい商品特性。燃費はもう少し期待したい&乗り味面からも「8ATならなあ」と思ってしまう。

〔スバルレヴォーグの試乗インプレッション〕

  • スバルレヴォーグ STI-Sport EX

フラットで安定感あふれる走り味。全体に硬めでスポーツ志向が強いクルマという感覚。ドライブモード切り換えて楽しむレヴォーグファン向きのクルマ。ハッキリした味付けで後味あり。

  • スバル レヴォーグGT H EX

STIより柔らかく上質な乗心地。フラット感強く全体にソフィスティケートされた乗り味が好ましい。加速時4輪駆動意識させられる。STIよりマニア度下がるが後味ある良いクルマ。

  • スバルレヴォーグ GT H EX

2度目試乗。乗心地の良さはやはり印象的。全体にフラットで路面荒れの伝わり方が間接的。加速時4駆感あり安定している。ステアリングの切れも良く街中で運転し易い。

〔レクサスUXの試乗インプレッション〕

  • レクサスUX 250h version-C

静かで乗り心地良好。いささかソフトすぎる感じもするが、芯はシッカリした印象。空気圧(3.0)のため少し当り硬い。凝縮感&質感の高い乗り味で後味あり。

  • レクサスUX 250h F SPORT

Fスポ脚は硬めだが空気圧高め(2.7)でも当りに厳しさなし。荒れた路面での脚の動きをボディが一生懸命抑えていなす有様がとても印象的。凝縮感&後味あり。

  • レクサスUX250h F SPORT (エアロパーツ・マフラー装着車)

2度目試乗。荒れた路面でもボディ剛性の高さと動く脚で乗心地を確保。モーターが補助的役割のハイブリッドは慣れたフィールでホッとする。薄味系だが凝縮感はある。

  • レクサス UX 250h F SPORT

3度目試乗。しっかりボディが脚の動きを上手く遮断している印象。手頃なサイズ感でとても運転しやすいクルマ。フル加速時のフィールや音はトヨタHVと違っており興味深い。

  • レクサスUX200 (特別仕様車)

静かなエンジンを「CVTらしくないCVT」で走らせるクルマ。乗心地は柔らかめでフラットな感覚。よく出来ているが、燃費レベルと乗り味の両面から、やはり「HV」選択したくなる。

  • レクサスUX250h バージョンC(特別仕様車)

2度目試乗。乗心地に1度目程のソフト感覚ないが全体に好印象。ハイブリッドの乗り味 はメリハリの効き方等、自分の感覚にマッチしており、慣れたクルマに乗っている印象強い。

最終候補3台:比較後の所感

マツダCX-30は、全体にバランス良い商品で、特に外観・内装デザインは「良いな」と思っていましたが、選択した「ディーゼル車の燃費が今一と感じられたこと」(ATが8速ならなあ・・・と思った理由)、「低速域の乗心地がどうしても気になる」点が引っ掛かりました。

スバルレヴォーグ゙は、特に選択したGT Hグレードは上質な乗心地で、4輪駆動感覚もあって、とてもソフィスティケートされた走り味が気に入りました。ただ、「燃費レベルがどうしても納得できなさそう」な点、そして「自分がスバルに似合わなそう」な点が引っ掛かりました。

そして、結論としては、レクサスのUX。仕様は250hのF SPORTで、オプションとして、NAVI・AI-AVS(可変サスペンション)・パノラミックビューモニター・3眼LEDヘッドランプ・ヘッドアップディスプレイを選択。カラーは(無難かもしれないが)白にしました(家族が“レクサスは白が綺麗だね”と発言していた事にも影響されている)。

コミコミ価格で5,500,000円と、決して安くはない選択ですが、結局、「乗り味が好み」「コンセプトとパッケージが気に入っている」「トヨタ/LEXUSのハイブリッドの乗り味に慣れていた」の3点がUXを最終的に選択した理由かな?と思っています。

いずれにしても、「数か月間、色々なクルマに乗れ」て、また最終的に「自分の好みにあう“いいクルマ”に出会うことができ」・・・「とても幸せなクルマ選び」が出来ました。

ハマやんが最終的に選んだクルマはこちら!

〔試乗車〕:LEXUS UX250h F Sport
〔車両価格〕:4,868,000円(税込)、オプション装備(NAVI-AI-AVS・パノラミックビューモニター・3眼LEDヘッドランプ・ヘッドアップディスプレイ)計517,000円
〔主要諸元〕: 
全長×全幅×全高・WB・車重:4,495mm×1,840mm×1,540mm・2,640mm・1,580kg
M20A-FXSエンジン:1.986L、146ps/6,000rpm、188Nm/4,400rpm+前モーター
サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン、タイヤ:225/50R18

※スペック・価格などのデータは試乗時のものです。最新情報は店頭等でご確認ください。

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