トヨタ車&レクサス車解説
レクサスLBX MORIZO RRをレビュー!価格は?
レクサスは、2024年1月開催の東京オートサロンに出展した「LBX MORIZO RR」の国内仕様を2024年7月18日に発表。LBX MORIZO RRの価格は650万円(税込)で、発売に際し、LBX MORIZO RR “Bespoke Build”が100台、抽選販売されました(LBX MORIZO RR “Bespoke Build”の価格は720万円(税込)、抽選申し込みは全国のレクサス店にて2024年7月18日~7月31日で受付終了)。
※車のサブスク「KINTO」でLBX MORIZO RRをお求めになりたい場合には、トヨタ販売店までお問い合せください
本記事では、レクサスのクラスレスコンパクトSUV「LBX」のハイパフォーマンスモデル「LBX MORIZO RR」について、LBXとの違いなども含めてレビューします。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
レクサスLBXとは?
LBX MORIZO RRのレビュー前に、LBXついて簡単に紹介します。
2023年11月、サイズのヒエラルキーを超えるクルマとして誕生したLBX。コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を刷新し、基本素性と電動化技術を徹底的に鍛え上げています。
LBXは、コンパクトなボディに1.5L直列3気筒エンジン+ハイブリッドシステムを搭載し、グレード展開は「Cool」「Relax」「Bespoke Build」の3種類、それぞれに2WD(FF)とAWD(E-Four)の駆動方式を設定しています。
LBXについては以下の関連記事や試乗動画で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
≪レクサスLBX 試乗動画≫
レクサスLBX MORIZO RRとは?
LBX MORIZO RRは、トヨタ自動車のマスタードライバーである豊田章男会長(モリゾウ)と共に、レクサスらしい上質な走りと洗練されたデザインを維持しつつ、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがこぼれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデルとして開発されました。
LBX MORIZO RRの開発を担当した遠藤邦彦チーフエンジニアは「LBXではサイズのヒエラルキーを超えるモデルを追求し、本物を知る人が素の自分に戻り、気負いなく乗れるカジュアルなラグジュアリーを提案してまいりました。今回『LBX MORIZO RR』では、モリゾウさんのような本物のクルマ好きが、クルマとの対話、聞こえてくる音や匂いを楽しみ、そして笑顔になる『相棒』となれるクルマをめざし、プロドライバーである佐々木選手と共に、Toyota Technical Center Shimoyamaやサーキットで徹底的につくりこんできました。普段はリラックスしてカジュアルに乗れるクルマでありながら、いざ『走りを楽しみたい』とアクセルを踏み込んだ瞬間、その期待を裏切らない運動性能を発揮します。『クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデル』に是非ご期待ください。」と説明しています。
≪レクサスLBX MORIZO RR 関連リンク≫
LBX MORIZO RRとLBXのパワートレーンなどの違い
ここからは、LBX MORIZO RRとLBXの違いについて紹介します。まず注目したい点は、エンジンやトランスミッションなどのパワートレーンです。
| LBX(AWD車) | LBX MORIZO RR |
---|---|---|
パワートレーン | 1.5Lハイブリッド | 1.6Lターボエンジン |
トランスミッション | 電気式無段階変速 |
|
駆動方式 | AWD(E-Four:電気式4WD) | AWD(電子制御フルタイムAWD) |
最高出力 |
| 304ps/6,500rpm |
最大トルク |
| 40.8kgm/3,250~4,600rpm |
燃料タンク容量 | 36L | 50L |
WLTCモード燃費 | 26.2km/L |
|
LBXは1.5Lハイブリッドのみの設定になりますが、LBX MORIZO RRには、2024年1月発表のGRヤリス向けに開発された1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)を採用。高トルク、高出力に進化したエンジンが、スポーツ走行を極限まで高めています。
さらに、レクサスならではのチューニングを施し、伸びやかで気持ちの良い加速を追求しています。
トランスミッションはDirect Shift-8ATとレクサス初となるマニュアルトランスミッションの6速MTを採用
LBXのトランスミッションは電気式無段変速機ですが、LBX MORIZO RRはDirect Shift-8ATと、レクサス初(※)となるマニュアルトランスミッションの6速MTを採用しています。
※日本国内における
スポーツドライビングの楽しさを広げるDirect Shift-8ATは、Dレンジのままで、あらゆる運転・走行シーンにおいてドライバーの意のままに変速できる気持ちの良い走りを実現するため、走行環境とドライバーの意思により自動的に最適なギヤ段を選択します。
LBX MORIZO RRでは、レクサス初(※)となるマニュアルトランスミッションを採用しています。6速MTの制御にはiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)を設定することでスムーズな変速をアシスト。iMT作動状態で変速動作(クラッチ操作、シフト操作)を検出すると、変速時のエンジン回転数を合わせられるように制御します。
※日本国内における
走行状況に応じて前後駆動トルク配分を最適化する電子制御AWD
LBX MORIZO RRに搭載される4WDシステムは、走行状況に応じて前後の駆動力配分を最適化してくれる電子制御フルタイムAWD。安心して意のままに車を操る事ができ、スポーティな走行に貢献します。
さらに、AWD MODEスイッチを使用して前後の駆動力配分を前輪50:後輪50に設定することも可能です。このモードでは、滑りやすい路面などで4輪のトラクションを重視した走行ができます。
LBX MORIZO RRの燃費
LBX MORIZO RRのWLTCモード燃費は、10.7km/L(8AT)~12.5km/L(6MT)です。燃費性能という点では、WLTCモード燃費26.2km/L(AWD)~27.7km/L(2WD)のLBX(ハイブリッド車)に軍配が上がります。
LBX MORIZO RRとLBXのタイヤサイズやブレーキなどの違い
LBX MORIZO RRとLBXの違いは、タイヤやブレーキなどでも見られます。
まずタイヤについて、LBXは18インチを採用。タイヤサイズは225/55R18となります(「Bespoke Build」のタイヤは225/55R18と225/60R17のどちらかを選択可能)。一方のLBX MORIZO RRは19インチという大径サイズを装着。タイヤサイズは235/45R19となっており、よりダイナミックでロー&ワイドなスタンスを表現しています。
LBX MORIZO RRのブレーキシステムでは、冷却性能を最大限引き出すために、ATモデルはフロントにベンチレーテッドの2ピースディスク、リヤにソリッドディスクを設定し、MTモデルではフロントにベンチレーテッドの2ピースディスク、リヤにベンチレーテッドディスクを設定しています。
LBX MORIZO RRの足まわりは、LBXのAWD車と同様にフロントがストラット式、リヤがダブルウィッシュボーン式という組み合わせになっています。ただしLBX MORIZO RRのフロントロアアームには、世界初(※)となるレスポンス向上減衰構造REDS(Response-Enhancing Damping Structure)を採用し、いかなる速度域・走行場面でも曲がる操舵と質感の更なる向上を図っています。
※サスペンションへの採用が世界初
LBX MORIZO RRとLBXの内外装デザインの違い
デザインに関してもLBX MORIZO RRでは大幅に変更が加えられています。
具体的には、フロントバンパーやグリル、フェンダーアーチモール、ドアモール、リヤバンパーなどを変更。専用の『MORIZO RR』エンブレムも取り付けられています。
インテリアも同様で専用フロントシートや専用アルミペダルなどを採用しています。
LBX MORIZO RR “Bespoke Build”
LBX MORIZO RRの発売に際し抽選販売(※)されたLBX MORIZO RR “Bespoke Build”では、内装色・シート素材・ベルト色やステッチ等を選び、豊富なバリエーションからオリジナルの一台を作ることができます。モリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを採用したブレーキキャリパーが専用アイテムとして設定されています。
※抽選の申し込みは全国のレクサス店にて、2024年7月18日(木)から7月31日(水)で受付終了
LBX MORIZO RRの価格
LBX MORIZO RRの価格は650万円(税込)、LBX MORIZO RR “Bespoke Build”の価格は720万円(税込)です。それぞれのモデルでトランスミッション(Direct Shift-8AT・6速iMT)を選ぶことができます。
なお、車のサブスク「KINTO」でLBX MORIZO RRをお求めになりたい場合には、トヨタ販売店までお問い合せください。
LBX MORIZO RRの試乗レビュー
クルマ大好き元トヨタの企画マン、公私合わせて1,800台以上のクルマを試乗してきた試乗のプロフェッショナル、ハマやんが、LBX MORIZO RRの試乗レビューを実施しました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
LBX MORIZO RRまとめ
東京オートサロン2024でも注目を集めたLBX MORIZO RR。クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがこぼれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデルということで、LBXをご検討中の方だけでなく、走りに興味がある方にとっても、LBX MORIZO RRは良い選択肢になるのではないでしょうか。
最後に、LBXも取り扱っている車のサブスクリプションサービス「KINTO」についてご紹介します(※)。
※KINTOでLBX MORIZO RRをお求めになりたい場合には、トヨタ販売店までお問い合せください
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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