新型ヴェルファイアのサイズは？全長／全幅／全高や室内寸法

新型ヴェルファイアと先代ヴェルファイア（2代目）とのサイズ比較

まずは、新型ヴェルファイアと先代ヴェルファイア（2代目）とのサイズをハイブリッド車とガソリン車に分けて比較しましょう。

新型ヴェルファイアのボディサイズは先代に比べて、全長は60mm大きく、全高は同じもしくは5mm程度低くなりました。また、室内のサイズは、室内長が205mm小さくなり、室内高が同じもしくは40mm低く、室内幅が70mm広くなっています。

全長が大きくなったのに対し、室内長は小さくなりましたが、フロントシートの移動距離を最小限に抑えたり、セカンドシートの骨格を工夫したりして、先代以上の前後席間距離を確保しています。さらに、室内幅が大きくなったので室内は広く感じるでしょう。

新型ヴェルファイアは自然なドライビングポジションを維持しながら、後部座席を広くとることで、乗車する人全員が快適に過ごせる室内環境となっています。

新型ヴェルファイアのサイズ詳細

さて、ここから新型ヴェルファイアのサイズの詳細について見ていきます。

新型ヴェルファイアは、アグレッシブさをそのままに上品さを追求。国内での使用において大きすぎないボディサイズと後部座席の広さにこだわり、室内環境の快適性をさらに高めています。

まずは、主要サイズや室内寸法を一覧や写真を用いて紹介します。

新型ヴェルファイアの主要サイズ表や外観

まずは、新型ヴェルファイアの主要サイズを見ていきましょう。

※17インチタイヤ着用の場合は1,935mm

新型ヴェルファイアのボディサイズは、全グレードとも全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,945mm。全高は、装着するホイールにより異なり、標準装備では19インチを着用していますが、オプションで17インチのタイヤを着用した場合、全高が1,935mmになります。なお、「Z Premier」の標準装備は19インチ。メーカーオプションで17インチも選択できますが、全高は変わりません。

外観は、歴代から続くアグレッシブさと時代に合った上品さのバランスを取りながら、「大人のヴェルファイア」を表現。ワイド＆ローを強調したフロントフェイスに加え、フロントバンパーに大胆なメッキモールを施すなど、兄弟車のアルファードとの差別化を図っています。

新型ヴェルファイアの室内寸法

次に、新型ヴェルファイアの室内寸法を紹介します。室内寸法は、グレード問わず共通です。

新型ヴェルファイアは先代よりも広い前後席間距離を確保しています。フロントシートからセカンドシートまでの距離は1,315mm、サードシートまでの距離は2,205mmと、先代よりそれぞれ5mm、10mm拡大されました。

また、セカンドシートはExecutive LoungeとZ Premierで仕様が異なります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

Executive Loungeは、エグゼクティブラウンジシートを採用。シート表皮には、肌触りが良いプレミアムナッパ本革を使用しています。全身の筋肉を最も使わない姿勢でくつろげるように検証されているため、走行中も快適に過ごせます。

スライド操作では480mm移動でき、電動と手動どちらでも操作可能です。480mm以上のロングスライドを電動と手動で行えるシステムは世界初となります。

Z Premierは、エグゼクティブパワーシートを採用。スライドの移動距離は最大530mmと先代より拡大しました。ウォークスルー幅も、先代より広い175mmを確保しています。シート表皮には、Executive Lounge同様にプレミアムナッパ本革を使用。弓なり形状のアームレストでリクライニングしても肩を張らずにリラックスできます。リクライニングは電動ですが、スライドは電動ではありません。

シートアレンジ

シートアレンジは8パターン。乗車人数やシーンによってフレキシブルにアレンジが可能です。

最大で大人7人が快適に乗車可能な通常乗車時モードです。

リヤシートフルリクライニングモード

セカンドシートとサードシートを倒すことでリヤシートフルリクライニングモードとなります。後部座席で横になったり大型の荷物を積んだりすることが可能です。

フロント・セカンドフルフラットモード

停車時に十分に身体を伸ばして休憩することが可能なフロント・セカンドフルフラットモード。

4人乗車+荷室モード

4人乗車+荷室モードでは、最大4人が乗車可能。サードシートを左右に収納することで、トランク約2つ分の荷室が作れます。

最大積載モード

セカンドシートを前に移動することで広々とした荷室スペースを実現するのが最大積載モードです。走行時の最大乗車人数は2人と少なくなりますが、たくさんの荷物を積むことができます。

スーパーリラックスモード

セカンドシートを後方へスライドさせ、リクライニング機能やパワーオットマンを使用してセカンドシートで最大限くつろげるようにしたモードがこのスーパーリラックスモードです。

リラックス+荷室モード

リラックス+荷室モードでは、セカンドシートでゆったりとくつろぎつつ、サードシート部分を荷室として使用できるので、旅行など大きな荷物を伴う長距離移動にも最適。最大4人が乗車可能です。

トライアングルモード

セカンドシートを片方だけフロントシート側にスライドさせたトライアングルモードでは、セカンド・サードシートに座る2人のお子様を同時にケアすることも可能です。

新型ヴェルファイアの荷室サイズ

新型ヴェルファイアは、薄型のサードシートにより荷室幅を確保。写真のように、床下収納を活用することで、観葉植物など高さのある荷物が収納可能です。デッキボードは荷物が出し入れしやすいように脱着折りたたみ式を採用しています。

新型ヴェルファイアのタイヤ・ホイールサイズ

新型ヴェルファイアのタイヤ・ホイールは、グレードやメーカーオプションによって異なります。各グレードのタイヤ・ホイールサイズを見ていきましょう。

Executive Lounge

Executive Loungeの標準装備は、225/55R19タイヤ＆19インチアルミホイール（切削光輝+ブラック塗装）です。ブラック塗装と立体的なスポークで、次世代のエレガントさを表現しています。

Executive Loungeのメーカーオプションは、225/65R17タイヤ＆17インチアルミホイール（スパッタリング塗装）です。細かいスポークと品格を際立たせるスパッタリング塗装で、王道の高級感を演出しています。

Z Premier

Z Premierの標準装備は、225/55R19タイヤ＆19インチアルミホイール（ブラックスパッタリング塗装）です。ダークな塗装で力強さと存在感を表現した専用ホイールとなっています。

Z Premierのメーカーオプションは、225/65R17タイヤ＆17インチホイール（シルバーメタリック塗装）です。シルバーメタリック塗装と細かなスポークによる、端正なデザインとなっています。

新型ヴェルファイア・ヴォクシー・シエンタの大きさを比較

ここでは、新型ヴェルファイアとミニバンで人気のヴォクシーとシエンタ（7人乗り）の大きさを比較し、一覧にまとめました。

※7人乗りの場合

同じ7人乗りのミニバンでも、ヴェルファイアは最も大きなLサイズ、ヴォクシーはミドルサイズ、シエンタはコンパクトミニバンに分類されます。また、新型ヴェルファイアとヴォクシーは3ナンバー、シエンタは5ナンバーです。

新型ヴェルファイアとヴォクシーと比べると、ボディサイズの全長は300mm、全幅は120m、全高は20～40mm、新型ヴェルファイアの方が大きくなります。また、室内寸法は室内長が200mm、室内幅は190mm大きく、室内高は45mm小さくなります。

この数値から、全体的にヴォクシーよりも新型ヴェルファイアのほうがひと回り大きいことがわかります。

一方、新型ヴェルファイアとシエンタで比べると、ボディサイズの全長は735mm、全幅は155mm、全高は230～240mmと、新型ヴェルファイアの方が圧倒的に大きいことがわかります。室内寸法も室内長は460mm、室内幅は130mm、室内高は60mm大きくなります。

このように新型ヴェルファイアは、ヴォクシーやシエンタよりも大きいので、大人数での利用が多い方や荷物をたくさん積みたい方に向いている車です。

新型ヴェルファイアは機械式駐車場に入る？

ワイドなボディが魅力の新型ヴェルファイア。全長と全幅は一般的な機械式駐車場の規格サイズ以内ですが、全高と重量で入らないケースがあります。機械式駐車場によっても制限サイズは異なりますが、次のようなサイズが一般的です。

• 全長5,000mm以下
• 全幅1,850mm以下
• 全高1,550mm以下
• 重量2,000kg以下

新型ヴェルファイアのサイズ まとめ

国内において大きすぎないボディサイズでありながらも、迫力のある上品なデザインを実現。先代に比べて、ボディサイズが少し大きく、室内サイズは小さくなりましたが、前後席間距離は長くなったほか、室内幅が広がったことにより、広々とリラックスできる仕様になっています。

歴代から培ってきた重厚さと、次世代の高級感を追求し、唯一無二に進化した新型ヴェルファイアで贅沢なカーライフを体験してみてはいかがでしょうか。