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電気自動車の航続距離が変動する要因は?「電欠」したら?

電気自動車の航続距離が変動する要因は?「電欠」したら?

電気自動車が(一回の充電で)走ることができる距離を、「走行可能距離」または「一充電走行距離」といいますが、最近では「航続距離」も同じ意味で使われるようになっています。
 
その電気自動車の航続距離に関して、2021年11月に弊社が実施した電気自動車への関心度を調査するアンケートでは、「外出先で充電できる場所が少ない」「フル充電で走れる距離(航続距離)が短い」といった電気自動車の充電や航続距離への不安の声が聞かれました。また、その不安の声を裏返すように、電気自動車に期待することとして「外出先でも充電できる環境を増やしてほしい」「フル充電で走れる距離(航続距離)を伸ばしてほしい」といった声が回答の上位に挙げられています。
 
そして2022年に入り、高い電費性能と実用上十分な航続距離を誇る新型の電気自動車が発売されるなど、電気自動車を取り巻く環境も目まぐるしく変化しています。
 
本記事では、自動車メーカー各社の電気自動車の航続距離を紹介し、さらに、航続距離について深掘りしていきます。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。

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電気自動車の航続距離と充電時間

※トヨタ bZ4X

まずは、2022年9月時点での主要な電気自動車をピックアップし、自動車メーカー各社がカタログ等で公表している航続距離(一充電走行距離)と充電時間などの数値をそのまま表にまとめました。主要な電気自動車の航続距離がどの程度なのかみていきましょう。
 
後述しますが、充電器や車種の仕様、駆動用電池の残量、外気温などの条件により、必要な充電時間は変化しますので、あくまで目安としてご覧ください。

車名など一充電走行距離
(WLTC)
充電時間
普通充電(200V)
充電時間
急速充電
トヨタ
bZ4X
ミドルサイズSUV
559km
※FWD
540km
※4WD
12時間
※6kW(30A)
21時間
※3kW(16A)
40
※90kW 約80%充電
60
※50kW 約80%充電
トヨタ
C+pod
超小型EV
150km5時間
※3kW(16A)
非対応
レクサス
UX300e
コンパクトSUV
367km7.5
※6kW(30A)
14時間
※3kW(16A)
50
※50kW 約75%充電
80
※50kW 満充電
日産
アリア B6
ミドルサイズSUV
470km
※66kWhバッテリー搭載車
12時間
※6kW(30A)
25.5時間
※3kW(15A)
45
※90kW 約80%充電
65
※50kW 約80%充電
日産
サクラ
軽EV
180km
※20kWhバッテリー
8時間
※2.9kW/6kW(14.5A)
40
※30kW以上 約80%充電
日産
リーフ e+ X
Cセグメントクラス
458km
※62kWhバッテリー搭載車
12.5時間
※6kW(30A)
24.5時間
※3kW(15A)
60
※最大100kW 約80%充電
ホンダ
Honda e
コンパクトカー
283km12時間30
※約80%充電
マツダ
MX-30 EV
コンパクトSUV
256km5時間
※6kW
12時間
※3kW
40
※最大40kW 約80%充電
Audi
RS e-tron GT
スポーツカー
427km28時間
※3kW
101
※50kW 約80%充電
Tesla
Model 3 ロングレンジ
セダン
689km※公式情報なし※公式情報なし
BMW
iX xDrive50
ミドルサイズSUV
650km10時間45
※11kW
42
※150kWの急速充電利用時 約80%充電
Mercedes-Benz
EQA 250
コンパクトSUV
422km11時間
※6.4kW(32A)
36
※100kW 満充電
78
※50kW 満充電
※充電時間はあくまで目安です。充電器や車種の仕様、駆動用電池の残量、外気温などの条件により、必要な時間は変化します

※各メーカーがカタログ等で公表している数値をそのまま表にまとめております

※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。

この表で航続距離が長い車種をみてみると、テスラのModel3 ロングレンジが689km、次いでBMW iX xDrive50が650kmと、輸入車が続きます。テスラは電気自動車に特化した自動車メーカー、BMWも40年以上にわたり電気自動車を開発しています。
 
そして国産車については、2022年5月12日に発売されたトヨタのSUV型BEV「bZ4X」がFWD車で559km、4WD車で540kmと十分な航続距離を誇ります。東京から大阪までがおよそ500kmなので、カタログの航続距離測定値どおりに走行ができれば、途中で充電せずに行くことが可能といえます。さらに、2022年冬以降に納車開始予定とされている日産アリア B9 limited(※91kWhバッテリー搭載車、公式サイトにカタログが無いため表には未掲載)の航続距離は最大610kmと発表されており、技術革新やメーカー間の競争などにより、今後も電気自動車の航続距離はますます伸びていくことが予想されます。

電気自動車の航続距離は変動する

※トヨタ bZ4X

電気自動車の航続距離は、使用環境や運転方法によって大きく変動する場合があります。
 
その主な要因は「外気温」「エアコン使用」「走行速度」などによるもの。また、メーターに表示される航続距離は実際に走れる距離とは必ずしも一致しないため、ゆとりを持った充電を心掛けることが必要です。

外気温による影響

トヨタ「bZ4X」をはじめ、多くの電気自動車の動力源となるのがリチウムイオン電池ですが、その特性上、冬場や寒冷地などで外気温が低下すると航続距離が減少する傾向があります。
 
外気温の低下とともにバッテリー温度も低下し、リチウムイオンの動きが遅くなるため、航続距離に影響が出てしまうのです。例えば、外気温20℃と-5℃をくらべた場合、最大で55%(※)程度航続距離が減少することもあります。※トヨタ「bZ4X(FWD)でエアコンを22℃に設定し、WLTCモードで測定した場合

エアコン使用による影響

カタログに記載されている航続距離測定値(WLTCモード)は、エアコンを使用せずに測定されたもの。エアコンを使用した場合、その数値は異なります。
 
一般的にガソリン車やハイブリッド車などエンジンを搭載した車は、暖房使用時にエンジンの排熱を活用できますが、エンジンを有していない電気自動車は、暖房使用時はヒーターのみで稼働。消費電力が大きくなるため、航続距離は短くなります。

走行方法による影響

カタログに記載されている航続距離測定値(WLTCモード)は、一定の走行パターンで測定されたもの。外気温や走る速度、エアコンの設定温度、装着するタイヤなどによっても数値は異なります。
電気自動車は、車速が高くなるほどモーターに負荷がかかるため航続距離が短くなります。例えば、外気温20℃の環境下で時速40kmと時速100kmで走行し続けた場合、53%ほど(※)程度航続距離が減少することもあります。
※トヨタ「bZ4X(FWD)」でエアコンを22℃に設定した場合

電気自動車の航続距離を伸ばすには

※トヨタ bZ4X

航続距離を伸ばすには、いくつかポイントがありますので紹介します。

エアコンは必要時以外OFFにする

必要時以外はエアコンをOFFにすることで余分な電気消費を抑えることができます。また、特に冬季の外気温が低い時期は過剰または不要な暖房は避けてください。

ステアリングヒーター・シートヒーターの活用も効果的です。夏季の外気温が高いときは、内気循環モードにすることをおすすめします。エアコンへの負荷が減り、電費向上につながります。

ECOモードを活用

トヨタ「bZ4X」では、ECOモードにするとエアコンはシートヒーター等の直接暖房を優先的に稼働させるため、消費電力を抑制することができます。ECOモードを使用した際の実航続距離は5%程度向上します。

急加速・急減速を控える

減速時は、急ブレーキを避け、早めに踏み込み、ゆるやかなブレーキ操作を行いましょう。減速時、回生により、より多くの電気エネルギーを充電することができます。

また、加速のくり返しは駆動用電池の残量を低下させ、電費が悪化する可能性があるので注意が必要です。高速道路での運転は速度を抑え、一定速度で走行しましょう。

必要以上の荷物は積まない

重い荷物を積んだ状態では、余分なエネルギーを消費します。使わない物は降ろす、不要な荷物は積まない習慣をつけることをおすすめします。

信号待ちや渋滞はシフトポジションをDに

信号待ちや渋滞中、シフトをNにする人が多いですが、Nだと充電されないため、特にエアコンなどを使用しているなどの場合はバッテリー残量が低下します。

信号待ちや渋滞のときなどは、シフトポジションをDに。駐車するときは、シフトポジションをPにしましょう。

タイヤの空気圧点検

空気圧が適正でない場合、EV走行できる距離が短くなります。また、冬用タイヤは転がり抵抗が大きいため、乾燥した路面では電気の消費量が大きくなります。

タイヤの空気圧はこまめに点検し、季節、道路状況に合わせて適切なタイヤを装着するようにしましょう。

電気自動車は充電量も変動する


電気自動車は、使用環境や充電方法によって充電量も変動します。必ずしも満充電にできるとは限らないので注意が必要です。

外気温による影響

急速充電の場合、冬場や寒冷地などで外気温が低下するとバッテリー温度も低下し、電流が流れづらくなるため充電されにくくなることがあります。また、電流が流れにくい状態のまま短時間で大電流を流した場合、バッテリーの容量低下につながることも。
 
そのため、低温時には充電量が抑制される仕組みになっています。例えば外気温35℃と-10℃の環境下で30分、90kWで急速充電した場合をくらべると、-10℃の環境下のほうが、約40%充電量が減少するというデータが出ています。
普通充電の場合は、充電量が抑制されず外気温による変動は小さくなるため安定的です。冬場や寒冷地などでは、普通充電で十分に充電することをおすすめします。
※トヨタ「bZ4X」の場合

急速充電で充電量80%以上の場合

急速充電は、充電量80%を超えると充電量を抑制する仕組みになっています。満充電に近い状態で大電流を流すと容量低下につながることがあるためです。

外出先での電気自動車の充電について


外出先で充電が必要となった場合、どうしたらいいでしょうか?
 
トヨタ車の場合、公共充電サービス「EV・PHV充電サポート」に加入することで、全国のe-Mobility Powerネットワークの充電器を使うことができます。
 
充電器は普通充電と急速充電の2種類があり、普通充電器は全国のトヨタ販売店、商業施設・宿泊施設など全国に約1万4,400基。急速充電器はコンビニ、道の駅、高速道路サービスエリアなど全国に約7,300基設置されています(2022年1月時点)。

充電時間(トヨタ「bZ4X」の場合)

全国のトヨタ販売店、商業施設・宿泊施設などに設置されている普通充電器でトヨタ「bZ4X」を充電した場合、満充電までの時間は3kWで約21時間、6kWで約12時間となっています。
 
一方、コンビニ、道の駅、高速道路サービスエリアなどに設置されている急速充電器30分充電した場合、50kWでは充電量30%程度(走行距離約165km)、90kWで充電量50%程度(走行距離約275km)の充電が可能となっています。
 
電気自動車は「充電の手間がかかる」といったイメージがあるかもしれませんが、急速充電を利用すればサービスエリアでの食事休憩や道の駅でお土産を買ったりする間に、約275km走行分の充電ができることを考えると、そのイメージも変わってくるのではないでしょうか。

走行中の電気自動車が電欠してしまったら


電気自動車でドライブ中に「電欠」になったらどうすればよいでしょうか。
 
電欠になったら、まずはロードサービスに連絡しましょう。最寄りの充電ステーションまでレッカー移動を依頼し、充電を行ってください。ロードサービスへの保険適用については、各損害保険会社の規約を確認しましょう。
 
なお、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」で電気自動車を利用した場合、電欠によるレッカー移動は年1回まで無料になります。

まとめ

「電気自動車に興味はあるけれど、航続距離や充電に対する不安がある」という方であっても、電気自動車の充電方法や走り方、走行環境での違いなどをきちんと把握し、上手に付き合っていくことで、電気自動車はより身近なものになるでしょう。
 
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします(※)。
※トヨタ「bZ4X」は、個人向けにはKINTO、法人向けには全国のトヨタレンタリース店やトヨタモビリティサービス(東京地区)を通じて提供されます

KINTO月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れる(サブスクリプションサービス。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。

2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができるようになりました。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”除く
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円

トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービスのりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年

KINTOが気になる方は、ぜひ取り扱い車種ラインアップページ(トヨタ車レクサス車)をチェックしてみてください。納車時期の目途月額料金を確認することができます。

なお、車を購入する場合の費用KINTOの初期費用フリープランの場合の費用で比較検討したい方は、支払いプラン別比較ツールで月々の支払額をイメージしてみることをおすすめします。お好みの車種と運転される方の年齢、利用期間を選択するだけで、KINTOの利用と購入(現金一括・銀行自動車ローン)での月々の支払額をシミュレーションすることができます。

なお、bZ4Xの補助金については、契約当初4年間(1ヶ月目~48ヶ月目)の月額利用料から補助金相当額を差し引く形で支払われます(月額利用料に還元)。詳しくは、KINTO ONE bZ4X専用プラン「補助金について」をご確認ください。

KINTOを利用してbZ4Xなどに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?


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