トヨタ車&レクサス車解説

レクサスUX(UX250h/UX200)をレビュー!後悔しない乗り方は?

レクサスUX(UX250h/UX200)をレビュー!後悔しない乗り方は?

2022年7月7日、LEXUSの都会派コンパクトクロスオーバー「レクサスUX」の新型が発売されました。

従来のガソリン車「UX200」とハイブリッド車「UX250h」に加え、2タイプの特別仕様車“F SPORT Emotional Explorer”および“Graceful Explorer”が追加され、バリエーションも増えた新型レクサスUX。

本記事では、「Always On」の思想のもと刷新された新型レクサスUXをレビューしていきます。

※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください

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レクサスUXとは?

※UX250h/UX200 特別仕様車“Graceful Explorer”

レクサスUXは、2018年にレクサスのラインアップに加わった都会派コンパクトクロスオーバー。新たなライフスタイルを探求するきっかけとなることを目指し「Creative Urban Explorer」をコンセプトに開発されました。
 
発売から80以上の国と地域で累計約24万台を販売(2022年3月末時点)。なかでも、ハイブリッドやバッテリーEVといった電動車の販売比率はグローバルで約80%、レクサスのラインアップの中でも電動化を牽引するモデルとなっています。
 
今回の新型レクサスUXでは、走りの味の「深化」と先進装備の「進化」を開発テーマにHEVを中心とした電動車に力を入れて開発。車の体幹を鍛え、レクサスならではの上質ですっきりとした奥深い走りをより深く追求するとともに、予防安全技術の機能拡充最新のマルチメディアシステムの採用により、先進装備の進化が図られました。

新型レクサスUXの外観

※特別仕様車“Graceful Explorer”スピンドルグリル(特別仕様車専用シルバー塗装)

一見矛盾する事柄を調和させて新たな価値へと昇華させる“二律双生”(造語)をデザインフィロソフィーとしているレクサスブランド。
 
レクサスUXのエクステリアデザインにおいても、その哲学を基本に、凝縮した塊感や安心感を意味する「secure(セキュア)」と、俊敏な走りを思わせる「agile(アジャイル)」という、相反するテーマを掛け合わせることによって、洗練された造形美が生まれています。
※特別仕様車“Graceful Explorer”フェンダーアーチモール(カラード)

凝縮感のあるボディから大径タイヤに向かってフェンダーを張り出すことで動的なシルエットとなり、頑強ながら俊敏なパフォーマンスを予感させるデザインとなっています。
※UX250/200(ソニッククロム)

エクステリアデザインは初代モデルから大きくは変わっていませんが、2021年8月発売の特別仕様車「Fスポーツ・スタイル・ブルー」に専用設定されていたカラー「ソニッククロム」が全モデルに採用され、2つの特別仕様車が発売されました。

2つの特別仕様車

特別仕様車は、それぞれのテーマに合わせて随所にデザインの工夫が取り入れられています。

F SPORT Emotional Explorer

※UX250h/UX200 特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”

「F SPORT Emotional Explorer」は、ブラックルーフを組み合わせた2トーンカラーを設定。
※特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”225/50RF18ランフラットタイヤ&アルミホイール(特別仕様車専用切削光輝+ブラック塗装+ブラックナット)

切削光輝+ブラック塗装のアルミホイール、ブラック塗装のドアミラーと、ブラック系のトーンを強調し、アグレッシブで引き締まったスタイルに。走りのイメージを精悍に際立たせています。

Graceful Explorer

※UX250h/UX200 特別仕様車“Graceful Explorer”

「Graceful Explorer」は、大人の落ち着きを感じさせるエレガントで洗練されたスタイル。スピンドルグリル、ヘッドランプ、アルミホイールにシルバーのアクセントを用い、ボディカラーと同色のフェンダーアーチモールを設定しています。

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新型レクサスUXの内装

※レクサスUX コックピット

インテリアデザインにおいても「二律双生」の考え方を基本に、内と外の境界を曖昧にする日本の建築思想から着想。インストルメントパネルの上部からフード・フェンダーへ車の内と外が連続しているような造形とし、「内と外の双生」を体現しています。運転席からのタイヤ位置を認識しやすくするなど視覚的な解放感も実現しています。
※レクサスUX 12.3インチタッチディスプレイ

新型レクサスUXでは、マルチメディアシステムやコネクティッドサービスを刷新。12.3インチに大型化し、低反射パネルを採用した高解像度タッチディスプレイは、ドライバー側に搭載することで見やすさにも配慮。運転姿勢を崩さずタッチ操作が可能になりました。
 
最新のマルチメディアシステムは、直感的な使いやすさを追求。コネクティッドナビでは、クラウド上の地図情報からリアルタイムに交通情報や駐車場の空き情報を取得できます。「Hey Lexus!」など、あらかじめ設定された起動ワードで発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能が起動。車と会話するような自然な発話で操作することができます。
 
また、インターネット接続によりウェブサイトを閲覧できる「Webブラウザー機能」、ドライビングポジションやスマートキー、デジタルキーなどの個人設定を車両に登録できる「マイセッティング機能」、任意の期間エンジンを始動できなくするマイカー始動ロックなどの機能を含めた「My LEXUS」を導入するなど、最新のマルチメディアシステムとコネクティッドサービスにより使い勝手が大きく向上しています。
 
また、2つの特別仕様車の内装は、それぞれのテーマに合わせて随所に快適な工夫が取り入れられています。

F SPORT Emotional Explorerの内装

※特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”専用インテリア

「F SPORT Emotional Explorer」の内装は、スポーティな印象に磨きをかけるべく、シートやステアリング、シートベルトなどにブラックを基調としたフレアレッドのアクセントを配置。
 
前席のシートにはベンチレーション機能&ヒーターを標準設定。加えて、パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)、ブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)[PKSB]を標準設定し、快適性と安全性が向上されています。

Graceful Explorerの内装

※UX250h/UX200 特別仕様車“Graceful Explorer”インテリア

「Graceful Explorer」には、専用カラーのモーヴがシート、ドアトリム、アームレストに配置され、落ち着きのあるエレガントな空間となっています。F SPORT Emotional Explorerと同様、ベンチレーション機能&ヒーターを標準設定。
 
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)、ブラインドスポットモニター[BSM]、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物+後方接近車両)[PKSB]に加え、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)も標準設定となっています。

新型レクサスUXの走行性能

ボディ剛性が強化されたレクサスUX

Always Onの思想のもと、走りの深化に取り組む上で、重要なファクターとなるのが車の体幹とも呼べる”ボディ剛性”です。
 
新型レクサスUXのサイドドアおよびバックドア周辺のスポット溶接打点を20点追加することでボディ剛性を強化し、電動パワーステアリングやアブソーバーなどのチューニングを実施。
 
世界屈指の過酷なコースとして知られるニュルブルクリンクを長年走り込んできた経験を基に設計されたテストコース”Toyota Technical Center Shimoyama” を走り込むことで、あらゆる走行シーンにおいて減速・操舵・加速がシームレスにつながる、ドライバーの操作に対して忠実でリニアなレスポンスを追求しています。
 
また、ロードノイズ低減と乗り心地の向上を追求し、18インチランフラットタイヤを新たに開発。レクサスの原点である静粛性も向上しています。18インチランフラットタイヤはF SPORTに標準装備、F SPORT以外にはメーカーオプションとなります。

燃費性能

新型レクサスUXの燃費(WLTCモード)は、ガソリン車のUX200が16.4km/L、ハイブリッド車のUX250hでは2WDが22.8km/L、AWDが21.6km/L。この燃費数値は先代モデルと同様です。

新型レクサスUXの安全性能

新型レクサスUXには、交通事故の防止と交通事故死傷者のさらなる低減、ドライバーの負担軽減を目指し、レクサス予防安全技術Lexus Safety System +の機能が拡充されています。
※レクサスUX プリクラッシュセーフティ

昼間の自転車運転者や夜間の歩行者を検知する「プリクラッシュセーフティ」は、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させ、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能に。また、車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能も追加されました。
 ※レクサスUX レーントレーシングアシスト [LTA]

また、同一車線内を中央で走行できるよう操舵支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」において、AI技術の活用により支援範囲が拡大するなど、予防安全技術が進化しています。

新型レクサスUXのグレードと価格

ガソリン車の「UX200」とハイブリッド車の「UX250h」、2タイプの特別仕様車「F SPORT Emotional Explorer」および「Graceful Explorer」をラインアップした新型レクサスUXのグレードと価格(税込)をみていきましょう。

ガソリン車(UX200)

ガソリン車のUX200は2WDのみで、価格順にUX200(標準グレード)、“version C”、“F SPORT”、“version L”の4タイプ。400万3,000円~483万6,000円の価格帯となっています。

ハイブリッド車(UX250h)

ハイブリッド車のUX250hは、同様にUX250h(標準グレード)、“version C”、“F SPORT”、“version L”の4タイプがあり2WDとAWD(全輪駆動車)から選べます。2WDは435万9,000円~519万2,000円、AWDは462万4,000円~545万7,000円の価格帯となっています。

特別仕様車「F SPORT Emotional Explorer」

特別仕様車「F SPORT Emotional Explorer」は、ガソリン車のUX200特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”とハイブリッド車のUX250h特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”があり、UX200特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”は491万2,000円、UX250h特別仕様車 “F SPORT Emotional Explorer”は2WDとAWDから選べ、2WDは526万8,000円、AWDは553万3,000円という価格設定。

特別仕様車「Graceful Explorer」

特別仕様車「Graceful Explorer」は、ガソリン車のUX200特別仕様車
“Graceful Explorer”は453万2,000円、ハイブリッド車のUX250h特別仕様車 “Graceful Explorer”は2WDが488万8,000円、AWDが515万3,000円となっています。
 
モデルによっては1,000万円を超える高級ブランドのレクサスシリーズですが、レクサスUXは400万円台からと、レクサスの中では手の届きやすい価格で購入できるところも大きな魅力といえます。

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新型レクサスUXのまとめ

新たな機能や技術が追加された新型レクサスUXは、走りの味の「深化」と先進装備の「進化」が感じられる都会派コンパクトクロスオーバー。
 
レクサスブランドの高級感がありながらも運転しやすいコンパクトなボディ形状や、レクサスの中では400万円台からと手の届きやすい価格が魅力です。

新型レクサスUXの乗り方で後悔・失敗しないために

新型レクサスUXに限らず、車の購入を検討する際は「後悔したくない」「失敗したくない」という気持ちで車選びをすることも多いのではないでしょうか。特に、ライフスタイルの変化が考えられる時期には、

  • 家族構成の変化
  • 転居
  • 転勤
  • 転職


といったことも考慮しながら車選びをすることになるため、より一層、後悔したくない気持ちが強くなることも考えられます。
 
そこで、新型レクサスUXの購入を検討する方向けに、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
 
ライフスタイルの変化などに伴う「車の乗り方」で後悔・失敗しないためのひとつの選択肢として、参考にして頂ければと思います。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける()サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります

初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ

トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。

また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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