トヨタ車&レクサス車解説
2代目ヴェルファイア(30系)の内装・グレードによる違いは?
※本記事は2代目ヴェルファイア(2015年1月~2023年6月に販売された30系)に関する内容を含みます。KINTOでは、新型アルファード/新型ヴェルファイアに関する情報を随時発信していきます。2023年6月21日に発売された新型アルファード/新型ヴェルファイアについては以下の関連記事をご参照ください。
ここからは、2代目ヴェルファイア(30系)の内装に関する記事になります。
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」は、2008年にアルファードがモデルチェンジするのに合わせて、アルファードの兄弟車として誕生しました。ヴェルファイアは「力強さ」「先進性」をテーマにつくられ、その流れは2015年のフルモデルチェンジでのテーマ「大胆・不敵」に引き継がれています。2018年にはマイナーチェンジを実施し、高級感がさらに高まりました。
ヴェルファイアは、大人が快適に過ごせる大型ミニバンならではの居住空間を確保するだけでなく、上質で快適な内装を備えているのが特徴です。ゆとりあるセカンドシートを備える最上級グレードもラインアップするなど、「高級ミニバン」を必要とするユーザーのニーズを高いレベルで実現したヴェルファイアの内装について解説していきます。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
高い質感のシートとこだわりのインテリア
ヴェルファイアの運転席、助手席はたっぷりとしたサイズで、上級グレード(X、Z除く)では運転席8ウェイ、助手席4ウェイの電動パワーシートが装備されています。さらに助手席には電動式のオットマンも装備され、ロングドライブも快適に過ごせるでしょう。
ミニバンの特等席とも言われているセカンドシートですが、ヴェルファイアではエントリーモデルの8人乗り仕様では3人がけベンチシート、7人乗り仕様では左右独立したキャプテンシートです。さらに豪華なシートを望む方のために、パワーオットマンや折りたたみ式のサイドテーブルを装備した「エグゼクティブパワーシート」、そして伸縮機構付きのパワーオットマンや格納式テーブルを装備した本革仕様の「エグゼクティブラウンジシート」も用意されています。
シート表皮はグレードによってファブリック、合成皮革、そしてプレミアムナッパ本革を使用していますが、いずれも高い質感を追求したシートマテリアルです。
さらに、インテリアオーナメントとして3種類の木目調の加飾を配置、高級感を更に高めるなど、細部にまでこだわりが感じられます。
荷室や収納スペース
室内には豊富な小物入れが設けられていますが、グローブボックスやシフトレバー脇の小物入れなどの細部に至るまで上質感のある仕上がりとなっています。
サードシートは横に跳ね上げて格納するタイプですが、薄型のシートを採用したことで格納時の荷室幅はしっかりと確保しています。また、サードシート下には148Lの大容量(VDA式測定値、スペアタイヤ装着車は66L)の床下収納も備えており、活用すれば観葉植物など背丈のあるものも積載可能です。
快適な装備
ヴェルファイアは、広い室内でくつろぎの時間を過ごすための快適な装備が満載です。運転席および助手席には、夏は涼しく、冬は温かい2つの機能を併せ持つベンチレーションシート・快適温熱シートとなっています(X、Zを除く)。
エアコンは全車フルオートエアコン(前席左右・前後独立温度コントロール)。天井には後席を取り囲むようにLEDのルーフカラーイルミネーションも全車に標準装備され、気分によって16色もの照明が楽しめるようになっています。
13.3インチのリヤシートエンターテインメントシステムも後席での快適性を高めてくれますが、ヴェルファイアはオーディオにも抜かりはありません。17のスピーカーを備えた米国JBL社のプレミアムオーディオシステムが迫力と臨場感ある音響空間を実現します。※ともに、Executive Lounge、Executive Lounge Zで標準装備、その他全車にメーカーオプション
グレードによる内装の違い
それではヴェルファイアの内装について、いくつかのグレードをピックアップし、内装の違いも含めて見ていきましょう。
ベースグレード「Z」
ベースグレード「X」のエアロ仕様である「Z」では、運転席は6ウェイおよび助手席は4ウェイのマニュアルシートでセカンドシートはリラックスキャプテンシート(7人乗りのみ)となっています。シート表皮のマテリアルはファブリック、インパネはダークなメタルウッド+シルバー塗装を採用し、シックな仕上がりとなっています。
上級グレード「ZG」
「Z」の装備をさらに充実させたのが「ZG」です。インテリアの基本カラーは同じくブラックですが、シート表皮のマテリアルは合成皮革になり、マニュアルシートから運転席8ウェイ、助手席4ウェイ(パワーオットマン付き)の電動パワーシートにアップグレードされています。セカンドシートについても、リクライニングやオットマンが電動で操作可能なエグゼクティブパワーシートが採用され、ひとクラス上の座り心地となっています。
ステアリングホイールはメタルウッドの本革巻きになり、さらに冬場に役立つステアリングヒーターも標準装備されるなど、高級感が増しています。
最上級グレード「Executive Lounge Z」
ヴェルファイアのエアロボディ仕様における最上級グレードが「Executive Lounge Z」です。シート表皮にはプレミアムナッパ本革が採用されています。
最大の特徴はセカンドシートのエグゼクティブラウンジシートで、伸縮機構付きのパワーオットマンが備わり、伸ばした脚をゆったり受けとめます。さらに、快適温熱シート+ベンチレーションシートを装備。アクセサリーコンセント付きのスマホ・携帯ホルダーに読書灯と、まるで飛行機のファーストクラスのような贅沢さを味わえます。
特別仕様車「Z“GOLDEN EYES”」
ヴェルファイアの特別仕様車Z“GOLDEN EYES”は、「Z」をベースに特別感ある外観としたものですが、内装では、パーフォレーション加工を施したウルトラスエードと合成皮革を組み合わせた専用シート表皮、メタルウッドの本革巻きステアリングホイールをはじめ、高級感ある室内空間となっています。
ヴェルファイアのグレードと価格
ヴェルファイアのグレードは、特別仕様車も含めると2WDで10種類、4WDで20種類の合計30種類に分けられます(福祉車両除く)。
価格(税込)は、エントリーグレード「X(2WD・8人乗り)」の352万円から、最上級グレード「HYBRID Executive Lounge Z(7人乗り)」の775万2,000円までと、幅広い設定がされています。
※本記事のヴェルファイアは2017年12月に販売されたモデルに関する内容を含みます。最新モデルのヴェルファイアのグレードと価格に関してはヴェルファイア公式サイトをご参照ください。
ヴェルファイアの内装まとめ
ヴェルファイアは、圧倒的な快適性を誇るゆとりの室内空間、おもてなしの精神にあふれた豪華な装備を実現しています。インテリアはライバル車の追随を許さない、最上級の贅沢空間でまさに非の打ち所がない仕上がりともいえます。
標準ボディかエアロボディ、パワーユニットの方式、装備の違いなどにより、多種多様なグレードをラインアップしており、自分好みの一台を選べることも嬉しいポイントです。
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KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
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などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
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KINTO Unlimitedとは?
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KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
ヴェルファイアは何人乗り?
ヴェルファイアには7人乗り仕様と8人乗り仕様がラインアップされています。多人数が快適に乗車できるだけでなく、シートアレンジによってより快適に過ごせるとともに、荷室空間としての有効活用も可能です。
7人乗りの場合、セカンドシートは前後のスライドとリクライニング機能がついています。アレンジにより、セカンドシートの快適性や贅沢感と大容量の荷室の両立が可能です。8人乗り仕様は、セカンドシートの座面をワンタッチで跳ね上げ前方にスライドすることで、広い荷室を確保できます。
ヴェルファイアとアルファードの見分け方は?
アルファードとヴェルファイアの見分け方で一番のポイントとなるのは、フロントグリルです。アルファードには縦型グリルが用いられ、ヴェルファイアのヘッドランプを含めたランプ類が大きく上下二段に分かれている点が大きな違いで、ヴェルファイアはアルファードよりもやや吊り上がった印象を受けます。
また、リヤのテールランプのレンズ色が異なります。アルファードは赤いレンズを採用しているのに対し、ヴェルファイアではクリアレンズを採用しています。
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