トヨタ車&レクサス車解説
レクサスNX(NX300h・NX300)をレビュー!ミドルサイズSUV
トヨタの高級車ブランド、レクサスのミドルサイズSUV「NX」。レクサスとしては比較的手の届きやすい価格帯で販売されていることや、あらゆるシーンに対応できるサイズ感で人気を集めています。
今回はパワートレインや安全装備など、マイナーチェンジで熟成されてきたレクサスNX(NX300h・NX300)の魅力をみていきます。
※本記事は2014年から2021年まで販売された初代レクサスNXに関する内容を含みます。最新モデルのレクサスNXに関しては以下の関連記事をご参照ください。
高級感あふれるミドルサイズSUV レクサスNX
レクサスNXは2014年に登場しました。レクサスがラインアップしているSUVの中ではコンパクトな部類に入りますが、その優雅なエクステリアと気品のあるインテリアは、ワンクラス上のSUVと比較しても一切見劣りしません。
現在はさらにコンパクトな「UX」がエントリーSUVの役割を担っており、NXは兄貴分のRXと同様、ミドルサイズSUVとしてのポジションを確立しています。
車名のNXは「Nimble (軽快)」「X (クロスオーバー)」を意味していて、オンロードでの走行性能を重視しています。高級車ならではの上質感と、スポーツSUVというキャラクターがもたらす走りの楽しさを満喫できるクロスオーバーSUVです。
レクサスNXの走りを支える2つのパワートレイン
レクサスNXには「NX300h」と「NX300」と呼ばれるモデルが設定されています。
NX300h
「NX300h」は2.5L直列4気筒エンジン+モーターによって駆動するハイブリッドモデルです。システム最高出力は152ps(馬力)に達し、必要十分な動力性能を有しています。
また「NX300h」のAWD車はフロントモーターに加えて、独立駆動するリヤモーターを採用。リヤモーターは単体でも最高出力68ps(馬力)、最大トルク139Nmと優れた数値を実現し、快適かつ安全に走行できます。
NX300
「NX300」は2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載したガソリンモデルです。モーターアシストこそ備わっていないものの、最高出力238ps(馬力)、最大トルク350Nmと、ワンクラス上のSUVと比較しても遜色ない動力性能を実現しました。
レクサスNXの燃費性能は?
NX300hの燃費
「NX300h」は高い動力性能と優れた燃費性能を両立しています。2WD車の燃費性能は16.4~17.8km/L (WLTCモード)と、コンパクトとはいえ車両重量が大きなSUVとしては高水準です。
AWD車も全グレード15.8km/L (WLTCモード)を達成しました。AWD車は一般的に、エネルギーロスが大きい分2WD車よりも燃費性能が低い傾向にありますが、「NX300h」のAWD車は2WD車とさほど変わりない数値となっています。
NX300の燃費
ガソリンモデルである「NX300」の燃費性能は11.2~12.6km/L (WLTCモード)。やはりハイブリッドモデルの「NX300h」の燃費性能は圧倒的といえます。
安全装備として「Lexus Safety System +」を全車標準装備
NXは2017年に実施されたマイナーチェンジで、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車に標準装備し、安全性能が大きく向上しました。
- プリクラッシュセーフティ
- レーントレーシングアシスト
- オートマチックハイビーム
- アダプティブハイビームシステム
- レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
- ロードサインアシスト
- 先行車発進告知機能
「Lexus Safety System +」には、全7種類の安全機能が含まれています。オートマチックハイビームおよびアダプティブハイビームシステムについては、グレードによって装備内容が異なっているので注意しましょう。
また、最近話題となっているペダルの踏み間違い事故を防止する「パーキングサポートブレーキ(静止物)」が標準装備されているのも注目です。前後のソナーが障害物を検知して、発進時にエンジン出力を抑制、さらに近づこうとすると自動ブレーキをかけてくれる優れものです。
レクサスNXのインテリアデザイン
NXの大きな魅力のひとつであるインテリアデザイン。NXのインテリアは金属パーツを多用することで、重厚感のある雰囲気に仕上がっています。立体感のあるインストルメントパネルはNX特有のもので、センターに配置されたアナログクロックがエレガントさを演出します。
インパネ上部のナビゲーションディスプレイは10.3インチと、視認性に優れるワイドサイズを採用しました。インテリア素材の手触りはもちろんのこと、スイッチ類の感触に至るまで、インテリアすべてがプレミアムな雰囲気を醸し出しています。
シート素材はグレードによって違いがありますが、ベースグレードを除くすべてのグレードで合成皮革もしくは本革を採用。合成皮革はLtexシートと呼ばれるレクサス独自の素材で、本革と同等に感じる風合いと手触りを実現しています。
≪関連記事≫
レクサスNXのグレードと価格帯
※本記事は2014年から2021年まで販売された初代レクサスNXに関する内容を含みます。最新モデルのレクサスNXのグレードと価格に関してはレクサスNX公式サイトでご確認ください。
レクサスNXレビューのまとめ
内外装の質感に加えて、走りの質感までも高いレベルを実現しているNX。マイナーチェンジや一部改良によって熟成も進み、安心して乗れるSUVに仕上がっています。絶妙に考え抜かれたサイズ感で、ファミリーカーとしても打ってつけです。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
レクサスNXの名前の由来は?
車名のNXは「Nimble (軽快)」「X (クロスオーバー)」を意味していて、オンロードでの走行性能を重視しています。高級車ならではの上質感と、スポーツSUVというキャラクターがもたらす走りの楽しさを満喫できるクロスオーバーSUVです。
NX300hとNX300の違いは?
「NX300h」は2.5L直列4気筒エンジン+モーターによって駆動するハイブリッドモデル、「NX300」は2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載したガソリンモデルです。
メニュー