クルマとお金
ネットで中古車を買うときの流れを解説!購入時のポイントや注意点も紹介
車を購入しようとした際、従来は販売店で担当者と直接話をして購入するのが主流でした。しかしインターネットが普及した今、車の買い方に変化が生じています。
アメリカでは、インターネットの普及に伴って特に若者世代を中心にネット上で車を購入する人が増え、中国ではスマホでの車購入アプリまで登場してきている状態です。日本ではまだまだ馴染みのない購入方法であるとはいえ、今後注目を集める買い方であるといえるでしょう。
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
車をネットで買うことはできるのか
結論から述べると、ネットで車を購入することは可能です。日本ではまだ馴染みのない購入手法ですが、国土の広い中国やアメリカではその流れが広がりつつあります。
ここ数年インターネットの普及も相まって、直接交渉を必要としないネット上での車購入を選択する人が増えており、中国でも、契約から納車に至る書類手続きのすべてをスマホで完結できるアプリに人気が集まっているようです。
ネットで中古車を買うメリット
中古車とはいえ車は決して安い買い物ではないため、その購入方法についてメリットとデメリットを押さえておくのがよいでしょう。まずはネットで中古車を買うメリットについてです。
ネットで中古車を買うメリットには、以下のような点が挙げられます。
- 時間や場所を気にせず手続きができる
- 価格比較や見積りが簡単にできる
- 選択肢が多く、希望に沿う中古車を見つけやすい
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
時間や場所を気にせず手続きができる
ネットで中古車を買うことには、販売店まで出向く必要がなく、自宅でもネットカフェでも自分の好きな場所で都合のいい時間に手続きができるといったメリットがあります。仕事や育児でなかなか自由な時間を取れない方にとっては、とても助かることです。
なお、購入ではありませんが、車のサブスクリプションサービスを展開する「KINTO」では、ネットで誰でも簡単に手続きができます。納車の際に販売店に出向くだけ、Webで見積りから申し込みまで完結できます。
価格比較や見積りが簡単にできる
インターネット上で様々な販売業者のサイトを閲覧できるため、同じ条件の中古車を複数社で比較検討できる点もネット購入のメリットです。
ほとんどの業者ではネット上で見積りを取れるようにもしているため、見積りを取った中から納得のいく業者を選べます。業者によっては、ネット購入者向けのキャンペーンなどを打ち出している場合もあるかもしれません。
選択肢が多く希望に沿う中古車を見つけやすい
販売店で中古車を購入する場合、近隣の販売店を探して行くことになりますが、近くに販売店が少ない場合、購入する車の選択肢が限定されてしまうことがあります。また、複数の販売店が近くにあったとしても、自分が欲しいと思っている車の在庫がその店にはなくて入手できないといった可能性も否めません。
ネットで中古車を買う場合には、このような心配は不要です。ネット上で全国の販売業者を検索できるため、幅広く欲しい車の在庫状況を確認できます。幅広い選択肢から時間をかけずに自分の欲しい中古車を探せる点は、販売店に出向いて購入する場合にはないメリットといえるでしょう。
ネットで中古車を買うデメリット
ここまでネットで中古車を買うメリットについて解説してきました。ここからはデメリットについて解説します。ネットで中古車を買うデメリットは、以下に挙げるようなものです。
- 実車のコンディション確認が難しい
- 取り寄せまでに時間がかかってしまうことがある
- 購入後のトラブル対処が難しくなることがある
デメリットを知ったうえで、ネットでの中古車購入を検討しましょう。
実車のコンディション確認が難しい
ネットでの購入の場合、販売店に出向いて購入する場合と違って実物の目視確認ができません。中古車の状態を正確に把握できないという点は、ネット購入のデメリットといえるでしょう。
販売店での購入であれば、外観から内装まで自分の目で確認できます。一方ネット購入では、細部の写真を取り寄せたとしても、実物を自分の目で確認するほどの正確性は得られないでしょう。また、どこまで対応してくれるのかは業者によっても差が生じます。
実際にハンドルを握って操作性を確認したい、中古車としての経年劣化などの状態を確認したい、試乗したうえで購入を決定したいといったことが難しい点は、ネット購入のデメリットとして理解しておくのがよいでしょう。
取り寄せまでに時間がかかってしまうことがある
ネットで購入する場合、在庫ありとされていても取り寄せまでに時間がかかることがあります。その結果、中古車が手元に届くまでに期間を要する可能性も考慮しておくことが必要です。
全国の販売業者から幅広く検索して選択できるメリットがある反面、自宅から遠く離れた地域の業者を選択した場合には、販売店に出向いて購入する場合よりも納期が遅くなるかもしれない点はデメリットといえるでしょう。
ネットでの購入を決める際には、在庫の取り寄せにどのくらいの時間がかかるのか、納期はいつを予定しているのかなど、細部まで確認するようにしてください。また、そういった確認に対して丁寧に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。
購入後のトラブル対処が難しくなることがある
ネットで自宅から遠く離れた業者から購入するケースでは、車が故障して修理したい場合など、購入した業者にその対応を任せられない可能性があります。
近場の販売店で購入した場合には、故障時のメンテナンスやトラブルへの対応、法定点検、車検などを販売店がサービスに含め、迅速に対応してくれることもあるでしょう。それに対しネット購入では、特に販売店が遠方の場合、自分で故障やトラブルへの対策を講じておく必要があります。これもネット購入のデメリットとして押さえておくのがよいでしょう。
購入ではありませんが、車のサブスク「KINTO」では正規販売店によるメンテナンスサポートが用意されていることに加え、法人や個人事業主を対象としたサポートデスクを開設しています。契約から利用に至るまで様々なご相談に対応しているのは、ユーザーにとって安心できる仕組みといえるでしょう。
KINTOのサポートデスクについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
KINTOプレスリリース
ネットで中古車を買う方法・流れ
さて、ネットで中古車を購入するメリットとデメリットを押さえたうえで、その購入方法と流れを見ていきましょう。ネットでの中古車購入は以下の流れで進んでいきます。
- 車探し・販売業者へ車に関する問い合わせ
- 注文・支払い
- 書類手続き
- 納車
上記は基本的な流れですが、選択する業者によって細部の手順や要領に違いがあることでしょう。各社のサイトで購入方法の流れをよく確認し、ご自身のニーズに合った業者を選ぶようにしてください。
1. 車探し・販売業者へ車に関する問い合わせ
まずは、ネット上で自分が欲しいと思う車の在庫状況を確認します。中古車の情報を一括して掲載しているサイトもあるため、各社の情報と合わせてうまく活用してみてください。
欲しい車が見つかったら販売業者と連絡を取り、実際に在庫があるかどうかを確認しましょう。サイト上では「在庫あり」となっていても、もしかするとすでに商談に入っていたり、売れてしまったりといったことも考えられます。
在庫があったとしても、その業者は遠方への納車に対応していないかもしれません。県外にある遠方の業者を選んだ際には、遠方への陸送納車に対応しているか、陸送費用はいくらかかるかなどをしっかりと確認し、納得したうえで購入を決めるのがよいでしょう。
販売業者との連絡においては整備や保証についてもよく確認してください。サービス内容は業者によってそれぞれ異なります。特に遠方の業者から購入した場合で購入後の整備や保証には対応できないとなると、自分での対応が必要になることを留意しておきましょう。
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2. 注文・支払い
業者とのやり取りに納得し、購入を決意したら注文に移ります。注文の方法は、Webサイト上で注文する場合もあれば、LINEで注文できるケースなど業者によって様々です。ご自身が選んだ業者の方法に従って、トラブルのないように進めてください。
Webサイト上で注文する販売業者では、注文の確認や完了のメールを利用者に返信する仕組みを多く採用しています。この場合、そのメールが迷惑メールとして拒否されないように受信設定について注意喚起していることも多いものです。Web注文においては注意事項をよく読んで、あらかじめメールの受信設定をしておくようにしましょう。
注文が完了すると支払いについて示されます。販売業者が用意する支払い方法から選択し、現金一括であれば指定の方法での支払い、ローンであればその手続きを行いましょう。ローンを選択した場合、審査に通らなければ購入できないことは販売店での購入と同様です。
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3. 書類手続き
支払いが完了すると、販売業者から車の登録に関する書類が送られてきます。車の購入にあたっては印鑑証明が必要なため、実印登録をしていない方は役場に行って登録とともに証明を取得しておきましょう。
販売業者から送られてきた書類に必要事項を記入し、印鑑証明とともに販売業者へ送り返します。販売業者によっては書類の受け取りから返送までの期限を設けている場合があり期限を過ぎるとキャンセル扱いとなってキャンセル料を請求されることもあるため、遅れないよう速やかに対応することが重要です。
4. 納車
あとは納車を待つだけです。先述したように、納車までにかかる期間は販売業者や在庫の状況によって差があります。納車までにどのくらいの期間を要するのか、契約の際にはしっかり確認しておきましょう。
納車後はすぐに車の状態を確認しましょう。事前に共有された以外の傷がないか、実際にエンジンをかけたり走行したりして、機能面に問題がないかどうかも確認します。もしも何か問題が見つかった場合、ただちに販売業者に相談して対処してもらいましょう。
ネットで車を買う際のポイントや注意点
最後に、ネットで中古車を購入する際のポイントや注意点について押さえておきましょう。以下に示すことがポイントや注意点として挙げられます。
- 自分が希望する車の性能や特徴を担当者に伝える
- アフターフォローやキャンセルの可否を確認しておく
- 契約や保証の内容は必ず慎重に確認する
- 実車の確認不足で後から傷などが発覚することがある
それぞれについて、以下で詳しく見ていきましょう。
自分が希望する車の性能や特徴を担当者に伝える
ネットで車を購入する際、販売業者とのやり取りはオンラインのツールや電話、メールなどで行います。実際に面と向かって話をするわけではないため、自分の希望する車の性能や特徴を正確に伝えるのは難しいかもしれません。
とはいえ、お互いの認識に齟齬がある状態でやり取りが進むと、希望とは違う性能の車を手にすることになったり、不必要なオプションが付いて高額になってしまったりということにもなりかねません。
契約後のトラブルを避けるためにも、何度でもやり取りを重ね、疑問点や不安に感じる点をすべて解消するようにしましょう。
アフターフォローやキャンセルの可否を確認しておく
中古車の購入であるだけに、納車後に車が不調をきたす恐れがあることを想定しておく必要があります。契約前に車の状態や事故歴の有無などを確認しておくことはもちろんですが、実物を自分の目で見たり試乗して確認したりができないため、すべてを知ることは難しいでしょう。
そこで重要なのはアフターフォロー(保証)が満足のいくものかどうかです。購入後の故障にはどこまで対応してもらえるのか、自宅の近隣に提携する修理工場があるのかなどをしっかり確認しましょう。
購入後のキャンセル可否についても確認が必要です。基本的に購入後のキャンセルはできないことが多いですが、どういった場合にキャンセルが認められて返金を要求できるのか、万が一に備えて必ず確認しておきましょう。
契約や保証の内容は必ず慎重に確認する
契約書に押印(または署名)する前に契約内容をしっかりと確認しましょう。販売店に出向いて購入する場合には、担当者から契約書に書かれている内容を口頭で細かく説明してもらえるかもしれません。しかしネット上でのやり取りで細かい説明を受けるのは難しいでしょう。
契約書や約款は小さな字で記されていて読みにくいものが多いですが、よく読み込んで内容を理解するようにしましょう。もちろん、内容に疑問点がある場合には販売業者に確認して解消することも重要です。
もし契約書に「購入後の保証なし」と書かれていれば、購入直後に車が故障したとしても、その修理代金を負担してくれることはありません。先述したキャンセルの可否についても、契約書に「キャンセルポリシー」という条項が記載されている場合があるため、よく確認してみてください。
実車の確認不足で後から傷などが発覚することがある
ネットでの中古車購入は現物の状態確認が難しいため、納車直後に修復不能な不具合が発生したり、事前に知り得なかった傷や凹みを発見したりといったことがあるかもしれません。契約前にできる限り細かく写真を送ってもらっていたとしても、目視で確認するのとは違い光の加減などで確認しきれないこともあるでしょう。
契約書に「傷や凹みがあった場合に修復する」といった記載がなければ、修復の代金を請求するのは難しいです。購入後のトラブルを避けるためにも、可能であれば契約前のどこかのタイミングで一度現物を確認するのが安心かもしれません。
ネットで車の購入を検討するならKINTOも選択肢
ネットでの中古車車購入を検討しているのなら、車のサブスク「KINTO」のKINTO ONE(中古車)も選択肢のひとつとして考えてみてください。購入という選択肢ではありませんが、「初期費用を安く抑えたい」「車にかける手間は少ないほうがいい」といった方にとっては、まさにKINTO ONE(中古車)が向いているといえます。
KINTO ONE(中古車)では、年齢や等級に影響しない任意保険込みとなっており、万が一事故を起こしても月額利用料は変わりません。
また、KINTO ONE(中古車)は、契約期間途中で解約しても中途解約金が不要となっている点も特長です。契約期間が2年に限定され、所定の申込金を支払う必要はありますが、解約金なしでいつでも解約できるのは利用者目線のプランだといえるでしょう。
さらに、KINTO ONE(中古車)は、KINTO ONEで使用されたトヨタの新車の返却車両の中から状態の良い車を取り扱っています。走行距離が少なめの車両を厳選していたり、トヨタの販売店でメンテナンスを行っていたりと、厳しいチェックを受けているため安心です。
興味のある方は「KINTO ONE(中古車)」をぜひ一度ご覧ください。
まとめ
日本ではまだ馴染みが薄いものの、ネットで車を購入することは可能で、今後そのシェアが伸びていくことが予想されます。すでにアメリカや中国ではその流れが広がりつつあり、インターネットが普及した現在では、日本においても利用者が増えていく可能性があります。
ネットで車を購入する際のメリットやデメリット、購入の流れ、注意点をよく押さえたうえで、満足のいく選択をしましょう。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサス、SUBARUの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
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