トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ新型ヤリスの内装をレビュー【画像19枚】2024年1月の改良でどう変わった?
※記事公開時の情報に基づいており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください
2024年1月に改良された新型ヤリスの変更点は?
日本のみならず海外市場でも販売されている人気モデルのヤリスが、2024年1月17日に一部改良されました。ヤリスは、2020年2月に発売され、2021年5月、2022年8月にも改良が実施され、安全装備など各種装備を充実させてきました。
今回の一部改良では、外装デザインの変更、新色「マッシブグレー」の設定、内装の変更、安全機能の拡充などがされています。また、同じタイミングで一部改良された新型ヤリス クロスとともに、KINTO専用のUグレードが設定されたことも大きなトピックです。
KINTO専用のUグレードは、プリウスUグレードに続く車のサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第2弾となります。ハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードに対応するほか、コネクティッドを活用した体験を提供する点も特徴です。
新型ヤリスのコックピット
2024年1月のヤリス一部改良では、2020年2月発売当時の「ムダをそぎ落として広さと快適さを確保し、運転に集中できる空間」というコンセプトはそのままに、内装の加飾やメーターが変更されています。
コックピットは、スムーズに運転操作ができるように、シート、ステアリング、シフトレバーなどを適切に配置しています。また、視認性に優れるメーター、上方に配置したディスプレイオーディオ、ヘッドアップディスプレイを連携させることにより、必要な情報を最小限の視線移動で確認できるようなレイアウトになっていることも特徴です。
メーターは、7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイがZグレードとGグレードに標準装備となりました。一方、XグレードとKINTO専用Uグレードのメーターは、アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが標準装備となります。
コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオは、X以外のグレードに標準搭載され、Xグレードにはナビレディパッケージが設定されメーカーオプションでコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを装着することが可能です。
新型ヤリスの室内空間
新型ヤリスの室内は、快適な機能が充実している点が特徴です。ここからは、室内の寸法やユーティリティについて詳しく見ていきましょう。
室内寸法
ヤリスの室内寸法は次のとおりです。また、同じ5ナンバーサイズのコンパクトカーのアクアの室内寸法も合わせて紹介します。
室内寸法 | 新型ヤリス | アクア |
---|---|---|
室内長(mm) | 1,845 | 1,830 |
室内幅(mm) | 1,430 | 1,425 |
室内高(mm) | 1,190 | 1,190 |
新型ヤリスの室内寸法を比較すると次のことがわかります。
- 室内長はヤリスの方が15mm長い
- 室内幅はヤリスの方が5mm広い
- 室内高はヤリスとアクアともに同じ
収納スペース
次に新型ヤリスの収納スペースを紹介します。
A:助手席オープントレイ
B:グローブボックス
C:センターオープントレイ
D:フロントコンソールボックス
E:フロントカップホルダー(2個)
F:フロントドアポケット&ボトルホルダー[1本付](両側)
G:リヤドアポケット&ボトルホルダー[1本付](両側)
H:助手席シートバックポケット[Zグレードに標準装備。Gグレードにメーカーセットオプション]
I:助手席シートアンダートレイ[Zグレードに標準装備。Gグレードにメーカーセットオプション]
J:HDMI入力端子、K:充電用USB端子(Type-C)、L:USB入力(動画・音楽再生/給電[Type-C])[J・LはZ・G・Uに標準装備。Xはメーカーオプション]
新型ヤリスの内装色
新型ヤリスの内装色は、ブラックが標準となります。Gグレードについては、メーカーオプションのコンフォートシートセットを選ぶと内装色が「トープ」になります。また、シート表皮やシートタイプはグレードによって異なります。組み合わせは次のとおりです。
※テーブルはスクロールが可能です
グレード | Z | G | X | U | |
---|---|---|---|---|---|
シート表皮 | 合成皮革+ ツィード調ファブリック | ファブリック | マルチカラーファブリック※2 | ファブリック | |
シートタイプ | ヘッドレストセパレート型 | ヘッドレスト一体型※1 | ヘッドレストセパレート型※2 | ヘッドレスト一体型※1 | |
内装色 | ブラック | ブラック | トープ※2 | ブラック |
※1 ターンチルトシートを選択した場合はヘッドレストセパレート型となります
※2 メーカーオプション:コンフォートシートセット:56,100円(税込)
ターンチルトシートやシートヒーターも装着可能
ヤリスには、乗降をサポートする「ターンチルトシート」や、冬のドライブを快適にする「シートヒーター」を装着(またはメーカーオプションとして設定)しているグレードがあります。それぞれの機能や設定グレードを見ていきましょう。
ターンチルトシート
ターンチルトシートは、シートが回転しながらチルトする(傾く)機構のシートです。
乗降するときにシート横の回転レバーを操作してシートを回転&チルトさせることで、両脚をそろえたまま乗り降りすることができます。ターンチルトシートは足腰への負担を軽減させたい方や着物を着る方などにおすすめです。回転&チルト後は、背もたれを軽く押すことでターンチルトシートを車内に戻すことができます(※)。
ヤリスのグレードの中で、ターンチルトシートが設定されているのは次のとおりです。
- 運転席:G、Xの各グレードにメーカーオプション
- 助手席:G、Xの各グレードにメーカーオプション
- 運転席+助手席:G(ガソリン・1.5L・2WD)、X(ガソリン・1.5L・2WD)の各グレードにメーカーオプション
※ターンチルトシート(助手席)はロックの解除が必要です
※ターンチルトシート(運転席)またはターンチルトシート(運転席+助手席)を装着した場合は運転席シート上下アジャスター非装着となります
※ターンチルトシート(助手席)またはターンチルトシート(運転席+助手席)とコンフォートシートセットは同時装着できません
シートヒーター(運転席・助手席)
シートヒーターは、座面と背もたれをすばやく温める機能で、冬や寒い時期のドライブに役立ちます。身体を直接温めることができるため、寒い地域に住んでいる方や冬のスポーツを楽しむ方などは装着しておくとよいでしょう。
シートヒーター(運転席・助手席)は、Zグレードに標準装備、Gグレードにメーカーセットオプションとして用意されています。
なお、ターンチルトシート(運転席)とコンフォートシートセットを同時装着した場合、シートヒーター(運転席・助手席)は非装着となります。
新型ヤリスの荷室
新型ヤリスの荷室は、荷物の大きさに応じてフレキシブルに使うことができます。また、荷物の長さや量に応じて荷室をアレンジできることも特徴です。
荷室寸法
| 寸法 |
---|---|
荷室内長(フル乗車時)(mm) | 630 |
荷室内幅(mm) | 1,000 |
荷室内高(デッキボード上段時)(mm) | 692 |
荷室内高(デッキボード下段時)(mm) | 830 |
荷室容量(L) | 209〜270 |
※グレード、2WD/4WD・E-Four、デッキボードの装着車・非装着車によって寸法が異なります
新型ヤリスの荷室は、フル乗車時でも日常使いに十分な寸法と容量を確保しています。また、リヤシートの背もたれが6:4分割可倒式となっているため、後席背もたれを倒せば長尺物を載せることも可能です。
さらに、上下2段階に調整できるアジャスタブルデッキボード(※)によって、高さがあるものを載せたり、デッキボード下に小物を収納したりすることもできます。
※アジャスタブルデッキボードは、Z、G(ハイブリッド・E-Four)、X(ハイブリッド・E-Four)、U(E-Four)、G(ガソリン・4WD)、X(ガソリン・4WD)の各グレードに標準装備
新型ヤリスZグレードとUグレードの内装や装備の違い
新型ヤリスには、KINTO専用のUグレードが用意されたことがトピックのひとつです。KINTOでは、Uグレードの他にXグレード(ガソリン)とZグレード(ガソリン、ハイブリッド)も取り扱っています。
ここでは、ハイブリッド車のZグレードとUグレードの内装や装備の違いを見てみましょう。
※テーブルはスクロールが可能です
| Z | U |
---|---|---|
ステアリング | 本革巻き3本スポークステアリングホイール(ガンメタリック加飾+ヒーター付) | ウレタン3本スポークステアリングホイール |
シフトノブ | 本革巻きシフトノブ | ウレタン |
メーター | デジタルメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ | アナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ |
フロントドアインナーガーニッシュ | ガンメタリック塗装 | ブラック |
フロントコンソール | ガンメタリック塗装 | ブラック |
シート表皮 | 合成皮革+ツィード調ファブリック | ファブリック |
シートタイプ | ヘッドレストセパレート型 | ヘッドレスト一体型 |
内装色 | ブラック | ブラック |
カラーヘッドアップディスプレイ | メーカーオプション設定 | 設定無し |
ディスプレイオーディオ | 標準装備※ | 標準装備 |
※メーカーオプションでディスプレイオーディオPlusの選択が可能
内装は、ステアリングやシフトノブの素材、メーター、フロントドアインナーガーニッシュやフロントコンソールの加飾に違いがあるだけでなく、シート表皮やフロントのシートタイプも異なります。
カラーヘッドアップディスプレイは、Uグレードには設定がありません。一方、Zグレードにはメーカーオプションとして設定されています。
ディスプレイオーディオは、ZグレードもUグレードも標準装備です。両グレードともメーカーオプションを選択すれば、フルセグのTVを追加することができます。
Zグレードについては、メーカーオプションでディスプレイオーディオPlusにアップグレードすることが可能。車載ナビやフルセグTVが標準装備されているディスプレイオーディオが良いのであれば、ディスプレイオーディオPlusを選ぶと良いでしょう。
ディスプレイオーディオにスマートフォンを接続したり、Bluetoothで音楽を楽しんだりするのであれば、標準装備されているディスプレイオーディオで十分に対応できます。そのため、Uグレードでも日常使いから休日の遠出まで十分に対応することができるでしょう。
外見や機能なども含めたZグレードとUグレードの違いについては、KINTOのヤリスUグレード車種詳細ページでも紹介しているのでご参考ください。
新型ヤリスの内装まとめ
一部改良によって新しくなったヤリスは、2020年のデビュー当時の内装デザインを受け継ぎながらも、改良により進化を重ねています。
運転する時に目にするメーターや内装加飾の変更は、文字や画像で見ると少しの違いにしか感じません。しかし、実際に車を見ると、文字や画像で見る以上に違いを感じられるでしょう。
もし、ヤリスが気になったら、販売店へ足を運び、新しくなったヤリスを実際に見てみることをおすすめします。最後に、KINTOについても紹介します。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
≪KINTO ONE中古車≫
メニュー