About Toyota/Lexus Car
トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ アクアの内装をレビュー!コンパクトカーながら広く快適な室内空間

コンパクトカーのメリットは、ボディの見切りがよく小回りが利くことによる運転のしやすさです。しかしボディが小さくなると、必然的に室内空間も狭くゆとりがなくなります。
2011年の登場以来、コンパクトボディながら広い室内を実現してゆとりがある空間で人気のアクア。広い室内空間を実現できた理由や、工夫を凝らした収納スペースやグレード別のインテリアの特徴を紹介します。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
ゆとりある空間を実現したアクアの室内空間
アクアのボディサイズは全長4,050mm×全幅1,695mm×全高1,455mmとコンパクトです。対する室内サイズは室内長2,015mm×室内幅1,395mm×室内高1,175mm。ホイールベースが2,550mmと長いため、車高の低いスタイリッシュボディでありながら室内空間に広がりを感じられます。
また、運転席のスペースを優先すると犠牲になってしまうのが後部座席ですが、アクアではスペース効率を高めた無駄のないパッケージングによって、後部座席の頭上やひざ周りにゆとりを創出。リヤシートには長い座面を採用し、シートバックの角度も最適化することで快適な座り心地を実現しています。
アクアの収納とスペース
アクアの収納と荷室は使う人を第一に考えた設計です。収納は便利に使えるように最適な場所にレイアウトされています。

※助手席オープントレイ
ディッシュボックスなども収納できる大きさです。

※助手席グローブボックス
タンパー付で静かに開くので中の荷物に衝撃を与えません。

※メーターサイドボックス
ドライバーがよく使うものを収納するのに便利です。

※フロントコンソールトレイ
カップホルダーを2個装備しています。
後部座席に座る人の飲み物や小物が収納可能です。

※助手席シートバックポケット
カタログや地図などの冊子を収納できます。

※フロンドドアポケット&ボトルホルダー(両側)
ボトル型のガムや車のお手入れグッズなどを入れておくと便利です。

※買い物フック(運転席シートバック1)
買い物袋や小さなバッグを吊り下げることができます。

※ETCビルトインスペース
販売店装着オプションのETC車載器を選べばスマートに装着可能です。

荷室は奥行きも容量もたっぷりで、簡単に広げられます。一般的にハイブリッド車は大きなバッテリーの影響で荷室が狭くなりがちですが、アクアはシート下にバッテリーを配置することで、ゆとりある荷室を確保しています。
6:4分割可倒式リヤシートを採用することで、荷物に合わせたリヤシートのアレンジが可能です。荷室の奥行きだけでは不足するような長尺物の荷物を多く載せるときはリヤシート両側を前に倒し、後部座席に一人は乗車させたいときにはどちらか一方の片側を前に倒すなど、幅広い使い方が可能です。
アクアのグレード別内装
アクアの内装はグレードによって違いがあります。グレードごとの特徴を見ていきましょう。
L

L(内装色:ナチュラルグレー)
エントリーモデル「L」の内装は、シート表皮にナチュラルグレーのL用のファブリックが使われ、フロントシートのヘッドレストはシートバックと一体型です。
運転席・助手席の調整機能は、ともに前後スライド+リクライニングの4ウェイで、リヤシートは可倒式ではなく一体型を採用した、アクアの中で一番シンプルな内装となっています。
S

S(内装色:ブルーブラック)
中間グレードとなる「S」の内装は、シート表皮はブラックベースで、模様をあしらったブルーの生地をアクセントにしたS用ファブリックを使用し、フロントシートは上下調整式のヘッドレストです。
運転席は前後スライド+リクライニング+上下アジャスターの6ウェイと調整機能があり、リヤシートは6:4分割可倒式タイプです。
ステアリングホイールにはシルバー+ピアノブラック加飾、センタークラスターにはメッキ+ピアノブラック加飾をあしらっています。また、シフトノブ・パーキングブレーキボタン・センターレジスターノブ・サイドレジスターノブにはメッキ加飾、サイドレジスターにはピアノブラック加飾が施されています。さらに、運転席・助手席のパワーウインドウスイッチベースはシルバーアクセントカラーをあしらうことで、高い質感を演出しています。
操作系では、最適なドライビングポジションを可能とするテレスコピック機能付チルトステアリングを採用しています。マルチインフォメーションやオーディオ(販売店装着オプションのナビゲーションシステム装着時)を操作できるステアリングスイッチを装備したことで、ステアリングから手を離さなくても操作可能です。
パワーウインドウはフロント・リヤ両方に装備しています。
G

※G(内装色:ダークブラウン)
最上級グレードにあたる「G」の内装は、シート表皮にブラックベースでダークブラウンをアクセントにあしらったスエード調ファブリック(ダブルステッチ付)を採用しています。
合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメントのカラーにもダークブラウンが使用されており、シート表皮のカラーリングとマッチしています。
運転席にはアームレストが追加され、快適なドライブが可能です。
Sグレードの加飾および操作系の内容にプラスして、フロントカップホルダーには高輝度のシルバー塗装、サイドレジスターリング・インサイドドアハンドルにはメッキ加飾をあしらっています。さらに、運転席・助手席のパワーウインドウスイッチベースとシフトベースはピアノブラック加飾、4本スポークステアリングホイールは本革巻き+シルバーステッチとなり、アクアの中でもっとも上質な内装となっています。
Crossover“Glam”

※特別仕様車 Crossover“Glam”
2018年9月に特別仕様車として登場した「Crossover“Glam”」。現在では通常のラインアップとして販売されています。
「Crossover“Glam”」の内装は、「Crossover」をベースにシート表皮はダークブラウンの合成皮革とブラウンブラックにブラウンステッチが施されたファブリックを使用し、背もたれと座面にはブラウンのリボン加飾が施されています。
シートに合わせて合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメントもダークブラウン+ブラウンステッチを採用することで内装全体がブラウンで統一され、「Crossover」のグレード名にマッチした上質で落ち着いた印象の内装に仕上がっています。
特別仕様車 S“Style Black”

※特別仕様車 S“Style Black”
2020年6月に発売されたアクアの特別仕様車「S“Style Black”」。中間グレードの「S」をベースに特別設定色のブラックを基調とした内装です。
シート表皮には、消臭・防汚・撥水機能が付いたファブリック素材で、ブラック・シルバーのステッチが施されています。合成皮革巻きのインパネ助手席オーナメントもブラックを採用し統一感が出ています。
シフトノブ上部はブラック加飾、運転席・助手席のパワーウインドウスイッチベースはピアノブラック加飾を使用することでより引き締まった印象です。さらにサイドレジスターリングはシルバー塗装されアクセントに一役買っています。
さらに運転席には最上級グレードの「G」にのみ装備されているアームレストが装備されワンランク上の装備にもなっています。
特別仕様車 S“GLAMPER”

※特別仕様車 S“GLAMPER”
2019年10月に発売されたアクアの特別仕様車「S“GLAMPER”」。S“Style Black”と同じく「S」グレードをベースに、内装が特別装備となっています。
グランピングをはじめカジュアルなアウトドアの雰囲気に合う特別仕様車なので、内装にはコハクを配色したファブリックシート表皮を特別に装備。アウトドアシーンに映える仕様としています。また「外遊び」がより楽しくなるアクセントとして、専用フロアマットを販売店装着オプションとして用意しています。
G“GR SPORT・17インチパッケージ”/G“GR SPORT”

※GR SPORT(17インチパッケージ)(ブラック)
アクアの最上級グレード「G」をベースにスポーツ走行に特化した特別モデルの「G“GR SPORT・17インチパッケージ”」と「G“GR SPORT”」。
内装色はブラックに統一されスポーティ感ある引き締まった印象です。GRエンブレムをつけた専用フロントシートスポーティシートは、メイン表皮にブランノーブ、サイド表皮に合成皮革という組み合わせで、ホールド性に優れています。
シフトノブはシルバーステッチが入った本革巻きとし、手になじむフィット感はシフト操作をより確実なものにしてくれるでしょう。
アクアのグレードと価格
アクアのグレード構成は基本グレードが4種類、GRスポーツが2種類、そして特別仕様車が3種類の合計9種類。一部のグレードと価格(税込)をご紹介します。
L:181万8,300円
S:192万1,700円
G:212万6,300円
Crossover“Glam”:219万8,900円
G“GR SPORT”:244万900円
G“GR SPORT・17インチパッケージ”:261万300円
その他グレードの詳細や価格は、公式サイトでご確認ください。
アクアの内装 まとめ

ビジネスシーンからプライベートにスポーツ走行までカバーするラインアップで今もなお人気のアクア。コンパクトカーかつハイブリッド専用車でありながら広い室内空間や荷室に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
最後に、購入以外にもアクアに乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ(レクサス)の新車に乗れる(※)サブスクリプションサービス。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額。さらに、クレジットカード払いも可能です。
2021年12月より、初期費用0円で気軽に乗り始められる「初期費用フリープラン」と、いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことがでるようになりました。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”除く
※bZ4X専用プランでは5年目以降は解約金0円
トヨタ車(※)は3/5/7年、レクサス車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「のりかえGO」(法人契約・レクサス車は対象外)もあります。申し込みは全てインターネットで完結するので、販売店に何度も足を運ぶ必要もありません。
※GRヤリス“モリゾウセレクション”は3年契約のみ
※bZ4X専用プランでは最長10年
KINTOが気になる方は、ぜひ取り扱い車種ラインアップページ(トヨタ車・レクサス車)をチェックしてみてください。納車時期の目途や月額料金を確認することができます。
なお、車を購入する場合の費用とKINTOの初期費用フリープランの場合の費用で比較検討したい方は、支払いプラン別比較ツールで月々の支払額をイメージしてみることをおすすめします。お好みの車種と運転される方の年齢、利用期間を選択するだけで、KINTOの利用と購入(現金一括・銀行自動車ローン)での月々の支払額をシミュレーションすることができます。
KINTOを利用してアクアに乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?