トヨタ車&レクサス車解説
トヨタ アクアの燃費を調査!低燃費を実現するアクアのCd値
2011年のデビュー以来、販売台数上位に君臨し続けるトヨタのハイブリッドコンパクトカー「アクア」。その人気が持続している大きな要因は、クラストップレベルの低燃費にあります。本記事では、アクアの低燃費を実現している技術などについてみていきます。
※本記事のアクアは2011年12月から2021年7月まで販売されたモデルに関する内容を含みます。最新モデルのアクアに関してはアクア公式サイトをご参照ください。
ハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」
コンパクトカーとしてもハイブリッドカーとしても人気のトヨタ「アクア」。2011年のデビュー以来、2度のマイナーチェンジといくつかの改良が重ねられましたが、基本設計やデザインはほとんど変わりません。
ボディーサイズは標準モデルで全長4050mm×全幅1695mm×全高1455mmと、非常にコンパクトで街乗りに適しています。最小回転半径は4.8mと小回りが利くため、狭い道路での通行や駐車も楽にこなせます。
4mほどのコンパクトなボディに対して室内空間はゆとりある広さ。室内サイズは全長2015mm×全幅1395mm×全高1175mmで後部座席は大人が乗っても足元に余裕があります。
カラーバリエーションも豊富なアクア。グレードによって選択できるカラーは変わりますが、ボディカラーを幅広く選べるのはうれしいポイントです。
ハイブリッドシステムは、プリウスにも採用されている「THS II」を搭載。ハイブリッドで低燃費、そしてコンパクトボディで扱いやすいアクアは大人気のハイブリッド専用コンパクトカーです。
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アクアの低燃費を実現している技術
アクア最大の特徴は燃費性能です。アクアの中でも一番低燃費のグレード「L」はなんとWLTCモード29.8km/L。その他のグレードでもWLTCモード27.2km/Lと、クラストップレベルの低燃費を実現しています。その低燃費を実現している技術は二つ挙げられます。
THS II
アクアの低燃費を実現している技術、一つ目はハイブリッドシステムです。アクアには第2世代のプリウスに搭載されていたハイブリッドシステム「THS II」が、さらに軽量・コンパクトに改良され搭載されています。
すでに完成度の高いハイブリッドシステムでしたが、エンジンの高効率化や小型・軽量化を実現。そして2017年のマイナーチェンジではエンジンの改良およびハイブリッドシステムの制御見直しが行われ、低燃費に貢献しています。
アクアのCd値
アクアの低燃費を実現している技術、二つ目は空力性能です。どれだけスムーズに空気が流れるかを表すCd値は0.28(2011年発売モデルの数値)と、優れた空力性能を確保しています。ここでは、優れた空力性能を得るための多くの工夫を紹介します。
トライアングルシルエット
トヨタハイブリッドカーの特徴でもある空気抵抗を減らすためにデザインされた三角形のシルエットを採用しています。
エアロコーナー
フロントタイヤ前方とリヤタイヤ後方の平面形状が、タイヤ周りを通る空気の整流効果を高めます。
カモメルーフ
ルーフパネルの形を「カモメ形状断面」にすることで、剛性を保ちながら軽量化と空気抵抗の低減を図っています。
リヤルーフスポイラー
ルーフからの空気の流れを整えることで空力性能を向上させています。
エアロスタビライジングフィン
ドアミラー付け根部分とリヤコンビネーションランプサイド部に設置された小さなフィンが、気流に小さな渦を発生させることで車体を左右から押さえつけ、優れた操縦安定性を実現します。
走りも妥協しないアクア
アクアは優れた燃費性能が注目されがちですが、安全で楽しく乗れるハイブリッド専用コンパクトカーとして、走りの性能にも力を入れています。
1.5L直列4気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドパワーユニットは、軽量ボディと相まって優れた加速を実現。信号待ちからのスタートダッシュや高速道路の合流、追い越し加速など、ストレスなくドライブできます。
安定した走行を実現させるために、2017年のマイナーチェンジでスポット溶接箇所を増やしボディ剛性をさらにアップ。足回り関係では新タイプのショックアブソーバーを採用し、タイヤサイズは185/60R15に変更され、乗り心地が向上しています。
走りにこだわる開発者の創意工夫はこれだけではありません。重たいハイブリッドシステムのバッテリーをリヤシート下に配置することで前後重量バランスと低重心化が図られました。パワーユニットも低い位置に配置し、さらに車体自体も低くすることで優れた操縦安定性を実現します。
購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法
ここからは、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサス・SUBARUの新車などをご利用いただける(※)サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- SUBARUの新車が対象の「KINTO ONE(SUBARU)」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE(中古車)」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野・大阪で提供、エリア順次拡大中)
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用、所定の消耗品の交換費用、故障修理・故障時の代車費用などがコミコミ定額のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です(※)。
※SUBARU車を契約の場合、月額のお支払いは口座振替のみのご利用となります
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン」と、 所定の申込金を契約時に支払うことで解約金が0円となる「 解約金フリープラン」の2つから選ぶことができます(※)。
※「KINTO ONE(中古車)」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ
トヨタ・SUBARUの新車は3/5/7年、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車・SUBARU車・bZ4X専用プランは対象外)」もあります。
また、申込み~契約までインターネットで完結できます(販売店でのご相談も可能です)。
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
アクアの燃費性能まとめ
クラストップレベルの低燃費でベストセラーのコンパクト専用ハイブリッドカー「アクア」。低燃費を実現している技術は、ハイブリッドシステム「THS II」と優れた「空力性能」でした。
コンパクトなボディにもかかわらず大人5人が乗車できる広い室内空間、自動車税が安い1.5Lのコンパクトエンジン、クラストップレベルの低燃費など特徴が満載で大人気のロングセラー車になるのも頷けます。
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