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【2024年】進化したトヨタGRヤリスをレビュー! 価格は?

【2024年】進化したトヨタGRヤリスをレビュー! 価格は?

進化したGRヤリスは、2024年4月に販売を開始しました。外装や内装、8速ATの新設定など、様々な部分が進化したGRヤリスにはどのような特徴があるのでしょうか。今回は、フルモデルチェンジでもマイナーチェンジでもなく、「進化」したというGRヤリスの詳細を解説します。GRヤリスが気になっている方、何が変わったのか気になっている方、スポーツモデルに興味がある方は参考にしてみてください。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

GRヤリスとは?

GRヤリス

GRヤリスは、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたトヨタ初のモデルとして、2020年9月に発売された3ドアのスポーツハッチバックです。トヨタのコンパクトカーであるヤリスシリーズのスポーツモデルとしてラインアップされています。なお、GRヤリスは、市販モデルがデビューした後もモータースポーツへの参戦を継続し、鍛え続けてられてきました。 

そして今回、「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というマスタードライバーでトヨタ自動車の会長であるモリゾウの想いのもと、GRヤリスの真髄である「1.6L直列3気筒ターボエンジン×4輪駆動」を楽しみつくすための8速AT「GR-DAT」を新開発。幅広いドライバーがスポーツ走行やモータースポーツ参戦を楽しめるモデルへ進化しました。

こうして2024年4月に発売されたGRヤリスでは、モータースポーツを通じて鍛えられた新たなメカニズムを採用し、スポーツドライビングを楽しめるモデルとなっています。

マイナーチェンジではなく「進化」したGRヤリス

GRヤリス(走行イメージ)

今回、GRヤリスは、外装や内装、エンジンやトランスミッションなど、多岐にわたり「進化」しました。ここからは、進化したポイントやグレード構成・ラインアップなどを解説します。

GRヤリスのグレード構成と車両価格

まず、GRヤリスのグレードや価格を紹介します。

グレード

GR-DAT(8速AT)

6速MT

RZ "High performance”

5,330,000円

4,980,000円

RZ

4,830,000円

4,480,000円

RC

3,840,000円

3,490,000円

各グレードの特徴

  • RZ "High performance”:BBS製ホイールやレッドキャリパー、ピアノブラック塗装のエクステリアパーツ、プレミアムスポーツシートなどが装備されるハイエンドモデル

  • RZ:ENKEI製ホイール、ブラックのエクステリアパーツ、スポーツシートなどを装備するモデル

  • RC:モータースポーツ参戦用車両

進化したGRヤリスの外観

GRヤリス(エクステリア)

エクステリアは、モータースポーツの現場の声を反映した機能的なデザインとなっています。進化したGRヤリスのエクステリアのポイントは次のとおりです。

  • ロアグリル:薄型・軽量化と強度を両立するスチールメッシュを採用

  • バンパーロアサイド:分割構造を新たに採用

  • サイドロアグリル:開口部を大きい形状に変更し、優れた冷却性能を確保

  • バンパーサイドのアウトレット:サブラジエーターやATFクーラーの熱を効果的に排出(ATFクーラーはGR-DAT搭載車両に標準装備。サブラジエーターはクーリングパッケージとしてメーカーオプション設定)

  • リヤロアガーニッシュ:下端に設けられた開口部から床下の空気を抜くことにより、空気抵抗を下げて操縦安定性を向上させるとともに、マフラーの熱を排出

  • リヤランプ類:シンボルマークを廃止して、上下に分割されていたものを中央に集約。モータースポーツ参戦中の損傷回避と視認性を向上

  • リヤスポイラー:ハイマウントストップランプとリヤスポイラーを分け、リヤスポイラーのカスタマイズ性を拡張

  • テールランプ:一文字に繋がる一体感のある形状とし、一目で新しいGRヤリスと分かる個性を表現

進化したGRヤリスの内装

GRヤリス(インテリア)

インテリアは、プロドライバーと共に視認性と操作性を磨き上げた専用コックピットとなっています。インテリアのポイントは次のとおりです。

インパネ:操作パネルとディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置し、視認性と操作性を改善。スポーツ走行時のみならず日常生活でも使いやすいスイッチ類の配置にもこだわっている

  • ドライビングポジション:従来型より25mm下げて、ステアリング位置も調整。

  • インナーミラー取り付け位置:フロントガラス上部に移動させて前方視界を確保

  • センタークラスター:上端を50mm下げて前方視界を拡大

  • シフトレバー位置: 75mm上昇させ、GRヤリスMTモデルのシフトレバーと同等の位置に配置し、操作性を向上

  • パーキングブレーキ:ラリーやジムカーナでの車両コントロール用途を視野に、GR-DATを搭載した車両にも手引き式パーキングブレーキを採用

  • GR-DATの変速操作の向き:Mモード時のシフトレバーの変速操作を従来モデルから反転。引き操作でシフトアップ(加速)、押し操作でシフトダウン(減速)とし、レーシングカーのシーケンシャルトランスミッションのような操作性を実現

  • マルチインフォメーションディスプレイ:12.3インチフルカラーTFTメーターを採用。プロドライバーの意見を取り入れながら、スポーツ走行に必要な視認性と車両情報にフォーカスした表示に

  • インフォメーション(GR-DAT搭載車):AT油温の表示の追加、シフトダウンできない場合の警告にメーター内表示を追加

進化したGRヤリスの走り

GRヤリス(サーキット走行イメージ)

走行性能は、従来型から様々な部分が進化しました。ここからは、走行性能に関する進化ポイントを紹介します。

エンジン

GR-DAT

走りの要でもあるエンジンは、全車1.6L直列3気筒インタークーラーターボ(G16E-GTS)で、従来型より出力・トルクを磨き上げています。最高出力/最大トルクの特徴は次のとおりです。

  • 最高出力:272psから304psへアップ(+32ps)

  • 最大トルク:37.7kgmから40.8kgmへ向上(+3.1kgm)

  • 高レスポンスを追求したターボシステム:大型ターボ採用の背反であるレスポンス向上対策のために、トヨタガソリンエンジン初となるボールベアリングターボ(※1)とアブレダブルシール構造(※2)を採用

※1 フリクション低減や高レスポンスを追求し、ターボの軸受け部分にボールベアリングを採用したターボチャージャー
※2ターボチャージャーの過給効率を向上させるために使用されるシール方式

なお、トランスミッションは、モータースポーツの現場や様々な道で鍛えた新開発の8速AT「GR-DAT」を新たにラインアップしています。新開発されたGR-DATの特徴は次のとおりです。

  • AT制御:ソフトウェアをスポーツ走行用に最適化。ブレーキの踏み込み方・抜き方、アクセル操作まで細かく感知し、車両挙動の変化が起こる前に変速が必要な場面を先読みし、ドライバーの意思を汲み取るトランスミッションを実現

  • AT内部の変速用クラッチ:高耐熱摩擦材を採用

  • 変速スピード:AT制御ソフトウェアの改良により世界トップレベルの変速スピードを実現

  • 多段化:6MTから8ATへ多段化し、クロスレシオ化することによりパワーバンドを活かした走りを実現

  • トルセンLSD:アクティブトルクスプリット4WDシステムの性能をさらに引き上げるトルセンLSDをフロント&リヤデフに設定。常に変化する路面状況に最適なトルクを瞬時に配分し、コーナリングにおける鋭い立ち上がり加速や安定したコントロール性能を確保。RZ“High performance”に標準装備

  • システム特性調整:シフト最速化のため工場内でシステム特性を調整

  • MT同等のギヤ比設定:6速までMT同等のギヤ比とし、7速と8速をオーバードライブとしている

  • トルクコンバーター:1.6Lターボエンジン用トルクコンバーターを採用

シャシーとボディ

GRヤリス(サイドビュー)

シャシーとボディは、ハードな走行に耐えるため、さらに強化されました。進化したポイントは次のとおりです。

  • 連結ボルト増加:ボディとショックアブソーバーを締結するボルトの本数を1本から3本へ変更。走行中のアライメント変化を抑制し、ステアリング操作に対する車両挙動の応答性を高め、操縦安定性を向上させる

  • ボディ剛性の強化:スポット溶接打点数を約13%増加し、構造用接着剤の塗布部位を約24%拡大させ、ボディ剛性を高め、操縦安定性と乗り心地を向上

冷却性能

GRヤリス(冷却機能)

進化したGRヤリスは、冷却性能も向上しました。RZ“High performance”とRZには、高出力化やGR-DAT追加設定に伴い冷却性能向上が必要なため「クーリングパッケージ」が新設定されています。また、GR-DATを搭載した車両にはATFクーラー(空冷式)が標準搭載されているのも進化したGRヤリスの特徴です。 

メーカーオプション「クーリングパッケージ」の装備内容は次のとおりです。

  • RZ“High performance”:サブラジエーター、コールドエアインテークダクト

  • RZ:インタークーラースプレー、ブレーキダクト、サブラジエーター、コールドエアインテークダクト

なお、クーリングパッケージ誕生の背景について紹介すると、スーパー耐久シリーズに参戦した際、エンジンルームの冷却性問題によりモリゾウがアタック中に車両がコース上で停止してしまうトラブルが発生し、現地現物で対策を行った結果、クーリングパッケージを開発したそうです。このトラブルがなかったら、クーリングパッケージの設定はなかったかもしれません。

ドライブモードセレクト

ドライブセレクト

標準設定されている「ドライブモードセレクト」は、走る楽しさをさらに高めてくれる機能です。ドライバーの好みや参戦するモータースポーツの特性に合わせ、電動パワーステアリング、エアコン、パワートレーンなどの設定ができます。

モード

SPORT

NORMAL

ECO

共通

想定シーン

スポーツ走行

市街地〜ワインディング

市街地

電動パワーステアリング

手応えが重い

ノーマル

エアコン

ノーマル

エコ

MT

アクセルレスポンス

アジャイル

ノーマル

コンフォート

GR-DAT

アクセルセスポンス

アジャイル

コンフォート

変速フィール

レスポンス重視

滑らかさとレスポンスのバランス

使用ギヤ段

ローギア選択

ノーマル

ハイギヤ選択

サーキットモード

GRヤリス(サーキット走行イメージ)

進化したGRヤリスは、公道では味わえない非日常な躍動感を感じられる「サーキットモード」を新設定しています。

サーキットモードは、GPSによる位置判定によりサーキットなどの利用可能エリアに入るとアンチラグ制御やスピードリミッター上限速度の引き上げなど、GRヤリスのポテンシャルを引き出す機能で、サーキット走行を楽しめます。また、各機能はスマートフォンのアプリ上で好みにあわせカスタマイズができます。なお、サーキットモードは、T-Connectサービスの有料オプション(国内仕様のみ)となっています。

サーキットモードにおける変化例は次のとおりです。

  • アンチラグ:再加速時のアクセルレスポンスを向上させるため、ターボラグ低減を制御

  • スピードリミッター:国内の主要サーキットにおいてリミッター上限がかからないよう上限車速を引き上げ

  • クーリングファン:エンジン水温の冷却を促進するための出力を最大化

  • シフトタイミングインジケーター:最適なタイミングでのシフト操作を視覚的に伝達・サポートするインジケーターを表示

縦引きパーキングブレーキ

GRヤリス縦引きパーキングブレーキ

RCグレードには、モータースポーツ参戦を考慮した縦引きパーキングブレーキをメーカーオプション設定しています。

レバーの位置を車両前方へ移動し、ステアリングとの距離を近づけることで素早い操作を可能としています。また、角度を立てることで引きやすさを向上させ、操作時の負担を軽減していることも特徴です。

進化したGRヤリス まとめ

GRヤリス(カラーバリエーション)

2024年4月に発売されたGRヤリスは、見た目だけの変化だけでなく、エンジンやトランスミッション、機能性や操作性など、様々な面で進化を遂げました。新しくなったGRヤリスは、モータースポーツでの経験や知見を反映した本格的なスポーツモデルといえるでしょう。スポーツドライビングを存分に楽しみたいという方は、GRヤリスの購入をおすすめします。 

それでは、最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ、車のサブスクリプションサービス「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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