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トヨタ車&レクサス車解説
新型レクサスLS!新ボディカラー「銀影ラスター」登場のフラグシップセダンの進化をレビュー

レクサスブランドのフラッグシップセダンとなるLS。現行型のベースとなる5代目は2017年のフルモデルチェンジで登場、斬新なクーペシルエットの採用やエモーショナルな走りの実現など、大きな変革を果たしています。
2020年11月の改良では、LSの原点となる上質な走りが追求されました。人の感性を大切にし、タイヤの内部構造からシートに座ったときの質感、日常で利用する速度域での加速レスポンスなど、車の基本となる走行性能の徹底的な作り込みが行われています。
※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。
<この記事の目次>
レクサスの礎を築いてきたフラッグシップセダン「LS」
レクサスのフラッグシップセダンであるLSは、30年以上にわたり、90以上の国と地域で累計約87万台も販売されました。今回の改良ではLSのDNAとなる、静粛性と乗り心地がさらに進化。エクステリアとインテリアのデザイン、パワートレイン、サスペンションからシートの縫い位置など、細部に至るまで運転の楽しさを味わえる工夫が施されています。
風格と上品さを兼ね備えた新型レクサスLSのエクステリア

レクサスのデザイン思想である「Time in Design」は、“時の移ろいや環境の変化の中で、その時々の美しさを感じられる日本ならではの美意識”を表したもの。今回の改良では、そうした考えをさらに追及することで、レクサスのフラッグシップセダンならではの価値を高めることを目的としています。
新型レクサスLSでは、自然界の神秘的な情景となる「月の道」をモチーフに、内外装デザインが作り込まれています。フロントバンパーは、コーナー部に縦基調のキャラクターラインを配置し、バンパー下端のメッキモールはサイドまで回り込む形状にすることでLSならではの上質な走りや、伸びやかさが表現されています。ヘッドランプ形状は厚みを増すことで風格をアップ。スピンドルグリルのメッシュは、より上品なダークメタリックとなっています。
リヤコンビネーションランプの中のメッキモールがピアノブラックに変更。ランプ形状も厚みを感じさせるものになり、ヘッドランプとの調和と存在感を際立たせています。
新型レクサスLSのモデル“F SPORT”では、サブラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込む形状とすることで、よりワイドな印象を生み出しています。また、“F SPORT”専用スピンドルグリルと20インチアルミホイールなどが装備され、一層スポーティなデザインとなっています。
究極の金属質感「銀影ラスター」 とは

新型レクサスLSの今回の改良のトピックとなるのは、新たに設定されたシルバーの外板色「銀影(ぎんえい)ラスター」。わずかな光の変化で豊かな表情を浮かびあがらせ、レクラスLSならではの存在感を放ちます。
シルバーはレクサスが長い年月をかけて開発に取り組んできた重要な色域。その努力の末に生まれた最新のシルバーが「銀影(ぎんえい)ラスター」です。塗料を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、蒸着アルミを高密度で敷き詰める最新の塗料技術を採用しています。
新型レクサスLSのインテリアは日本ならではの美意識を取り入れた世界観

新型レクサスLSはインテリアにおいても、「時の移ろいの中で様々な表情を感じさせる」という世界観で、日本ならではの美意識を取り入れています。内装材の一部に採用された西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きが、月明かりに照らされた波の揺らぎである「月の道」を表現。
また、操作性や利便性を向上させる変更も多く実施されました。ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性をアップ。センターコンソールに、シートヒーターとステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチが追加されました。マルチメディアシステムは、タッチディスプレイ機能を採用。スマートフォン等との連携機能も追加されています。
基本に立ち返り、徹底的につくりこまれた走行性能

今回の改良では、レクサスLSの原点である上質な走りをさらに高めるため、走行性能に関係するパーツや制御が細かな部分まで磨きこまれました。
3.5L V型ツインターボエンジンは、燃焼室形状の最適化、コンロッド形状の最適化、クランクシャフトの軽量化と高剛性化、可変バルブタイミング機構(VVT)の軽量化、ウェイストゲートバルブ制御の改良など、幅広い変更を実施。出力、燃費性能、静粛性、エンジントルクの立ち上がりなどが向上し、走行性能アップに大きく貢献しています。
減衰力可変ダンパーAVSの改善により、上質な乗り心地と安定した操舵応答性を実現。さらに、ランフラットタイヤの最適化やエンジンマウント内のオリフィスを変更することで、室内に伝わる振動が低減されました。また2WD車のフロントサスペンションの改良とタイヤの質量減少により、路面からボディへの衝撃が伝わりにくくなっています。
世界トップレベルの安全性能を備える
今回の改良で、「Lexus Safety System +A」が全車に標準設定となり、各機能も大きく進化しています。具体的には「プリクラッシュセーフティ」の対応領域の拡大と「ロードサインアシスト」の時速120kmまでの表示対応速度の拡大で、「プリクラッシュセーフティ」では、正面だけでなく交差点右折時に前方から来る対向直進車や右左折時に前方からくる横断歩行者も検知可能になっています。
また、「人とクルマが気持ちの通った仲間のようにお互いを高め合い、共に走る」というトヨタ独自の自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」に基づいて開発された高度運転支援技術「Advanced Drive」が2021年発売予定です。
「Advanced Drive」とは、自動車専用道路においてドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現。ドライバーは、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作から解放され、長時間の運転における疲労が軽減、より周辺に注意を払った安全な運転が可能になります。
新型レクサスLSのグレードと価格
LSのグレードは、大きくガソリン車のLS500とハイブリッド車に分かれています。さらに2WDと4WDそれぞれにエントリーモデルの「I package」、スポーツモデルの「F SPORT」、装備が高級になっていく「version L」「EXECUTIVE」の4モデルが設定されています。
LSの価格は、LS500の2WDのエントリーモデル「I package」の1,073万円(税込)から、LS500hの4WDの最上級グレード「EXECUTIVE」の1,728万円(税込)までと、幅広い価格設定がされています。
各グレードの価格は、LS公式サイトにてご確認ください。
レクサスLSのレビューまとめ

レクサスのフラッグシップセダンであるLS。今回の改良で、上質な走りや日本独自の美意識に由来したデザインが進化し、より魅力的なものとなっています。
最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。
KINTOは月々定額でトヨタ・レクサスの新車に乗れる(※)サブスクリプションサービスを中心としたサービスの総称。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます
- トヨタの新車が対象の「KINTO ONE」
- トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」(東京・愛知でスタート。エリア順次拡大中)
- 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン」
- レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS」
- KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited」
などのサブスクリプションサービスを展開しています。
それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。
KINTO ONEとは?
KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。
初期費用0円で気軽に乗り始められる「 初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる「 解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。
トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。 申し込みは全てインターネットで完結できます。
※「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。
※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。
≪関連リンク≫
KINTO Unlimitedとは?
トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。
KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりご提供を始め、お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。
≪関連リンク≫
充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?