トヨタ車&レクサス車解説

新型レクサスISの乗り心地は?FRスポーツセダンをレビュー!

新型レクサスISの乗り心地は?FRスポーツセダンをレビュー!

1999年登場の初代以来、レクサスISはFR方式を採用したコンパクトスポーツセダンとしてドライビングの楽しさを追求し、その運動性能の高さとスポーティなデザインで好評を博し、世界各国で20年以上に渡り累計で約110万台を販売してきました。

そして2020年11月、マイナーチェンジした新型レクサスISが発売されました。新型レクサスISの開発にあたっては、ドライバーと車の対話を重視して、新設されたテストコースで走りを磨いたとされています。

今回のマイナーチェンジにより、乗り心地と操縦性が向上されたというレクサスISが、どのような進化を果たしたのか。走行性能やインテリア、エクステリア、特別仕様車などについてレビューします。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

LBXの見積もりシミュレーションは下記画像をクリック

新型レクサスISは優れた操縦性と乗り心地を実現

優れた操縦性と乗り心地を実現した新型レクサスIS

新型レクサスISは、世界屈指の過酷なコースと言われる独ニュルブルクリンクを走りこんできた経験を基に、トヨタが新設した車両開発用コース「Toyota Technical Center Shimoyama」でテストを繰り返して仕上げられました。

数値では測れない人の感性にこだわり、ドライバーの意図に忠実な操縦性を追求。あわせて不快な振動やノイズといった雑味をあらゆる方向から原因を突き詰めて解消するなど、自動車作りの基本に立ち返って走行性能の向上を実現しています。

過酷なコースに対応するための各種のボディ補強やスポット打点追加などに加え、Cピラーからルーフサイドにかけての構造を最適化することまで行った結果、高いボディ剛性を実現しています。このボディの強化により、ハンドリングの向上はもちろん、ノイズや振動といった雑味を徹底的に取り除いたことで乗り心地を向上させました。

さらに、新採用した「スウィングバルブショックアブソーバー」によりサスペンションの応答性を向上させたことで、快適な乗り心地を実現しているのも特徴です。

※NAVI・AI-AVS非装着車のIS300h“version L”、IS300“version L”、IS300h、IS300に設定。IS300h“version L”、IS300“version L”でNAVI・AI-AVSを選択した場合、スウィングバルブショックアブソーバーは設定されません

新型レクサスISのアグレッシブなエクステリアデザイン

新型レクサスISのアグレッシブなエクステリアデザイン

新型レクサスISでは従来よりもワイド&ローを強調したフォルムが印象的です。大径タイヤの採用でワイドになったサイズに加え、新開発の薄型ヘッドランプを採用したことにより、低く構えたフロントデザインとなっています。

また、レクサスのシンボルであるスピンドルグリルはより立体感を強調したものとなり、強い押し出し感がありながらもスポーティな印象を演出しています。

新型レクサスISでは従来よりもワイド&ローを強調したフォルム

ボディ後半には、世界でも初となる「寄絞り(よせしぼり)工法」という技術によって、複雑で立体的な造形を実現。キャビン後半の左右を絞った形状と張り出したワイドなフェンダーによりセダンでありながらクーペのような流麗なルーフラインを作り出しています。

歴代レクサスの質感の高さを引き継いだ新型レクサスISのインテリア

新型レクサスIS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>の内装

※IS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>

新型レクサスISはクーペスタイルの流麗なデザインですが、後席空間についても頭上や足元には十分なスペースを確保しており、高級サルーンとしての資質も兼ね備えています。ガソリン車で9インチサイズのゴルフバッグを3個、ハイブリッド車で2個収納することができるなど実用性も確保しています。

新型レクサスIS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>のシート

※IS300h“version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>

また装飾についても随所に工夫が施されています。ドアトリムの一部に複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用するなど、インテリアの質感の高さはさすがレクサスといえます。マルチメディアシステムには、新たにタッチディスプレイが採用され、10.3インチワイドディスプレイはスマートフォンと連携して音声操作なども可能です。

インパネは上部を有彩色に設定したツートーン仕様でワイド感を強調した仕上がりとなっています。ディスプレイやドアミラーの位置などスポーツドライビングで重要となる視界も十分に確保され、運転の楽しさを味わえる配慮がなされています。

快適なドライブを追求するための最新安全性能も搭載

快適なドライブを実現するためにかかせない安全性能も進化しています。予防安全システムLexus Safety System +は、従来同様単眼カメラ+ミリ波レーダーという構成ですが、機器の性能向上により、これまでは難しかった昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能となり、対応領域が拡大しました。さらに交差点で多く発生する、いわゆる「右直事故」に備えて右折時に前方から来る直進車や横断する歩行者にも対応しています。

また「レーントレーシングアシスト(同一車線内でセンターを走行するよう運転支援機能)」もカメラ認識技術の向上によりレーントレース性能が大幅に向上するなど、滑らかにレーン中央をキープする走行が可能になりました。

アクセルとブレーキのペダル踏み間違い時の被害軽減に寄与するパーキングサポートブレーキや、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニター(メーカーオプション)などの先進安全装備も充実しています。

新型レクサスIS 特別仕様車 “F SPORT Mode Black”

新型レクサスIS 特別仕様車 “F SPORT Mode Black”

※特別仕様車 IS350“F SPORT”(ソニッククロム)<オプション装着車>

今回、新型レクサスISには特別仕様車“F SPORT Mode Black”が設定されました。IS350/IS300“F SPORT”をベースに、BBSと共同開発したマットブラック塗装の鍛造アルミホイールやブラック塗装のドアミラーなど、精悍さが際立つ特別なレクサスISに仕上がっています。

新型レクサスIS“F SPORT”専用本革スポーツシート

※“F SPORT”専用本革スポーツシート

エクステリアだけでなくインテリアにも随所にこだわりが見られます。ステアリングホイールとオーナメントパネルはアッシュ材を銀墨色に仕上げた専用デザインを採用。自然素材が持つ本物の質感を際立たせ、加工から研磨、塗装まで各工程を職人が一つずつ手作業で仕上げています。また、卓越した走りを支える”F SPORT”専用本革スポーツシートなども装備され、乗り込むだけで走りへの期待感を高める特別なレクサスISに仕上がっています。

新型レクサスのISのグレード、価格

新型レクサスISのグレードは標準系と、スポーティな装備を追加したF SPORT系、そして本革内装などでラグジュアリーな仕立てを施したversion Lの3種類に分けられます。パワーユニットは従来どおり2.0L 直列4気筒ターボエンジン、3.5L V型6気筒エンジン、2.5L 直列4気筒エンジン+モーターのハイブリッド仕様がラインアップされており、2.5Lハイブリッド車では2WDに加え4WDも選べます。

気になる価格ですが、IS300の480万円(税込)からとなっています。各グレードの価格はレクサスの公式ページでご確認ください。

LBXの見積もりシミュレーションは下記画像をクリック

新型レクサスISレビューのまとめ

新型レクサスIS

走りの性能が鍛え上げられ、ワイド&ローなプロポーションかつシャープな造形となった新型レクサスIS。一刻も早くハンドルを握ってみたいと思わせる魅力あふれた仕上がりとなっています。

なお、月々定額で新車に乗れるサブスクリプションサービス「KINTO」では、レクサスの複数車種をラインアップしています(一部取り扱いのない車種がある場合もございます。最新の取り扱い車種情報はこちら)。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

よくある質問

レクサス「セダン」シリーズのラインアップは?

レクサスの中心となるセダンのベース車として、3車種がラインアップされています。国内最高級のプレステージサルーンの「レクサスLS」を頂点として、ハイブリッド専用車として快適性と居住空間を高めた「レクサスES」、ドライビングの楽しさに磨きをかけたスポーツサルーンの「レクサスIS」とそれぞれ明確な個性が与えられています。

レクサスISとは?

「レクサスIS」はレクサスのセダンの中でもっともコンパクトで引き締まったボディをもつFR(後輪駆動)セダンです。日本でのデビューは2005年と現在のラインアップの中では古参になります。レクサスISの魅力はなんといってもドライビングの楽しさにあります。FR方式を採用したスポーツセダンならではの高次元のハンドリングこそが、レクサスISのアイデンティティと言ってよいでしょう。

LBXの見積もりシミュレーションは下記画像をクリック

この記事をシェアする

  • X
  • line
  • はてなブックマーク
Membership

メンバーシップ

1分のメンバー登録で、
お得情報、見積もり保存、クルマ比較を
ご利用いただくことができます。

メンバーシップに登録する

SNSをフォローする

  • X
  • Instagram
  • Youtube