車のサブスク解説

車のサブスクやカーリースでも車検は必要?費用の内訳を解説

車のサブスクやカーリースでも車検は必要?費用の内訳を解説

車のサブスクやカーリース、はたまた別の乗り方でも、カーライフを送るにあたって車検は欠かせないものです。車を購入して所有するのではなく、定額料金を支払って利用するというスタイルの車のサブスクやカーリースにおいて、車検はどのような扱いになるのでしょうか。

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

車のサブスクやカーリースの車検の必要性

車のサブスクやカーリースでは、車検証上の使用者となる「契約者」に車検を受けるための手続きを行う義務があります。

まず、車検とはどのようなものか、また車検はなぜ実施しなければならないのかを理解しておきましょう。そのうえで、車検費用の内訳や、契約者が車検手続きをしなければならない理由について詳しく見ていきます。

車検の重要性

車検の正式名称は「自動車検査登録制度」であり、これは、車が「国が定める保安基準に適合しているか」を検査し、登録するための制度です。 

車検には、主に以下の3種類の検査があります。

・新規検査(道路運送車両法第59条):新たに車を登録しようとするとき(型式指定を受けている場合は除く)、もしくはいったん使用を中止した車の使用を再開するときに受ける検査

・継続検査(道路運送車両法第62条):検査の有効期限満了後も引き続きその車を使用するときに受ける検査

・構造等変更検査(道路運送車両法第67条):車の構造に変化を生じるような改造を行った場合に受ける検査

「車検」というと「継続車検」を指すことが多いです。

小型特殊自動車以外の車、または排気量250cc超の二輪車は、法律で車検が義務付けられています。また、車検切れの車は公道走行が禁止されており、違反した場合は6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金という刑事処分、違反点数6点の行政処分が科されます。前歴がない場合であっても免許停止になるため車検切れには注意が必要です。 

車検を期限内に受けなければ実質的に車が動かせない状態になるため、車検はカーライフを送るうえで重要であることがわかります。

車検を受ける義務は契約者にある

車検を受け、検査に合格すると車検証(自動車検査証)と検査標章(ステッカー)が発行されます。車検証には所有者と使用者の名義が記載され、車のサブスクやカーリースにおいて、車検証上の名義はサービス提供会社が所有者、契約者が使用者となります。

車の使用者は道路運送車両法第四十七条で、「車の点検をし、必要に応じて整備をすることによって車を保安基準に適合するように維持しなければならない」と定められています。そのため、車のサブスクやカーリースで使用する車の車検手続きは、契約者が行わなければなりません

ただし、車のサブスクやカーリースの月額料金には、車両本体の代金に加えて自動車税や自賠責保険料、検査手数料(印紙代)といった車検の法定費用が含まれているケースがほとんどです。中には整備費用なども含めて車検費用がすべてコミコミである車のサブスクやカーリースもあり、そういった車のサブスクやカーリースを利用する場合は車検時に大きな費用を別途用意する必要がありません。

車検にかかる費用

車検費用は、法定費用と車検時点検費用の大きく2つに分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

最低限必要な「法定費用」

車検の法定費用には、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代)が含まれます。

自動車重量税は車の重量によって税額が変わる税金で、車両重量が大きいほど金額が高くなりますが、軽自動車については重量による税額の差はなく一律です。 

この法定費用はどこで車検を受けても必ずかかる費用です。車検代行業者を通さず、自分で車を車検場に持ち込んで検査を行うユーザー車検においても必要です。

車両により変動する「車検時点検費用」

車検点検費用は車検代行業者に支払うもので、業者や車によって金額が異なります。車検点検費用には車が車検に通る状態かをチェックする費用や、保安基準に適合するように整備するための工賃が含まれるため、修理箇所が多いほど高額になる傾向があると言えるでしょう。

車の状態によっては、部品代が必要になるケースもあります。

車のサブスクやカーリースのプランはメンテナンスの有無を確認

車のサブスクやカーリースにおいて、車検を実施する義務があるのは契約者です。多くの車のサブスクやカーリースでは毎月の月額利用料に車検費用が含まれているため、車検時に大きな負担が発生しないことは車のサブスクやカーリースのメリットのひとつといえます。

ただし、どこまでの費用が月額料金に含まれているのかは、サービス提供会社やプランによって異なるため、注意が必要です。

「車検費用込み」とあっても車検の法定費用のみが含まれている、法定費用+車検時点検費用のみで車検に通る状態にするための整備費用は別である、また一部のメンテナンス項目は別であるなど、様々なケースがあります。

そのため、車のサブスクやカーリースを選ぶ際には、月額料金にどこまで含まれているかをよく確認しておくことが大切です。

車のサブスクやカーリース選びのポイント

車のサブスクやカーリースを選ぶ際、車検費用についてよく確認することはもちろんですが、それ以外にも月額料金に何が含まれるかを確認することや、中途解約のしやすさなど選び方のポイントがいくつかあります。

車検を含め、しっかりとメンテナンスをして安全で充実したカーライフを楽しむためには、どのような点に注意して車のサブスクやカーリースを選ぶべきなのかを詳しくご紹介しましょう。

月額利用料に含まれる費用を確認する

同じ車で同じ契約年数であっても、月額料金はサービス提供会社により異なります。先述のとおり月額料金に含まれる項目や支払い方法はサービス提供会社によって違いがあり、一見月額料金が安く見えても車検費用は別であったり、ボーナス払いが設定されていたりするケースも少なくありません。

月額料金だけで判断するのではなく、プラン内容をよく理解したうえで比較検討し、自分にあった車のサブスクやカーリースを選びましょう。

自分が乗りたい車があるか確認する

車のサブスクやカーリースのサービスによって、取り扱いのある車種は異なります。そのため、すでに乗りたい車が決まっている場合には、その車の取り扱いがあるかどうかをプラン内容とともに確認しておきましょう

契約可能期間や中途解約の有無で選ぶ

車のサブスクやカーリースの月額料金は、すべての費用から予定残存価格を差し引いた「リース料総額」を契約月数で割って算出するため、契約年数が長いほど安くなるのが一般的です。

今では9年や11年など、かなり長期の契約年数で月額料金を抑えたプランを設定している車のサブスクやカーリースもありますが、中途解約ができず、やむをえない事情で解約するとなると違約金が発生する場合もあります。

その場合、結婚や転勤などで生活環境が変わり、タイプの違う車に乗り換えたいと思っても解約できず、不便さを感じたまま同じ車に乗り続けることになるかもしれません。車が不要になって使用していなくても、契約満了まで月額料金を払い続けなければならず、後悔する可能性もあります。 

そのような事態を避けるため、中途解約ができるか否か、解約金が必要であっても計算方法が明瞭で安心できるか、なども視野に入れてカーリース選びをするとよいでしょう

契約年数も、ある程度先までのライフプランを立て、月額料金とのバランスを見ながら無理のない設定にすることが大切です。

まとめ

車のサブスクやカーリースでは、契約者が車検証上の使用者であるため、車検を実施する必要がありますが、一方で月額料金に車検費用が含まれており、別途大きな出費が発生しないのがメリットといえます。ただし、月額料金に含まれている内容はプランによって異なるため、よく確認して比較検討するようにしましょう。

なお車のサブスク「KINTO」では、正規販売店での定期的なメンテナンスや車検費用が月額利用料に含まれているため、これらの費用について心配する必要がありません。常に安心・安全な状態で車に乗りたい方は、ぜひ「KINTO」の利用もご検討ください。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」納期1ヶ月~2ヶ月!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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