試乗記・レポート

LEXUS LBX MORIZO RR (6MT)試乗レビュー! より軽快でスポーツ性能の高さを感じる6速マニュアル版

LEXUS LBX MORIZO RR (6MT)試乗レビュー! より軽快でスポーツ性能の高さを感じる6速マニュアル版

LEXUS LBX MORIZO RR。今回は6速マニュアル・トランスミッション車に東京都内と首都高で試乗できましたので、ATとの走り味の違いを中心にレポートします。

クルマ大好き元トヨタの企画マン、公私合わせて1,800台以上のクルマを試乗してきた試乗のプロフェッショナル、ハマやんの視点から、特徴を分解し印象・感想をレポートしてみたいと思います。KINTOのYouTubeチャンネルにも出演中!

※試乗実施時期の情報をベースにしており、最新の新車販売グレードにはない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトでご確認ください。
試乗実施時期:25年1月
ハマやん

この記事の執筆者

ハマやん

クルマ大好き元トヨタの企画マン/公私合わせて2,000台以上のクルマを試乗/愛車はLEXUS UX250h “F SPORT”

LEXUS LBX MORIZO RR(6MT)試乗概要

304PS・400Nmをフルに使い、より軽快感・スポーティ感溢れる6MT版

これまでに2度試乗機会のあったLBX MORIZO RRですが、6速マニュアル版の試乗は今回が初めてでした。トランスミッションの違いが走りや走り味にどう影響しているのかが最大の関心事でした。

試乗コースは、レクサスMeets日比谷から都内と首都高を走行して湾岸地区を回ってくる約30kmの道のりですが、マニュアル・トランスミッションにより、どんな場面でも最適なパワーとトルクレンジを選択可能で、より軽快感とスポーティ感を感じ取れるのがMT車の特徴のように思われました。

8速ATもとても賢く、ドライバーの意思を読んだシフトアップ・ダウンをしてくれるLBXですが、MTで主体的に自分の意思で自由に操る事ができると、更にドライバーの思いに忠実な走りができ、それが運転する楽しみや歓びにつながっている感覚がありました。

LEXUS LBX MORIZO RR(MT)シフトレバー
6速マニュアルTMはシフトフィールもよく楽しめるものになっていた

iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)の存在もありシンプルに楽しめるマニュアル・ミッション車

世の中からは減りつつあるマニュアル・トランスミッション車ですが、今回MT車のLBX MORIZO RRに乗ってみて、「まだまだ存在意義・価値ある仕様ではないか?」との想いに囚われました。

トランスミッションの役割は、走行条件に合わせてエンジン回転数を適切なレンジに保つためのものですが、その行為を機械任せ(AT)にするか、それとも人が意思を持って操作するか(MT)は運転行動の中で大きな分岐点であり、人とクルマの関わり方に大きく影響している感じがします。(MTの方がより主体的にドライバーの意思をクルマに伝えることができる)

LBXの6速マニュアル版に関しては、GRヤリス同様に装備されたiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)により、発進時のクラッチミートや変速時のエンジン回転数維持などの面倒な部分がかなり軽減されるため、比較的シンプルに楽しめるMT車に仕立てられていると思いました。試乗ルートの東京都心部や湾岸部、首都高といった混雑エリアでも、比較的ラクに運転できました。

LBX MORIZO RR(MT)インパネ
クリーンで見やすく扱いやすい運転席回り

都内・首都高でも“ある種の特別感”

クルマのサイズや車格を超えたプレミアムを実現する商品(LBX)をベースに、GRヤリス由来のパワートレーンやパーツも使い仕立てられた高性能版がLBX MORIZO RRですが、今回試乗した路上でも、ある種の特別感がありました。

このクルマの特別感は、GRヤリスのDNAを持ちつつ、クルマを構成する要素にレクサスナイズされた造りやチューンが加えられていることによって生まれている感じがします。ボディ溶接を469か所増加させた事等による剛性感のアップや、サスペンションのREDS(レスポンス向上減衰構造)採用によるチューニングなど、「高性能車だけどプレミアム感もある」「プレミアム車だけど高性能感もある」乗り味・走り味が具現化していると改めて思いました。

単にスポーティで固い訳ではなく、でもプレミアムで乗心地がフンワリしている訳でもない、絶妙な立ち位置に仕立てられていると思います。街中・首都高の試乗で路面の凸凹や不整を上手くいなすことができ、軽快かつスポーティな走りが実感できました。

LBX MORIZO RR(MT)エンジンルーム
GRヤリス譲りのパワートレーン+LEXUSとしての上質さのコンビネーション
LBX MORIZO RR(MT)タイヤ・ホイール
LBX MORIZO RR(MT)前席
馴染み良いシート、ドライビングに集中しやすい操作系
LBX MORIZO RR(MT)エンブレム

LEXUS LBX MORIZO RR(6MT)まとめ

ドライバーの意思に寄り添い、自在に走り回れるMT車

  • 304PS・400Nmの美味しい領域を自分の意思で選択し走る面白さ
  • より軽快感溢れ、スポーツ性の高い走り味
  • iMTの存在やコンパクトな車両サイズ等により気軽に運転できるクルマ

洗練されたATか?面白いMTか?その選択は結構難しそう

  • 良く出来た8AT車の安定感や余裕ある走りは大きな魅力
  • 6MT車は、より軽快でスポーツ性の高さが魅力
  • 主用途にもよるが、トランスミッションの二車択一は結構難しそう

総合評価

  • 期待値を上回ったか? 

    〇+(使い易さ・軽快感・スポーツ性等が高く期待値超え)

  • また乗りたいか? 

    〇+(サーキット等で走行してみたい)

※評価基準と評価マークの意味

項目/マーク

〇+

〇-

期待値を・・・

大きく上回る

上回る

まあ上回る

上回る部分もあるが・・・

下回る

また乗りたいか

とても乗りたい

乗りたい

まあ乗りたい

乗りたい面もあるが・・・

あまり乗りたくない

今回試乗したクルマはこちら!

〔試乗車〕:LEXUS LBX MORIZO RR (MT車)
〔車両価格(税込)〕:車両本体価格¥6,500,000 (メーカーOPT.:マークレビンソン¥257,400、デジタルキー¥33,000、ドラレコ¥42,900)
〔主要諸元〕:
全長×全幅×全高・WB・車重:4,190mm×1,840mm×1,535mm・2,580mm・1,450kg、G16E-GTSエンジン:L3ターボ 1,618CC、304PS/6,500rpm、400Nm/3,250~4,600rpm、6速MT 4輪駆動、WLTC燃費:12.5km/L、サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン、タイヤ:235/45R19
〔試乗概要〕:レクサスMeets日比谷、首都高・都内約31km走行

※スペック・価格などのデータは試乗時のものです。最新情報は店頭等でご確認ください

ハマやん

この記事の執筆者

ハマやん

クルマ大好き元トヨタの企画マン/公私合わせて2,000台以上のクルマを試乗/愛車はLEXUS UX250h “F SPORT”

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≪YouTubeにてLBX MORIZO RRの動画を公開中≫

LBX MORIZO RR(8AT)の試乗レビュー動画を公開中です。合わせてご覧ください。

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