新サービス「パーソナライズ」とは
「パーソナライズ」とは、KINTOとトヨタが掲げる「人に寄り添って進化するクルマ」のコンセプトを具現化する、かつてない壮大なチャレンジだ。「人に寄り添って進化するクルマ」が、レースの現場で起きているクルマの進化を原点にしていることは、前回のコラムでご紹介した。
このチャレンジは、長時間に及ぶ過酷なレースの現場でドライバーを何度も交代させて走り続けなければいけない中、ドライバーがクルマをより的確かつ安全にコントロールしやすくするためにその都度その場で行う、一人ひとりに合わせた細かなセッティングの変更から着想を得たものだ。こうした世界観を一般のドライバーにもお届けするため、KINTOとトヨタは将来、モリゾウセレクションをご契約いただいたお客様を対象に、一人ひとりの運転の個性や好みに合わせたソフトウェアを提案する「パーソナライズ」の実現を目指している。

初の体験イベント開催!
今回のイベントは、「パーソナライズ」のサービス化に向けた取り組みのスピードをさらに高めていくために初めて開催した。秋晴れの11月3日、会場は、静岡県にある富士スピードウェイの「トヨタ交通安全センター モビリタ」。モリゾウセレクションの契約者のうち、応募いただいた3人のお客様をモビリタに招待し、「パーソナライズ」を直接体験いただいた。

「パーソナライズ」体験イベント特別プログラム
今回、イベント用に特別に企画した「パーソナライズ」のプログラムはこちら。
1運転の際のデータの収集
モビリタの敷地内に特別に設置した「ブレーキング」「スラローム」「定常円旋回」の3つのコースをお客様に走行してもらう。クルマの「走る」「曲がる」「止まる」の限界にあえて挑戦してもらうことで、アクセルやブレーキの踏み方、ステアリングの切り方などのデータを細かく収集。

2データの比較分析
トヨタのデータエンジニアが、①で収集したデータを、プロドライバーのデータと比較。
お客様一人ひとりの運転の特徴や傾向を詳しく分析。

3お客様へのヒアリング
運転した際にうまくできた点・できなかった点など、お客様が主観的にどのように感じたのかを深くヒアリング。

4ソフトウェアの設定変更を提案・反映
②③をもとに、その人の個性や好みに合わせて、ステアリングの重さや四駆の前後配分、アクセルの応答性の変更など、ソフトウェアのセッティングを提案し、その場でクルマに反映=パーソナライズ。

5「人に寄り添って進化するクルマ」の体験
パーソナライズしたクルマを運転してもらい、データを再度収集。
①のデータと比較し、「人に寄り添って進化するクルマ」を体験してもらう。

パーソナライズをどう感じた?
体験した3人のお客様に感想をそれぞれ聞いてみた。



「パーソナライズ」でクルマが「愛車」になる世界へ
イベントに立ち会ったKINTO社長の小寺信也は「パーソナライズ」が描く未来を語った。

イベントで見えてきたものは
「パーソナライズ」をお客様に体験していただく初めての機会となった今回のイベント。全体を通じて何より印象に残ったのは「お客様の表情」だ。3人いずれもが、自分の運転データに引き込まれるように興味を持っていただき、パーソナライズしたクルマに乗ってその「進化」に純粋に驚いていただけた。そして、最後は、非日常の体験に満足し、笑顔で帰っていってもらえた。こうしたお客様の笑顔をさらに増やしていかなければいけない、と改めて感じた。
お客様一人ひとりに合わせてクルマを進化させていくことで、お客様がそのクルマをより楽しんでいただけるようなサービスをお届けするために、KINTOとトヨタは、チャレンジをさらに加速させていきたい。
当日の模様をまとめた動画はこちら
