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名古屋グランパス 長澤和輝選手インタビュー
<この記事の目次>
こんにちは。11月下旬からFIFAワールドカップが開催され、その模様がニュースになるなど連日日本全体が盛り上りを見せていますね。惜しくもベスト8進出とはなりませんでしたが、日本が2得点を決めて勝利したドイツやスペイン戦では、後半の逆転劇に感動した方も多いはず!私シマダはその一人です。今回はそのドイツ、ブンデスリーガでもプロとして活躍されていた名古屋グランパスの長澤和輝選手に迫ります。
※インタビューは長澤選手が復帰される前に実施したものです。
長澤和輝選手 プロフィール
プロサッカー選手。ドイツ・ブンデスリーガで世界トップレベルのプレーを経験。同時にスポーツが社会に与える影響の大きさに感銘を受ける。帰国後、Jリーガーとしてアジアチャンピオンに輝くなど活躍のかたわら、早稲田大学大学院でスポーツビジネスを学ぶ。“皆がイキイキと働ける”社会実現に向けて幅広い分野の方々との交流・コミュニケーションを大切にしている。サッカーのプレー同様スポーツとビジネス、社会との“つなぎ役”を担いたいと考えている。KINTOでランドクルーザープラドを契約中。
※本記事の一部は、お客様インタビューで頂いたコメントを編集して掲載しています
けがで戦列を離れてから
ー今年4月に右膝外側半月板損傷のけがを負って以降、戦列を離れています。現在の状況を教えてください。
半月板を縫合する手術を受けたので時間が掛かってしまいましたが、リハビリは順調に進んでいます。進行状況を表すとすれば、85パーセントといったところですかね。サッカーができないもどかしい時間が続いていましたけど、ゴールが見えてきたことで高いモチベーションで取り組むことができています。
ーランニングやボールを蹴ることのできる状態になったのでしょうか?
はい。100パーセントの力でシュートを打てるような状態ではありませんが、メディカルチームのプランに合わせてトレーニングをしています。
ー久しぶりにボールを蹴った時の喜びは格別でしたか?
そうですね。ただ、うれしさを感じた一方で、メスを入れたことである意味手術前とは別物になったわけですから、「感覚を取り戻さなければいけない」という思いもありました。
ーシーズン序盤にけがを負ったことで、気持ちの整理に難しさを感じたかと思います。どのようにけがと向き合ってきましたか?
昨シーズンは試合数が多く、海外遠征や隔離期間も経験し、特にハードな一年でした。けがというのは決してポジティブな出来事でないですけど、自分を見つめ直す大切な時間にしようと思いながら過ごしてきました。
ー復帰に向けて取り組む中で、新たに取り入れたことはありますか?
自分に適しているトレーニング、コンディションを上げるための取り組みなど、これまでのサッカー人生で積み上げてきたことを見つめ直しました。グランパスのフィジカルトレーナーが提案してくれたプランを実践したり、土台となる体力面でのトレーニングの積み上げ方を考えたりと、新たな試みを取り入れています。
ー復帰に向けたトレーニングをする上でモチベーションになっていることは?
前進を実感できていることですね。リハビリは細かい積み重ねの連続なんです。例えば、最初はグラウンドを1周するのに2分程度掛かっていたけど、走り込みを続けて1分50秒、1分40秒と少しずつタイムが良くなっていく。着実に成長が見られるので、ポジティブな気持ちで取り組めているのかなと思います。ただ、チームの勝利に貢献することに関しては直接的に関わることができていません。置かれている状況に対する悔しさは感じています。
試合に出られない時間が長くなると、試合勘を保つことができないですし、コンディションを上げていくのは難しいんですけど、「強くなって戻ってきたな」と思ってもらえるように、今後も充実した時間を過ごしていきたいと思っています。
クルマのある生活の楽しさ
ーKINTOの豊富なラインナップから、ランドクルーザー プラドを選んだ理由を教えてください。
僕はこれまで小さい車に乗ることが多かったのですが、現在住んでいる名古屋は道が広いこともあって、大きな車に乗ってみたいなと。ランドクルーザー プラドは車高が高い分、目線も高くなるので、運転のしやすさを実感しています。オフロードで乗る機会はあまりありませんけど、「どこに行っても問題ない」という安心感がありますね。
ーサイズが大きいからこそ、戸惑うことはありませんでしたか?
フロントガラスから前のホイールまでの幅が広いので、「ぶつけてしまわないか」という不安はありました。また、車線からはみ出していないかを心配することもありましたが、そこまで狭い道を通ることがないこともあり、快適に運転することができています。
ーどういったところにSUVの良さを感じますか?
運転がしやすいことはもちろん、トランクに多くの荷物を積み込める点は魅力だと思います。また、後部座席のスペースが広いため、友人を乗せても窮屈でないことも良さの一つですね。
ー自宅から練習場に行く時以外にもランドクルーザー プラドを利用しているのでしょうか?
そうですね。休日に出掛ける際は利用しています。関東から友人が遊びに来てくれる時は、名古屋駅まで迎えに行き、合流して目的地に向かうことが多いですかね。名古屋はどこに行くにも便利な土地であることも含め、充実したカーライフを過ごせていると思います。
ー免許を取得したのは何歳の時ですか?
大学に入学する前に免許合宿へ行き、取得しました。大学では車の運転をする機会があると思いましたし、学業だけでなく部活もあり、免許を取る時間がないと思ったので。サッカー部のチームメイトは、だいたい入学前に免許を取得していましたね。
ー長澤選手は2014年から2年間、ドイツのクラブでプレーしました。ドイツで車を運転する上で、日本との違いを感じた点があれば教えてください。
日本と車線が逆ということも含め、さまざまな交通ルールの違いがありました。日本では歩行者が横断歩道を渡ろうとしている時に車が止まらないこともありますけど、ドイツではスピードに関わらず必ず止まります。なので、どんなに車のスピードが速かったとしても、歩行者は横断歩道を渡ろうとするんです。日本ではあまり想像できないことですから、日本人がドイツに行くと必ず戸惑うポイントだと思いますね。運転自体も、日本に比べてスピードが速いことも大きな違いと言えます。アウトバーン(ドイツの高速道路)には制限速度のない区間があるぐらいです。スピードが出せる分、事故のリスクは増すと思いますが、車好きにとっては楽しい国なんじゃないかなと。
ー運転をするのは好きですか?
好きですね。ドイツで生活していた時に、1回の運転距離が長かったことも理由の一つかもしれません。ドイツにも日本の新幹線のような移動手段があるんですけど、基本的には車移動だったんです。片道300キロ、400キロも離れた友人がいるところまで運転することも珍しくありませんでしたね。
ーその移動距離を日本に置き換えると、かなり遠いところまで行くことができるかと思います。
そうですね。ただ、速い速度で運転できる環境があったからこそだと思います。例えば、首都高では渋滞があったり、カーブが多いことでスピードが抑えられたりし、移動距離は短かったとしても時間が掛かりますよね。一概に距離で比べられるものではないですけど、ドイツでは一年で3万キロぐらい走っていた記憶があります。
ーどういったところに運転の魅力があると感じますか?
行きたいところへ、自由に移動できることですね。それこそ名古屋であれば、2、3時間あればいろいろなところへ行くことができるじゃないですか。面倒だと思わなければ、どこにでも行くことができる。それが車の魅力だと思います。
ー車で出掛ける機会は多いですか?
多いですね。名古屋に住んでいることで、関東からなかなか行くことのできなかったところへ行けるようになりましたから。グランパスへ加入する前に三重県の伊勢神宮へ行ったことがあったんですけど、電車を使ってもかなりの時間が掛かりました。でも、名古屋からであれば車で行くことができますし、道中に多くのスポットに寄ることもできます。せっかく名古屋にいるので、いろいろなところへ車で行きたいなと思っています。
ーお気に入りの目的地はありますか?
名古屋から近いところであれば、岐阜県の板取川はお気に入りの場所ですね。すごくきれいな川に名古屋から1時間ぐらいで行けるというのは大きな魅力だなと。遊びに来た友人を連れて行ったこともありましたね。夏は川に入ったり、ヤナで鮎を食べたりしました。
ーランドクルーザー プラドに乗って遠出をした経験は?
昨年末に西日本の車旅をしたんですよ。広島県からしまなみ海道を通って四国に入り、明石海峡大橋を渡って名古屋に帰ってきました。
ー車旅をしようとしたきっかけを教えてください。
元チームメイトの西川周作さん(浦和レッズ所属)が、オフシーズンにキャンピングカーで九州を1周したことがあり、「すごく良かった」と言っていたんですよ。僕自身、西日本を車で巡る機会がなかったこともあり、ランドクルーザー プラドに乗ってチャレンジしてみようと。土地ごとに行きたい場所やホテルがあったり、食べたいものがあったりと、目的はさまざまでした。
ー車旅は何日間で実施したんですか?
1週間ほどだったと思います。運転して疲れたら宿泊する感じで、計画はあってないようなものでしたけど(笑)。初日は広島県まで宿泊せずに向かったような気がします。5時間ぐらいは運転したかな。
ー細かな計画を立てず、状況に合わせて宿泊場所を決めるというのは、まさに“旅”という感じがしていいですね。
そうですね。シーズン中はオフの日が限られているので、しっかりと予定を立てて1泊、2泊するのがやっとですが、シーズンが終わればはゆっくりする時間があるので。オフシーズンにしかできないことをしようと思い、自由気ままな車旅をしました。すごく良かったですよ。
ー旅先で特に思い出に残っている場所はありますか?
徳島県の「ゼロ・ウェイストアクションホテル HOTEL WHY」です。ゴミ処理場だった場所の横にホテルがあるんですよ。廃材も使って作られたホテルで、小学校の窓や着なくなった洋服を集めて、リセールが行われることもある場所です。ホテルに滞在した期間に出るゴミはすべて再生可能なものになっていて、自分たちでゴミを分別するというエコロジカルなホテルなんです。普段、気にしていなかったことに気付かされる貴重な体験になりました。
長澤選手撮影、照明には空き瓶が活用されている
ー車旅ではいろいろなことを感じることができたと。
はい。行き先はどこも自然が溢れていましたね。今年の夏には広島県の尾道でセーリングをしました。瀬戸内海はすごくきれいで、波が穏やかなんです。海外にいるかのような景色が広がっていて、あらためて「日本の自然はいいな」と思いましたね。
長澤選手撮影
最近のアウトドア事情
ーアウトドアでハマっていることがあれば教えてください。
先日、チームメイトと岐阜県で1泊2日のキャンプをしました。
ー参加したチームメイトは?
(稲垣)祥、シン(中谷進之介)、(仙頭)啓矢、シゲ(重廣卓也)、森下(龍矢)ですね。僕はテントを持っていなかったので、祥のテントに泊めてもらいました(笑)。
ー先日、中谷選手に話を聞いたら「和輝くんは薄っぺらいキャンパーですよ」と言っていました(笑)。
僕はキャンプ専門家じゃないですから(笑)。グランパス随一のキャンパーは啓矢ですね。ギアも含め、彼が一番整っていました(笑)。
ー「トークタイム 焚き火で語る僕らの本音 PRESENTED BY KINTO」で披露していたバードコール(鳥を呼ぶアウトドア用品)は使いましたか?
それが、持っていくのを忘れてしまったんですよ(笑)。参加者が多かったので、鳥を集める必要はなかったとも思いますけど(笑)。
ーキャンプでの役割は?
僕はご飯担当でした。知り合いの韓国料理屋さんの方に食材を見繕ってもらい、サムギョプサルを作りました。ちょっと変わったキャンプ飯だったと思うんですけど、好評でしたよ。参加者を満足させられたんじゃないかなと思います。
森下選手と
ー夜は焚き火をやりましたか?
やりました。シンはキャンプ中に「火を見ると安らぐのは、人間の遺伝子に組み込まれているからだよ」と10回ぐらい言っていました。人に薄っぺらいと言うくせに、シンも薄っぺらいなと(笑)。
ーチームメイトと過ごしたオフはいかがでしたか?
なかなか忙しい中で、チームメイトと気を休める機会がなかったので良かったです。一度気持ちをリセットするというか、オフの場でチームメイトと会うのも大事だなと。すごく楽しかったので、発起人としてまた企画したいです。
ー家具選びにもハマっているとお聞きしました。
最近、スピーカーが壊れてしまったんですよ。実はドイツでプレーしていた頃に原口元気くん(FCウニオン・ベルリン所属)の家から勝手に持ってきたスピーカーなんですけど(笑)。新しいスピーカーを買いたいなと思い、探しているところです。
ー家具へのこだわりは強いですか?
そこまで強くはないですけど、家は一番落ち着く空間であるべきだと思うので、リラックスできる雰囲気の物をそろえるようにしています。高いものが欲しいというわけではないので、オークションに出ている中古品をチェックすることもありますね。先日、初めてオークションで中古品のテーブルを買ったんですけど、ヒートアップしてしまい、相場よりも1万円か2万円高い金額で落札しちゃったんです。得をしたのか、損をしたのかわかりません(笑)。
ー家具を買った場合、ランドクルーザー プラドであれば車で持ち帰ることができますね。
そうですね。テーブルを買った時は、名古屋駅のほうにある倉庫まで車で受け取りにいきました。テーブルなのでそれなりに高さがあるんですけど、後部座席を倒したら載せることができたんですよ。すごく便利だなと思いましたね。
ー長澤選手の復帰を待つファン・サポーターの皆さんにメッセージをお願いします。
あるトレーナーの方が言っていたのですが、リハビリというのは「元の状態に戻すことではなく、今までよりも強くなって戻ってくること」だと。僕が復帰した時に皆さんの期待に応えられるよう、これからも頑張ります。
今回は長澤選手の近況に迫りました。ランクルプラドで色々な場所にでかけ楽しまれていることが分かり、KINTO社員としてとても嬉しく思います。そして11月25日のASローマとの親善試合(今シーズン最終戦)では、遂に試合復帰し元気な姿を見せてくれました!多くのファンが待ち望んでいた瞬間でした。長澤選手、おかえりなさい!
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