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サウナ歴25年のホテル評論家が厳選する“ととのう”名ホテルサウナ9つ

サウナ歴25年のホテル評論家が厳選する“ととのう”名ホテルサウナ9つ

老若男女問わず、止まることを知らない昨今のサウナブーム。現在、ブームの波はホテル業界にも到達、サウナ・スパ施設に力を入れるホテルも増加の一途を辿り、「ホテルサウナ」に注目が集まっています。

キャリア25年のベテランサウナーであり、年間270泊するホテル評論家である瀧澤信秋さんに“ととのい”やすいサウナの条件を解説いただきながら、“ととのい”が捗る「名ホテルサウナ」を厳選してご紹介してもらいます。本記事を参考に、極上のホテルサウナへ癒しのひとときを満喫しに行ってみてはいかがでしょうか。

歴25年のサウナマニア的「良いサウナ」の条件

サウナといえば、ひと昔前までは、狭い空間におじさんたちがひしめき合ってじっくり汗を流すというイメージでした。今やテレビドラマをはじめメディアでも取り上げられる空前のサウナブームで、老若男女問わずサウナ愛好家が増えています。“サウナ女子”というワードもSNSを中心に頻繁に登場し、美や健康というアプローチからもサウナが語られ、オシャレなイメージを醸し出しています。

上記したテレビドラマで代表的なものが、2019年に放送された原田泰造さん主演の『サ道』(テレビ東京)。地上波ドラマでサウナがテーマとして扱われる時代になり、以前からのサウナファンにとっては何だか感慨深さすら感じます。

私事で恐縮ですが、ここ25年来サウナに通い続けており、フィンランド大使館のサウナも体験したこともありますし、その昔、軽井沢に在住していた頃には自宅にサウナがあったくらい、かなりのサウナ好きです。東京の自宅にもサウナがあれば最高ですが、そんな夢は叶うはずも無く、近所にあるいくつかの“ホームサウナ”を巡る日々です。23区西部の銭湯と北部のカプセルホテルが筆者のホームサウナですが、共通しているのは水風呂の冷たさ

サウナストーンへ一気に注水されるオートロウリュウシステムのあるサウナ(ホテルグランビュー高崎 筆者撮影)

“ととのい”には水風呂の温度がとにかく重要

サウナ好きならその身で実感されているかもしれませんが、【サウナ→水風呂→休憩(外気浴が基本)】のセットの中でも水風呂は相当重要で、その水温はサウナの温度以上に重要な指標ともいえます。市中のスーパー銭湯等で見かける水風呂の水温は17~20度くらいでしょうか。もっとも昨今のサウナブームもあり温度がひと昔前よりも低くなってきているとも感じます。ちなみに先述したホームサウナである23区西部の銭湯の水風呂は16~17度、23区北部のカプセルホテルは14~15度といった具合で、筆者にとって“ととのう”温度に設定されているのです。他方、知人のサウナー(サウナ好きな人の俗称)には「15度以下じゃないと“ととのわない”」という人もいます。

この“ととのう”とは、サウナーの間で尊ばれているワードです。漢字だと「整う」で、サウナ→水風呂→休憩(外気浴)といった温冷交代浴と休憩のセットを繰り返すことで得られる“悦楽の境地”の状態を指すワードといえます。医学的には「体が興奮状態で出るアドレナリンが血中に残る中、自律神経はリラックスした副交感神経優位の状態」(日経新聞より)なのだそうで、私の場合は全体が軽やかになりスッキリした気分になったような状態になります。

サウナの湿度が発汗を左右

“ととのう”条件は水温だけではありません。無論サウナ室内の温度は重要ですが、サウナ室内の湿度も欠かせません。当然各々の好みもあるでしょうが、サウナ室内の湿度が発汗を相当左右することは身をもって体験してきました。新規開業ホテルのサウナで気になるのが実はこの湿度。新設されたサウナは乾き過ぎていて湿度に難あり、というケースを何度も体験してきました。

一方で湿度に気遣うサウナも増えており、自動的にサウナストーンへ水滴を落とすオートロウリュウシステムを取り入れる施設も散見されます。湿度を自分で調節できる点でいうと究極はセルフロウリュウ(自身でサウナストーンに水を掛け蒸気を発生させる)できるサウナが最高です。


セルフロウリュウの悦楽(ベッセルホテルカンパーナ沖縄のテントサウナ 筆者撮影)

水風呂の水質にも注目

さらに極めていくと水風呂の水質も気になるように。ドラマ『サ道』ではサウナの聖地として静岡市にある「しきじ」を紹介していましたが、こちらでは飲用できる軟水を使った水風呂を楽しめます。実際に出向いてみましたが、確かに“ととのい”には水風呂の水質、特に軟水がポイントであると実感しました。とはいえ一般のサウナでここまで実現するのはとてもハードルが高いのですが、地下水を汲み上げているケースや軟水を生成する装置を導入している稀有なサウナもあります。

私が通うホテルサウナの中で軟水の水風呂を取り入れているホテルサウナがあります。実はレジャーホテル(ラブホテル)なのです。レジャーホテルも評論カテゴリーの範疇で訪れたことが通うようになったきっかけですが、東京都国立市の「ウォーターホテルS国立」というホテルで何と全室にサウナが設けられています。プライベートサウナにしてととのい必至のハイセンスレジャーホテルです。

昨今のホテルサウナ事情

サウナブームはホテルにも浸透していますが、シティホテルには伝統的に会員制のヘルスクラブを設けているケースが多く、サウナもセットとなってきました。他方、近年ではビジネスホテルやリゾートホテルのサウナも増えており、新たにサウナをフィーチャーして、充実した設備を擁する魅力的な「ホテルサウナ」が続々とオープンしています。

ホテルといえばグルメというわけで、サウナ飯(サウナとセットで食べる食事)にもフォーカスするホテルもあります。レストランシェフが考案したサウナ飯など、贅沢なプランを出すホテルも。今やサウナで“ととのった”後にサウナ飯でお腹も“ととのう”、などホテルの楽しみ方が新たにアップデートされた時代といえるでしょう。


サウナ飯プランが話題のホテルも(筆者撮影)

“ととのい”が捗る!全国の名ホテルサウナ9選

さてここからはキャリア25年のサウナーであり、ホテル評論家である筆者が全国のホテルから厳選した「名ホテルサウナ」を紹介します。もちろんどのホテルサウナでも筆者は“ととのい”済みです。

(1) 個性派ホテルサウナ

ホテルサウナが注目されはじめ、各ホテルが競合する中で個性的なサウナも登場しています。サウナといえば当然男女別というイメージですが、最近のホテルでは貸し切りサウナや、客室にプライベートサウナを設けるホテルも出てきています。また、伝統的なサウナを擁するシティホテルの中には、客室のサウナは無いものの天然温泉が楽しめるようなホテルもあり、客室で温泉×パブリックサウナ(共有のサウナ)という合わせ技のアプローチなどは、まさにホテルサウナの醍醐味といえるでしょう。

hotel hisoca ikebukuro(東京都豊島区)

都心で全客室にサウナを設置したホテルが誕生しました。しかも全32室のうち10室はセルフロウリュウサウナという充実ぶり。


ほか21室はミストサウナ、そして1室はなんとセルフロウリュウのドライ&ミストサウナを完備しているというポテンシャルの高さが特徴のホテルです。


気泡を発生させるブロアバス

また、冷水を張れば“ととのい”も加速するブロアバスを全室に設けている点も見逃せません。水温は約18度ですが、ホテル側で用意している氷を購入できるので、キンキンに冷やすことも可能。


浴室内に加えパティオ(中庭)にジャグジーを備える客室もあり、屋外冷水浴なんて体験も。サウナ以外にという点でも、デザイン性と快適性を追求するエッセンスが随所に散りばめられています。カップルで利用すれば二人の仲はもっと“熱く”なること請け合いでしょう。

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hotel hisoca ikebukuro

白井屋ホテル(群馬県前橋市)

©Shinya Kigure

群馬県前橋市の繁華街にある老舗ホテルがアーティスティックに変貌。

©KatsumasaTanaka

ホテル本棟に隣接する階段を47段上った先に、本格的な貸し切りフィンランドサウナ小屋が誕生しました。

セルフロウリュウ、強冷水風呂(約15度)などサウナファンも納得のレベルです。

©Ayumi Yagi

サウナ小屋とは別にシャワー&パウダーコーナーが備わった小屋もありオープンエアの階段で結ばれています。

©Shinya Kigure

サウナは桶と柄杓(ひしゃく)が備えられた“セルフロウリュウ”のスタイル。プライベートサウナということもあり、サウナストーンへ水を掛けることで存分に好みの温度・湿度へ調整できます。屋上にはチェアが備えられた外気浴ができるスペースがあり、茹だった体への“上州の空っ風”がととのいを加速させてくれます。宿泊者以外でも利用できる(有料)ので、サウナ好きであったら絶対にオススメの施設です。

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白井屋ホテル

ホテル阪神大阪(大阪府大阪市)

個性派サウナの最後は、個性派というよりもホテルサウナの格を感じる施設を紹介します。大阪のシティホテル内にある「阪神サウナ」(男性用)は大阪のサウナファンにもおなじみの伝統的ホテルサウナです。

天然温泉の露天風呂、ジャクジーは開放感抜群。高温のドライサウナはスペースが広く快適で、水風呂(約15度)の深さなどさすがのクオリティを感じます。

またこのホテルのすごいところは、全客室の浴室に温泉の給湯口があり天然温泉が満喫できるところ。

サウナ&部屋での温泉も楽しめるホテルはなかなかないでしょう。大阪駅からJR大阪環状線で1駅、乗車時間1~2分の福島駅前の好立地。外観からエントランスまでデラックスな雰囲気があり、上質感のある調度品が余裕を持って配されるラグジュアリーな客室もあります。

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ホテル阪神大阪

(2) ビジネス&カプセルホテルサウナ

ビジネスホテルといえば、出張族御用達のホテルとして長年君臨してきましたが、出張の疲れを取るという点でもサウナは根強い人気がありました。近年のビジネスホテルは観光利用でも幅広い人気を誇りますが、サービスの差別化という点でもサウナを設ける店舗が増えました。名高いところでは「ドーミーイン」を想起する人も多いことでしょう。

ドーミーインには、なんと「サウナ部」なる存在(DOMINISTYLE サウナ部)まであり、フェイスブックの公式ページが密かに開設され“部員”が増えているといいます。ドーミーインといえば温泉ビジネスホテルとしての不動の地位を築いていますが、本サイトでも別の機会にまとめられればと思います。

さて、ホテルサウナでは、伝統的にはシティホテルの会員制スパにサウナが設置されていたことを前記しましたが、一方、カプセルホテルの歴史を紐解いても大浴場とサウナは当たり前に備わっていました。現在でもサウナや水風呂の温度などポテンシャルの高い施設が多いこともカプセルホテルサウナの特徴といえます。

冒頭で筆者のホームサウナのひとつがカプセルホテルということを紹介しましたが、そのカプセルホテルは、東京都北区の赤羽にあります。かなり古いですがコアなファンが訪れる注目スポットです。過日、久々に出向いたところロッカーが新しくなっていましたが、こんなご時世にあっても設備を充実させる気概に何だか心強さも感じます。かようにカプセルホテルのサウナもまた確実に進化しています。

アパホテル〈横浜関内〉(神奈川県横浜市)

アパホテル横浜関内

全国各地に展開するアパホテルですが、大浴場やサウナを設ける施設もあり注目されています。個人的にもアパホテルをリピートするきっかけになった施設が横浜の関内にあり、理由はまさしくポテンシャルの高いサウナの存在です。

アパホテル横浜関内水風呂
アパホテル横浜関内サウナ

露天風呂、サウナ、水風呂(約17度)などがセンス良くコンパクトにまとめられており、サウナの湿度、水風呂の水温も素晴らしく、何より客室から浴衣でアクセスできるのがうれしいところ。

アパホテル横浜関内ベッド

アパホテルのベッドが心地よい、という声を最近多く聞きますが、その秘密は「クラウドフィット」です。アパホテルと高級ホテルに選ばれているマットレスで有名なシーリー社で共同開発されたオリジナルマットレスなのです。アパホテル横浜関内でも全室に導入しています。寝心地はその名のとおり、まるで雲の上にいるかのような感覚です。サウナの後はふかふかベッドで快眠というのもこのホテルの魅力でしょう。

※現在(2022年7月時点)コロナ禍での宿泊療養施設となっており宿泊はできません。宿泊をご検討の方はホテルまでお問い合わせください。

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アパホテル〈横浜関内〉

レフ熊本 by ベッセルホテルズ(熊本県熊本市)

ビジネスホテルのサウナで個人的に最近注目しているのが「ベッセルホテルズ」。広島県福山市に本拠を置くホテルブランドで、その知名度は高くはないものの大浴場を配する施設が多く、水風呂がなんと14〜15度に共通して設定されています。そんなベッセルホテルズのハイクラスブランドである「レフ」はハイセンスなクオリティのホテルです。

男性浴場のサウナ

レフ熊本は、サウナと水風呂の動線も計算され、水風呂を冷やすチラー装置などサウナーが好むポイントを押さえているのもさすがといえます。


庭園を望む露天スペースもあり、サウナと水風呂の後のととのいゾーン(外気浴スペースあり)も完璧。デザイナー系のスタイリッシュな内装でありながら利便性へのトライが感じられ好印象です。いずれにしても、ベッセルホテルズの大浴場とサウナに対する崇高なるスタンスは、利用するたびに深く実感できます。

※男性大浴場はドライサウナ・水風呂、女性大浴場はミストサウナのみとなります

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レフ熊本 by ベッセルホテルズ

豪華カプセルホテル安心お宿プレミア 名古屋栄店(愛知県名古屋市)

カプセルホテルなのに豪華をテーマにする進化型カプセルホテル。従前はミストサウナを設置するブランドにして水風呂がないというイメージでしたが、名古屋店で初めてドライサウナ&水風呂も設置されました。

しかもチラー装置も配備し水温(約14〜16度)にも気遣う徹底ぶり。とにかく発汗しまくりのサウナにチラー装置が効いたギンギンの水風呂は本当にリフレッシュできます。

東京で人気を博し、進化型カプセルホテルのトップランナーとして知られるブランドにして利用者目線の仕掛けもたくさん。

ロッカー更衣室の余裕のある通路幅や浴場の交換可能なタオルや館内着など備品の充実度は、カプセルホテルサウナの新たなベンチマークとも思えます。

キャビンタイプのプレミアルーム(著者撮影)

宿泊ユニットでおすすめなのがキャビンタイプのプレミアルーム。大きな窓があり、艶やかな錦の通りが望めます。もちろんカプセルホテルなのでドアはありませんが、仕切りの分厚いカーテンが防音効果が高い優れた部屋です。

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豪華カプセルホテル安心お宿プレミア 名古屋栄店

(3)リゾートホテルサウナ

サウナとホテルの親和性が高いことは、ホテルがステイする場所だけにリラクゼーション設備が肝要である点からもうかがえます。以前のリゾートホテルは、癒しを提供するイメージの一方で、サウナという点ではバラツキも感じるカテゴリーでした。ところが、近年のサウナブームにより、リゾートホテルでも本来持ち合わせているポテンシャルもあって、質の高いサウナを設置するようになりました。

リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府大阪市)

JR桜島駅前に圧巻のスケールでそびえるリーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、ユニバーサルシティエリアでは随一のクオリティを誇るホテルにして多様な設備を擁します。東側は大阪市街、西側には天保山大橋を目の前にしてダイナミックに大阪湾を一望できます。


男性浴場にあるサウナ

大浴場、サウナ、露天風呂の格も相当です。グッと心掴まれるのが天然温泉を楽しめるスパに加えて、温度抜群のサウナ2種類(男性風呂のみ・女性風呂はドライサウナ1種と炭酸風呂)&冷水浴(約17度)、さらには露天風呂と“分かっている人が作った”を実感できる点。


サウナー目線では、サウナ、水風呂、外気浴の動線にも感心します。動線といえば、駐車場からロビー、エレベーターなどの配置もよく考えられているので、ホテル全体として相当気を遣っていることが分かります。とにかく贅沢な露天風呂スペースも含め、【サウナ→水風呂→休憩(外気浴)】をスムーズに移動でき、“ととのう”ことの素晴らしさを改めて教えてくれるホテルサウナといえます。

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リーベルホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん(沖縄県宜野湾市)

ホテルサウナで散見するプールサイドサウナですが、プールがあるためか水風呂は設置されていないのが基本。一方、こちらはプールサイドサウナにして低温の水風呂も設置されており、外気浴との動線も素晴らしいです。

屋内プールとは別に水風呂を設置

サウナの目前にプールの一角を区切り、1メートル近い深度の水風呂が設置されています。

ドライサウナの隣にはミストサウナ、さらに隣には氷が盛られたクールダウンできるアイスルーム、岩盤浴まで揃ってます。

当然水着着用ですが、男女一緒にここまで質の高いサウナを体験したいというサウナファンも多いのではないでしょうか。サウナ→水風呂→外気浴の動線も考慮されています。水風呂を出て15mほど歩くと屋外プール直結という“ととのい”ゾーン。朝6時オープンなので長時間サウナを楽しめそうです。

屋外にあるインフィニティプールでととのう

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沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん

レクー沖縄北谷スパ&リゾート(沖縄県中頭郡)

沖縄のリゾートホテルで散見されるサウナでは、水風呂の水温は高めという印象がありますが、こちらは約14度と沖縄では貴重な水温を実現しています。


調べてみると先述のベッセルホテルズが手がけているということで、納得できました。サウナ&水風呂目当てでベッセルホテルズを選ぶゲストも目立つといいます。

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キャプション:レクー沖縄北谷スパ&リゾートプール  もちろんプールも完備

近隣の姉妹ホテルでは、冬期間を中心としたシーズンオフでプールサイドのテントサウナも実施しており人気を博しているとのこと。

近隣にある姉妹ホテルで実施されたテントサウナ

冬の時期に出向いてみると、テント内から見える海の眺望が素晴らしく、「やはりラドル(柄杓)でストーンに水を掛けるセルフロウリュウは最強」と感じたのも束の間、サウナを出れば冬のプールという最強の水風呂が待ち構えています。海風と夕日で真っ赤に染まる海とプールに“ととのい”も加速します。サウナと眺望を組み合わせる着眼点がなかなかに面白く、サウナブームを見越したかのような運営会社の先見性は素晴らしいといえます。

※男性大浴場はドライサウナ・水風呂、女性大浴場はミストサウナとなります

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レクー沖縄北谷スパ&リゾート

さぁ、ホテルサウナへ行こう!

コロナ禍の打撃を受けたホテルにとって、サウナフィーチャーは客足を回復させるための武器であり、今後もこの傾向はさらに強まっていくでしょう。ますます“熱くなる”ホテルサウナの世界ですが、今後サウナはホテルサービスの定番となる日も近いと感じます。

ホテルで癒やされたいというゲストは多くいます。癒やされにホテルへ出向くというのは、シティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、そしてカプセルホテルでも共通しているのかもしれません。サウナファンのゲストにとっては、自宅では体験しにくい「サウナという癒し」をしっかりとホテルが実現してくれるのは大きな魅力でしょう。

今回紹介したホテルサウナでひとりでも多くの人が悦楽時間を体験してもらえればうれしいです。

※なお、紹介したホテルサウナは、宿泊者専用/外来可、男女別/専用、有料/宿泊者無料、営業時間帯などさまざまなので(全館休業期間中というケースもあります)、実際の利用に際しては公式サイトなどで確認いただければと思います。

編集/はてな編集部

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