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生身で空を感じられる乗り物「熱気球」。プロバルーンニストが教える、知られざる熱気球の世界

生身で空を感じられる乗り物「熱気球」。プロバルーンニストが教える、知られざる熱気球の世界

「無風の中、生身で空を感じる」ことができる乗り物は?答えは熱気球。熱気球は、地上から熱を利用して離陸したあと、風を利用して移動するため、体感上はほぼ無風です。そして隔てるものがなく生身で空を感じることができ、雲を抜けるという非日常の体験ができる数少ない乗り物です。

免許が必要?操縦は?費用はどれくらい?などほとんどの人が知らない「熱気球」について、日本のみならず世界で活躍するトップバルーンニストの藤田雄大さんに紹介いただきます。

HP:PUKAPUKA
Instagram:pukapuka.azure

一言では語り尽くせない熱気球の魅力

熱気球という乗り物の魅力は筆舌に尽くしがたいものですが、その魅力をあえて表現するならば、熱気球特有の「ふわ~」とした浮遊感「非日常感」を味わえることでしょうか。

バーナーの大きな火柱と「ボーッ」という音と共に、温められた空気がゆっくりと私たちを持ち上げ、気付かぬうちに空中へ浮いているのです。そして、風の吹く先へゆったりと流されながら、大空を旅します。

朝日に照らされた景色。

すぐそこにあって、掴かめそうな雲。

鳥のさえずりや地上からの音。

空からの景色は美しく、別世界にいるような非日常を感じさせてくれます。

さらに、熱気球に乗っているとバスケットの中は無風状態となっているので、特別な装備も必要なく生身で乗ることができます。この特別な瞬間を仲間と一緒に共有しながら会話も楽しめる。これは、エンジンなどの動力を持ち、風をきって動く他の乗り物にはない、風に乗りながら空を飛ぶ熱気球ならではの醍醐味です。

常に自然と一体で、季節によって違う景色や空の様子を感じることができる熱気球には人を飽きさせない、不思議な魅力があるのです。

熱気球から眺める素晴らしい景色を楽しむ

日本をはじめ世界各地には素晴らしい景色が存在します。ただでさえ美しい景色を熱気球から望むと、空を飛んでいるというロマンもあり地上で見る何倍も感動的だと思います。

空の様子によって景色の見え方も変わります。つまり、「この景色は今、この時にしか見られない」という体験が得られるのも特別な理由です。

せっかくなので、四季それぞれで味わえる、素敵な「熱気球から見える景色」をご紹介します。

© 2010 kumamoto pref. kumamon#K33125

春:空からお花見

春といえば「お花見」。桜を見上げることはあっても、空から眺めることはなかなかないのではないでしょうか。1年のうちでもわずかな日にだけ楽しむことができる「空からお花見」も格別です。

春には桜だけではなく、たくさんの花々が作り出すカラフルな景色が楽しめます。栃木県南部に位置する渡良瀬遊水池では、土手を覆うほど咲き乱れる菜の花を空から一望でき、眼下に広がる黄色いラインは圧巻の景色です。

夏:雲海

湿気の多い夏の時期は、他の季節に比べて雲が低い位置に発生しやすいです。薄雲が広がる日に雲を抜けると、足元に雲が広がり、まるで天国のような景色が待っています。

窓もなく、生身のまま雲の上を体験できるのは、熱気球ならでは。子どもの頃に夢見た「雲の王国」のような場所に行けるのです。


秋:100機のバルーンが作り出す絶景

熱気球イベントのシーズンとなる秋。毎年11月にアジア最大級のバルーンフェスタ「インターナショナルバルーンフェスタ」が佐賀県で開催されます。そこで見られる、100機の熱気球が一斉に離陸する景色はファンタジー映画さながらの絶景です。

冬:朝霧

冬の早朝、地上が薄い朝霧に包まれている風景を空から見ると、とても幻想的で身をさすような寒さも忘れさせてくれます。

【その他】海外:サウジアラビア史上初の熱気球フライト「AlUra」など

日本の景色だけでなく、海外の絶景も。2019年にサウジアラビア史上初めての熱気球が飛ぶというイベントに参加し、「AlUra(アル・ウラー)」という世界遺産の上をフライト。地上でこの遺跡を観光することが内戦の影響でいまだに難しい情勢の中、空から間近に遺跡を見ることができ、大興奮しました。

熱気球ってそもそもどんな乗り物で、どのように楽しむのか? 

熱気球の魅力について、多少なりとも感じ取っていただけたかと思います。ただ、熱気球についてどんな乗り物なのか、そもそもどうやって飛んでいるのか、ご存じない方も多いはず。ここからはそんな知られざる熱気球そのものについて説明します。

熱気球の種類と飛ぶ原理

熱気球は、大きく「球皮」「バーナー」「バスケット」の3つのパーツに分けられ、球皮の天頂部から釣り下がるようにバーナーとバスケットが接続されています。球皮の布にはナイロンが使用されており、バーナーはステンレス、バスケットは籐(とう・硬くて丈夫な植物)でできているものが主流です。

大きさはさまざまで、目的に応じて選びますが、ジョイフライト(フライトそのものを楽しむ「空中散歩」)が目的であれば「ノーマル」タイプの気球、競技が目的であれば「レーサー」タイプの気球がオススメです。

私たちが持っている「くまモンの気球」と「お達者にゃん吉3号」を比較してご覧ください。

© 2010 kumamoto pref. kumamon#K33125

「くまモンの気球」はノーマルタイプで、高さ18m・幅18mで大人5名まで搭乗可能。

競技用の「お達者にゃん吉3号」はレーサータイプで、高さ18m・幅14m。競技ではスムーズな上昇や降下が求められるため、ティアドロップ形でスリムな作りになっています。小さめの機体となるため、搭乗できるのは大人1-2名です。

さて、熱気球はどのようにして飛んでいるのでしょうか?

小学4年生の理科の「もののあたたまり方」で習う「温められた空気は軽くなる」という原理で飛んでいます。家庭用のプロパンガスを燃料として、バーナーで球皮内の空気をあたためると、上昇します。あたためられた空気が自然と冷める、または球皮の上部についている排気弁を開けて熱気を抜くことで、降下するという仕組みです。

熱気球は、この上昇と降下だけをコントロールすることができ、左右の動きは風任せ。舵やブレーキはありません。とは言っても、ただ風に任せているワケではありません。

パイロットはフライトの数日前から天気予報でどのような風が吹くのか、当日の朝には実際にどのような風が吹いているのかを確認。高度によって異なる方向に吹く風の向きや強さを理解した上で、安全に飛行できるように離陸地から着陸地までのフライトプランを立てています。さらに、気象条件によっては飛行中も刻々と風は変化するため、吹いている風の状況を把握し、さまざまな風を使い分けて目的地に向かってフライトをしているのです。

熱気球を楽しむには? 体験費用や装備について

熱気球について興味が出てきた方にはぜひとも一度体験していただきたいのですが、どこでも簡単に飛ばすことはできません。

熱気球を飛ばすには、航空法(第134条3の規定)に則って国土交通大臣への飛行通報が必要です。ただし全国各地に飛行通報の必要のない熱気球のフライトエリアが点在しています。東京から1時間半程に位置する「渡良瀬遊水地」は1年を通してフライトできる貴重なエリアで、週末には10機以上の熱気球が飛んでいます。

渡良瀬遊水地MAP情報→Click!

「熱気球に乗ってみたい!」という方は、私たちが運営するPUKAPUKAで「くまモンの気球で上空1,000mまで行ける空の旅!」という体験プランを用意しているので、ぜひ参加ください。料金は「大人1名30,000円~」で、お子様からご高齢の方までお気軽に搭乗できます。

本体験プランでは、熱気球の組み立てなどの準備から、約45分のフリーフライト、着陸後の気球の回収までの一通りを一緒に行い、熱気球と自然を満喫できます。

体験時に特別必要なものはなく、「汚れても問題ない動きやすい服装」で来てもらえればOKです。「上空は寒いから防寒できる服装じゃないの?」とよく質問されますが、飛行中はほぼ無風状態で、寒さを感じないため冬以外は軽装で問題ないのです。

ただし、開催時間は「日の出時刻」となるので早起きが必要。なぜそんなに早いのかというと、熱気球は穏やかな風の時にしか飛べないという特性があり、1日の中で風が最も穏やかなのが「日の出」と「日の入」の時間帯だからです。

夏は4時、冬は6時頃に集合して熱気球で空を飛び、フライトが終わってもまだ午前中。1日が長くて充実した日になりますよ!

飛ぶ体験だけではない熱気球の楽しみ方 バルーン競技について

熱気球はゆったりと空の旅を楽しめるだけではなく、競技も実施されておりスカイスポーツとしてクールな一面も持っています。そこで問われるのは「風を読む力」と「熱気球の操作技術」

熱気球競技(バルーン競技)は10種目ほどあり、ルールも種目によって異なります。ここではポピュラーな種目である「JDG(ジャッジ・デクレアド・ゴール)」について紹介します。

基本的なルールは、

  • スタート地点から2-3km先に設置されているゴールに向かって飛ぶ
  • パイロットは自分がゴールに到達した目印としてマーカーと呼ばれる砂袋を投げる
  • マーカーがゴールの中心に最も近い人が最高点である1,000ptを獲得し、離れるほどにそのポイントが減っていく

これを1度のフライトで4-5カ所移動し、その合計得点で順位が決定します。


日本では「熱気球ホンダグランプリ」という大きな大会が年5回長野県・岩手県・佐賀県・三重県・栃木県で開催されています。熱気球競技は、競技内容や参加チーム、パイロットなど、周辺情報を知ると、断然面白みが増してきます。

本格的に熱気球を楽しむには?免許や所有費用について

ここからは熱気球の魅力に取り憑かれた、中級者から上級者になりたい!と思った稀有な(?)方に向けてパイロット免許や熱気球を個人で所有するための費用について紹介します。

熱気球は1人だけで飛ばせない乗り物(機材の準備や回収に最低3人は必要)ですが、初心者が独りで飛び込める環境は整っています。少しでもこの特別な空飛ぶ乗り物に興味を持ったのなら、その扉を開いてみてください。


熱気球の中から見た膨らむ様子

パイロット免許について

パイロットになるには日本気球連盟が発行する熱気球操縦士技能証(パイロットライセンス)の取得が必要になります。

パイロットの免許って聞くと、なんだか難しそうな気がしますよね?

実際の難易度は車の免許を取るのと同じくらいで、18歳以上で車の運転免許資格と同等の運動能力と視力があればOKなんです。学生はもちろん、お仕事をリタイアされた後に、新しい趣味としてライセンスを取得される方などもいらっしゃいます。

最短2週間で取得することもできますが、クラブチームでクルー(パイロットではなくチームの仲間)として活動し、1年以上の期間をかけて四季折々の風を見ながら徐々にスキルアップしていくのがオススメです。

日本全国には100以上の熱気球クラブチームが点在しており、私たちのPUKAPUKACLUBもその1つです。また、日本気球連盟のHPではいくつかのクラブチームを紹介していますので、そこから検索してみるのもよいかもしれません。

パイロットライセンス取得のためには、最低10回10時間以上のインストラクターによる指導フライトを経験する必要があります。さらに筆記試験とソロフライトの試験をパスして、最終実技試験を合格すれば、晴れて熱気球パイロットとしてフライトできます。

興味があれば、熱気球インストラクターは日本各地にいますので、ご希望のエリアのクラブチームなどに問い合わせてみてください。

さて、気になるライセンス取得にかかる費用ですが、その取得方法によって異なります。

短期取得コースの場合はその名の通り短期間でライセンスの取得が可能ですが、費用は100万円前後かかってしまいます。

対して、クラブに所属して取得する場合は、短期取得コースより時間はかかりますが、気球に関するさまざまな知識を教えてもらいながら、会員費+フライトフィー(燃料代)で短期取得コースよりも費用を抑えてライセンスを取得できます。費用はクラブにもよりますが、おおよそ20万円くらいです。

ただし、ライセンス取得の費用は各クラブの方針がありますので、クラブチーム所属を検討される場合には確認が必要です。

その他、日本気球連盟への新規パイロット登録料に20,000円、連盟会費として4,000円/年、5年に一度のパイロットライセンスの更新料として10,000円などの費用も必要となります。

個人でバルーンを所有するには何が必要でいくらかかるのか?

熱気球パイロットライセンスを取得して、自由に空が飛べるようになってくると、マイバルーンで空を飛びたいと思うのが人の性です。そもそも熱気球ってどこで購入するのでしょうか。

熱気球を立ち上げる様子

国内で熱気球一式を製作している会社はありません。海外メーカーの熱気球を代理店から購入するのが一般的です。なかでも最大手はスペインブランドのUltraMagicBalloons。世界各地に熱気球を販売し、20人乗りの大型気球や、くまモンの気球のようにキャラクターの形をした熱気球も製作しています。

熱気球を飛ばすには、機体となる球皮・バーナー・バスケット、燃料を入れるシリンダーが最低4本、そして送風機が不可欠です。さらに運搬用の車両(ハイエース、キャラバンが主流)も必要になるので、費用としては結構な額になります。熱気球一式の価格が500万円ほどなので、0から全てを用意しようと思うと、約1,000万円はかかります。

熱気球パイロットの醍醐味「風を読む」技術

お金の話はこれくらいにして熱気球パイロットに必須のスキルである「風の読み方」についても詳しく紹介したいと思います。

前述の通り、熱気球は風任せにしか進むことができません。舵も付いていない熱気球のパイロットの腕前とは、すなわち「風読み」の精度と言っても過言ではありません。

では、どのようにパイロットたちは「風読み」を行い飛行しているのでしょうか?


事前に天気予報を調べた上で、フライト前に風船を飛ばして風のデータを取得します。風のデータというのは「上空100m, to 50°, 3m/s」というような数値で表されます。これは「上空100m、方位磁針で50°の方向(北東)に向かう風が、毎秒3m吹いている」と読みとれます。

このように、200m、300m、……1,000m と、実際に熱気球を飛ばそうと考えている高度の風のデータを取得して風を立体的に把握していきます。これらのデータを元に、パイロットはどこから離陸して、どのようなルートで飛行し、最終着陸地点をどこにするのか、というフライトプランを立てるのです。

風船の行方を注意して見守る

例えば、20km先まで飛ぼうと思っても風の速度が時速2kmしかなければ、目的地に着くまでに10時間もかかってしまい、途中で燃料切れになってしまいます。

そんなことにならないように、パイロットは風を読み、無理なく安全で効率よく移動できるプランを考えているのです。

本当にプラン通りにうまく飛ばせるの?予想と変わったりしないの?と疑問に思われる方も多いはず。

風は自然のものですので、不規則に変化していくことはもちろんあります。パイロットは上空で飛びながら、常に先々の変化を予想しながらフライトしているのです。また、フライト前に取得できない薄い風の層があることもしばしば。実際に飛びながら、事前に取ったデータとの相違を確認してプランを補正します。

ただ、多少プランとズレてしまってもどこかに降りられるよう、ひろ~いエリアで熱気球は飛んでいるので安心です。

データを用いてうまく風を読み、適切なフライトプランを立てつつ、予想を修正していきながら飛行する。この技術は簡単には取得できません。ただ難しいからこそ「風を完璧に乗りこなすことがパイロットとしての醍醐味」だと思っています。

風を把握する感覚、熱気球を操縦する感覚がぴたりと合うと、まるで自分と空とが一体になったかのような自由な感覚に浸ることができ、それが最高に気持ちがいいのです。

究極の楽しみ方 冒険飛行の魅力

プロバルーンニストとして私は競技大会だけでなく冒険飛行も挑戦しており、これまでに世界中の山々、砂漠、国立公園の上空を飛行してきました。冒険飛行での体験は私の気球人生においても特別なものになっています。そんな冒険飛行体験の一部をご紹介します。

アルプス山脈

2013年、スイスのシャトー・デーという町からスペイン人パイロットと共に大型熱気球でアルプス山脈を目指し離陸。シャトー・デーは冬のアルプスの絶景を楽しめる人気スポットで、本場のラクレットチーズやチーズフォンデュが絶品です。

毎年熱気球大会も開催されているのですが、このフライトは大会とは別で、熱気球2機でアルプス山脈を越えるという試みでした。

晴天の中、上空から望むアルプス山脈は正に絶景!

誰も足を踏み入れたことのないであろう雪原。目下に広がる山々。マッターホルンやモンブランを遠目に熱気球は高度5,000mまで上昇していきます。最高速度はなんと時速120km!

私が体験した最高高度と最高速度はこの時のものです。

普段、日本で熱気球を飛ばすとしたら、高度1,000m、最高速度30kmくらい。どれだけ高く速いスピードかが分かると思います。熱気球で時速120kmがどんなものか想像できますか?

風と一緒に進む熱気球は、どんなにスピードが出ていても人が乗っているバスケットの中は「無風状態」。なので窓がついてなくても高高度を飛んでいても大丈夫なのです。

上空5,000mでは、時速120㎞で移動していても景色がゆっくりと流れていくので、不思議な感覚でした。

そんな中、アルプス山脈越えとイタリア入国を記念して高度5,000mで乾杯。そのまま飛行を続け、イタリア・ボローニャの北にあるフェラーラという小さな町の外れに無事着陸しました。飛行時間は約4時間。移動距離は385㎞でした。

マダガスカル

2016年にはスペインのバルーンメーカーUltraMagicBalloonsが企画したマダガスカルでの冒険飛行に参加しました。各国から選ばれたパイロットたち、20数名が集い、マダガスカル史上初となる複数機でのフライトに挑んだのです。約10日間の滞在で3箇所でフライトを行いました。

インフラが日本ほど整っていないマダガスカルでは、とにかく熱気球を運搬するための移動が難航しました。舗装道路のない区間は水没した橋の連続で、その迂回路を勝手に有料化する人が多発したり、大河を渡るフェリーは丸太で作られたイカダの強化版で、転覆しないのが不思議なくらいでした。

さて話は冒険飛行に戻り、結果として無事、3カ所でフライトすることができました。

景色は最高!特にバオバブの木が並ぶことで有名になったバオバブストリートからの一斉離陸は、まさにここでしか見ることのできない空でした。

また、飛んでいて印象深かったのは、地上からいつまでも聞こえる人の声。普段、ある程度の高度になると地上からの音は聞こえなくなりますが、マダガスカルではいつまでも歓声が聞こえてくるのです。そこに住んでいる子どもも大人もみんなが声を上げていたのでしょう。

着陸するとたちまち人だかりができ、子どもたちは元気に片付けを手伝ってくれました。本当にかわいらしかったのですが、回収が終わると大人たちに手伝い賃を請求されることも(笑)。

その他にも、タンザニアのセレンゲティ国立公園で動物の群れの上を飛んだり、アフリカ東海岸のインド洋に浮かぶ、ザンジバル島に渡ってフライトをしたり。ドバイでは海辺から離陸して高層ビルを越えて、砂漠を横断したりと、さまざまな冒険飛行を経験しました。

どの冒険飛行もアドレナリンがドクドク出る空の旅を経験させてくれ、その風景は今でも目に焼き付いています。

***

ここまで熱気球の魅力を思う存分に紹介させてもらいました。少しでも感じとってもらえたならとても嬉しいです。

現在では、全国各地で開催されている熱気球体験搭乗イベント(熱気球を係留させて地上30mまで上昇)の数も年々増えてきています。

関東に位置する渡良瀬遊水池をはじめとして上空1,000mまで飛べるフリーフライト体験も開催されており、非日常を味わえる熱気球の世界をたっぷりと満喫できる環境も整備されています。

​​© 2010 kumamoto pref. kumamon#K33125

熱気球は見ているだけでもふわふわとかわいくて癒やされますが、「熱気球を飛ばす」「熱気球に乗る」ことは、実際に体験することでしか味わえない魅力があります。コロナ禍が落ち着き、一度は乗ってみたい!と思われたら、ぜひ私たちが運営するPUKAPUKAまでお問合せください。くまモンの気球で空の旅へとご案内します。

編集:はてな編集部


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