トヨタ車&レクサス車解説

トヨタ プリウスとプリウスαを比較!大きさ以外の違いは?

トヨタ プリウスとプリウスαを比較!大きさ以外の違いは?

ハイブリッド車の代表ともいえるプリウスとプリウスα。プリウスをベースにボディを拡大して仕立てたのがプリウスαなので、似ている点も多いのですが、プラットフォームやインテリアを見ていくと違いも数多くあります。
どちらも燃費が優秀であることには間違いないのですが、それ以外にも特徴や強みがそれぞれあります。
今回はこの二台を、様々な観点から比較していきます。

※本記事は4代目プリウス(2015年12月~)に関する内容を含みます。最新モデルの5代目プリウスについては以下の関連記事をご参照ください。

プリウスとプリウスαの違いとは

プリウス

写真はプリウス

プリウスとプリウスαの最大の違いは、見た目からも分かる通り車体サイズでしょう。

プリウスが全長4,575mm×全幅1,760mm×全高1,470mmなのに対して、プリウスαの方は全長4,630〜4,645mm×全幅1,775mm×全高1,575mmとプリウスに比べ一回り大きくなっています。またホイールベースはプリウスの2,700mmに対し、プリウスαは2,780mmと長く室内空間が広く取られています。

この広い室内空間を生かし、3列シートを備え、最大7人まで乗車できるのがプリウスαの最大の特徴と言って良いでしょう。セダンのプリウスと、ワゴンのプリウスα、というのが2台の大きな違いです。

プリウスαのサイズ

全長

4,630~4,645

全幅

1,775

全高

1,575

ホイールベース

2,780

フロントトレッド

1,530~1,540

リヤトレッド

1,535~1,545

最低地上高

145

室内長

1,910(7人乗りは2,690)

室内幅

1,520

室内高

1,220

※単位はmm

エクステリア、パッケージングの違い

スポーティーなプリウス

プリウスは4代目にあたる現行型へのモデルチェンジで新世代アーキテクチャーTNGAを採用。先代よりも低く構えたフォルムを手に入れました。ボディサイドから見るとリヤに向かって伸びやかに引かれたルーフラインがスポーティな印象です。

親しみやすさのプリウスα

一方プリウスαは、先代の3代目プリウスをベースとしています。プリウスよりもボディの上下が厚く、ルーフラインはワゴンらしくリヤまでなだらかに伸びています。リヤゲートは垂直に近い角度で、ラゲージルームの積載効率を最大限に高めています。サイドウインドウはプリウス独特のトライアングルシルエット(三角形のようなデザイン)を継承しており、プリウスシリーズであることを感じさせる造りとなっています。

エクステリアデザインでは、一世代新しく一段と空力性能を高めたプリウスの方が先進的な印象ですが、その一方でリヤウインドウが小さく、後方視界はやや狭くなっています。視界の良さという点ではオーソドックスなワゴンスタイルのプリウスαに軍配があがるでしょう。

インテリアの違い

プリウスαの車内

写真はプリウスα

未来感のプリウス

歴代プリウスは常にその時代の先駆けとなるような未来感のあるインテリアを採用してきましたが、現行型プリウスもその伝統を受け継いでいます。

広さのプリウスα

一方プリウスαの方は開放感のある室内空間で、リビングにいるかのような落ち着いた車内となっています。車内の広さはホイールベースが長く全高が高い分、プリウスαの方が余裕があります。さらにプリウスαでは後席が独立してスライド、リクライニングができるなどシートアレンジも豊富です。

気になる荷室の広さですが、プリウスはモデルチェンジにより荷室容量が446Lから502L(2WD)となり、クラストップレベルの広さになりました。 これに対し、プリウスαは535L(7人乗り仕様は505L)とワゴンならではの余裕のサイズ。またボディ形状の違いからプリウスαの方が荷室の開口部が広く、大きな荷物でも積み下ろしやすくなっています。さらに、プリウスαならフルラゲージモードにしたときは1,000L以上の大容量を確保でき、大きな買い物をする際にも安心です。

走行性能の違い

プリウスはTNGAプラットフォームを採用

トヨタの新世代アーキテクチャーTNGAを採用した現行型プリウスの最大のメリットが走行性能です。軽量、低重心を生かしたハンドリング性能の良さが特徴で、ハイブリッド車=エコカーであることを忘れさせるようなスポーティな走りも味わうことができます

プリウスαの走り

プリウスに比べるとプリウスαはホイールベースが長い上に車両重量が1,400kgを超えることから、ハンドリング性能の点ではプリウスにはおよびませんが、ハイブリッドならではのモーターのトルクを生かした力強い走りは必見です。

さらにプリウスαでは、走行中にクルマの前後の沈み込みに対し、モーターの駆動力を瞬間的に強めるよう制御することで車両を水平に保つ機能があり、荷物を大量に搭載しても安定感があります。

軽快な走りを楽しみたいのであればプリウス、ファミリーカーとしての乗り心地を重視するならプリウスαがおすすめです。

安全設備の違い

プリウス

プリウスは最新の「Toyota Safety Sense」が標準装備となっています。車両や歩行者を検知して衝突を回避するプリクラッシュセーフティは、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせで、これまで難しいとされた自転車(昼間のみ)にも対応しています。

またブレーキの踏み間違いによる衝突事故を防ぐインテリジェントクリアランスソナーには、衝突を感知してブレーキ制御を自動的に行う機能も追加され、より安心感が高まりました。

プリウスα

プリウスαもToyota Safety Senseを標準装備(S“ツーリングセレクション・GR SPORT”を除く)昼間の歩行者を検知するプリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロールにインテリジェントパーキングアシストなど最新の先進装備を満載しています。

燃費の違い

プリウスの燃費

プリウスといえばやはり燃費が話題となりますが、最新モデルではWLTCモードで25.4km/L〜32.1km/Lと1.8Lの小型乗用車としては圧倒的な低燃費を実現しています。

プリウスαの燃費

対するプリウスαの燃費はWLTCモードで20.7km/Lで、1.8Lクラスの三列シート車として考えれば優秀な値といえるでしょう。

値段、グレードの違い

プリウス

それではプリウスのグレードを見ていきましょう。プリウスのグレード構成は大きく分けて「E」「S」「A」「Aプレミアム」の4種類。基本的な走行性能や安全性能は共通で、内装やシートの仕立てが上質になっていきます。

また、それぞれツーリングセレクションを選ぶと、タイヤが215/45で17インチのアルミホイール仕様となります(標準は195/65 R15)。

駆動方式としては、現行型からはE-Fourと名付けられた電気式4WD仕様も選べるようになりました。

プリウスの価格(税込)は2WDで259万7,000円から、4WDでは292万9,000円からとなっています。

4代目プリウスのグレードや当時の価格についてはトヨタ公式サイト内の4代目プリウスのカタログを、最新モデルの5代目プリウスのグレードや価格に関してはプリウス公式サイトでご確認ください。

プリウスα

続いてプリウスαのグレード構成ですが、ベースグレードの「S」と上級グレードの「G」の2種類です。

駆動方式はプリウスと異なり2WDのみで、4WD仕様はありません。5人乗り仕様と7人乗り仕様があり、また走りを重視したGRグレードが用意されています。

プリウスαの税込価格は5人乗りの「S」が275万8,800円から、7人乗りの「S」が296万8,900円からとなっています。

プリウスαは2021年3月に生産終了しました。プリウスαのグレードや当時の価格についてはトヨタ公式サイト内のプリウスαのカタログでご確認ください。

カタログで見ると一見複雑そうに見えますが、基本はベースグレードの「S」と装備を充実させた「G」グレード、それに17インチアルミホイールと前後スポイラーを装備した、スポーティな「ツーリングセレクション」と考えればわかりやすいでしょう。なお、”Lセレクション”という、ベースグレードの「S」の装備を簡略化して値段を抑えたエントリーモデルがあります。

購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法

プリウス

写真はプリウス

最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

プリウス、プリウスαの違い まとめ

ハイブリッドカーという共通点はあるものの、プリウスとプリウスαはプラットフォームや走行性能など違う点も多いので、似ているようで似ていない二台となっています。

軽快な操縦性のプリウス、広い居住空間と落ち着いた乗り味のプリウスα、とそれぞれに個性がはっきりしているのでご自身のライフスタイルと合わせて選択することが大事です。

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