トヨタ車&レクサス車解説

米国で人気のトヨタ カムリをレビュー!日本での人気は?

米国で人気のトヨタ カムリをレビュー!日本での人気は?

トヨタ「カムリ」は日本だけでなく、世界100ヶ国以上で販売されているトヨタのグローバル車です。特に米国では15年連続で乗用車販売台数1位(2002年1月~2016年12月)という記録を樹立するなど、ベストセラー乗用車の座を長く守り続けています。
2017年7月に登場した新型カムリは、新世代プラットフォームを採用したワイド&ローの大胆なフォルム、低燃費かつ気持ちの良い走り、そして快適な居住空間を実現。本記事では、新型カムリの魅力や気になる日本での売れ行きなどを紹介します!

※記事公開時の情報をベースにしており、最新でない情報が含まれる場合もあります。最新の情報については各公式サイトなどでご確認ください。

米国で人気のトヨタ「カムリ」とは

上級ミッドサイズセダン「カムリ」

※上級ミッドサイズセダン「カムリ」WS“レザーパッケージ”(2WD)<オプション装着車>

トヨタ「カムリ」は1980年国内専用モデル「セリカ カムリ」(FR車)として誕生しました。1982年には現在の車名「カムリ」としてFF(前輪駆動)レイアウトを採用し、グローバルで販売を開始。米国での15年連続乗用車販売台数1位獲得(2002年1月~2016年12月)をはじめ、100ヶ国以上の国や地域で販売している「トヨタのグローバルミッドサイズセダン」です。

カムリは米国でもっとも人気のあるモータースポーツのNASCARに参戦しています。2008年にはトヨタとして初優勝を飾るなどの活躍をみせており、「スポーティなセダン」というイメージがあることも人気の理由といえるかもしれません。

日本での人気は?

日本での売れ行きをみると、年間新車販売台数ランキング(軽自動車および海外ブランドを除く)において、2018年が36位、2019年が39位、2020年が43位、2021年が44位となっており、やはり米国での人気が際立つ結果となっています。

2017年7月に登場した10代目となる新型カムリのコンセプトは、「性能」「智能」を突きつめることで「官能」をもたらす心揺さぶる上質セダン。新型カムリは、新世代プラットフォーム「TNGA」を採用したことで、低く流麗なデザイン、意のままに走る操縦性、そして広い居住空間と上質な乗り心地を実現しています。

カムリの外観

カムリ G“レザーパッケージ” (エモーショナルレッド) 〈オプション装着車〉

※カムリ G“レザーパッケージ” (エモーショナルレッド) 〈オプション装着車〉

新型カムリは新世代のTNGAプラットフォームを採用したことで低重心化を実現していますが、機能面だけでなく外装デザインにもそれが良い効果をもたらしています。

グリルが大型化されアグレッシブな表情になったフロントマスクに加え、全高は比較的オーソドックスだった先代よりワイド&ローを強調したスポーティな印象です。

カムリ G“レザーパッケージ” (エモーショナルレッド) 〈オプション装着車〉

※G“レザーパッケージ” (エモーショナルレッド) 〈オプション装着車〉

その一方でルーフの後ろ側を伸ばすことで後席の頭上空間を確保するなど、セダンとして求められる居住性は犠牲にしていないところにデザインの巧みさを感じさせます。

カムリの車内

カムリ ※G (内装色:ブラック) 〈オプション装着車〉

※G (内装色:ブラック) 〈オプション装着車〉

新型カムリでは室内長に直結するホイールベースを50mm延長した2,825mmとしていて、居住性を妥協することなくスタイリッシュなデザインを実現しました。

スポーティなコックピット空間は、部品の小型化やインパネの厚みを抑えたほか、エンジンフードやカウル、ベルトラインを下げることで視界を良くするなど、スポーティかつ広がり感のある空間になっています。

カムリ G“レザーパッケージ” (内装色:ブラック) 〈オプション装着車〉

※G“レザーパッケージ” (内装色:ブラック) 〈オプション装着車〉

前席はヒップポイントが低く設定されており、車の挙動が一層リニアに感じられ安定感のある走りを実感できます。

後席は大人3人が並んでもゆったりと座れる広さを確保。十分な前後席間距離により、後席乗員の膝まわりにもゆとりがあります。

カムリの走り

カムリ G“レザーパッケージ”(2WD) (内装色 : ベージュ)

※G“レザーパッケージ”(2WD) (内装色 : ベージュ)

TNGAプラットフォームを採用した最大のメリットが、カムリのハンドリングです。ボディの重心が低くなり、ワインディングロードでも気持ちよい走りが楽しめるようになりました。

またラック平行式電動パワーステアリングの採用により、ステアリングを切り始める際のレスポンスが軽快に。ステアリングコラムの新開発でさらに剛性が高まり、操舵感が向上しています。

さらにスポーティグレードのWSでは、より応答性の高い操舵フィーリングとフラットな走りを追求したサスペンションチューニングが施されおり、パドルシフトを操ればスポーツドライビングも楽しめます。

カムリの燃費

新型カムリは、日本では従来通りハイブリッド専用車となっています。

燃費は2WDのWLTCモードで24.3~27.1km/L、E-Fourでも21.6km/L。全長5m弱のフルサイズのセダンとして優れた燃費性能を誇ります。

この低燃費をもたらしたのは、最大熱効率41%と高出力を両立したTNGA新エンジン「ダイナミックフォースエンジン2.5」と、進化を続けるハイブリッドシステム(THSⅡ)の組み合わせによるものです。

カムリの安全性能

カムリは最新のトヨタ車らしく、充実した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。以下の先進安全機能がドライバーをサポートします。

  • ぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ / ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」
  • 高速道路のクルージングをサポートする「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)※カーブ速度抑制機能」
  • ついていくをサポートする「レーントレーシングアシスト[LTA]※ドライバー異常時対応システム」
  • 夜間の見やすさをサポートする「オートマチックハイビーム[AHB]」
  • 標識の見逃し防止をサポートする「ロードサインアシスト[RSA]」

さらにペダルの踏み間違いによる衝突被害の軽減に寄与する機能など、安心装備が充実しています。

カムリのグレードと価格

新型カムリのエンジンラインアップは2.5L直列4気筒ハイブリッドのみですが、駆動方式は2WDまたはE-Fourと呼ばれる4WDがそれぞれのグレードで用意されています。

グレード

2WD

E-Four

WS“レザーパッケージ”

447万4,000円

467万2,000円

WS

393万7,000円

413万5,000円

G“レザーパッケージ”

436万4,000円

456万2,000円

G

379万4,000円

399万2,000円

X

348万5,000円

368万3,000円

※価格は税込(2022年7月時点)

エントリーグレードの「X」でも装備は充実していて、走りを十分楽しめるでしょう。しかし上級グレードの「G」になると、内外装の装飾が増えて見た目の印象がグレードアップするだけでなく、オプションの選択肢が大幅に広がります。高級セダンらしい雰囲気を味わいたいのであれば、カムリの「G」グレードがおすすめといえます。

「WS」は「Worldwide Sporty」の略で走りに振ったグレードです。NASCARのカムリと同じデザインのフロントマスクは迫力があります。 GとWSのレザーパッケージはシート生地が本革になるだけでなくカラーヘッドアップディスプレイ運転席助手席のシートヒーターなどの装備が追加され、アルミホイールも18インチにサイズアップされます。

カムリのレビューまとめ

カムリは、セダンだからこそ実現できる気持ちの良い居住性、スポーティな操縦安定性、高いクオリティに磨きをかけたモデルに仕上がっています。米国市場で高い評価と熱烈な支持を受けているのも納得できるでしょう。

もちろん高級セダンだけあって高価には違いありませんが、長く飽きずに付き合えると考えれば、価格以上の価値を感じられるのではないでしょうか。

最後に、購入以外にもトヨタやレクサスの新車に乗れる方法のひとつ「KINTO」についてお伝えします。

KINTO月々定額でトヨタ・レクサス車をご利用いただける(サブスクリプションサービスを展開しています。
※一部取り扱いのない車種がある場合もございます

  • トヨタの新車が対象の「KINTO ONE
  • トヨタの中古車が対象の「KINTO ONE 中古車」最短1ヶ月納車!(東京・愛知・長野で提供、エリア順次拡大中)
  • 電気自動車(BEV)のbZ4Xが対象の「KINTO ONE bZ4X専用プラン
  • レクサスの新車が対象の「KINTO for LEXUS
  • KINTO ONEにアップグレードとコネクティッドを加え、月額料金がリーズナブルになった「KINTO Unlimited

などのサブスクリプションサービスを展開しています。

それぞれのサービスのベースとなるKINTO ONEを中心にご紹介します。

KINTO ONEとは?

KINTO ONEは、車両代金や登録諸費用のほか、自動車保険料(任意保険・自賠責保険)、各種税金、車検費用、正規販売店でのメンテナンス費用がコミコミ定額(※)のサブスクリプションサービス。クレジットカード払いも可能です。

初期費用0円で気軽に乗り始められる初期費用フリープラン(※)」と、 いつでも解約金0円でライフスタイルの変化に対応できる解約金フリープラン(※)」の2つから選ぶことができます。

トヨタの新車は3/5/7年(※)、レクサスの新車は3年の契約期間となっており、契約期間中に割安な手数料で別の車に乗り換えができる初期費用フリープランのサービス「 のりかえGO(法人契約・レクサス車は対象外)」もあります。「KINTO ONE 中古車」では、解約金フリープランのみ、契約期間は2年のみ。 申し込みは全てインターネットで完結できます

※「KINTO ONE bZ4X専用プラン」では、契約期間中の電池性能(10年20万km/電池容量70%)の保証、コネクティッドサービス利用料金も込みのコミコミ定額、最初の4年間は月々定額で5年目以降は段階的に月額が下がります。5年目以降の中途解約金は0円、契約期間は最長10年。

≪関連リンク≫

KINTO ONEサービス内容

KINTO Unlimitedとは?

トヨタとKINTOが2022年12月7日に発表した「KINTO Unlimited」は、前段のKINTO ONEのサービス内容をベースに、車をお届けした後の「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」の2つの付加価値を追加することで車の価値を維持し、その分をサブスクの月額利用料の引き下げに充てることでリーズナブルにKINTOをご利用いただけます。

KINTO Unlimitedは新型プリウスUグレードよりスタートし、2024年1月からヤリス、ヤリス クロスでも提供が始まりました。お客様からの反響などを踏まえて、今後、ほかの車種にも拡大していく予定となっています。

≪関連リンク≫

KINTO Unlimitedサービス内容

充実したカーライフを送るためのひとつの手段として、KINTOを利用してトヨタ車やレクサス車に乗ることも検討してみてはいかがでしょうか?

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